イギリスではこの時期になると、年に一度のPancake day(パンケーキデー)がやってきます。
毎年日にちは異なるのですが、2月または3月の ある火曜日 ということでちょうど今頃ではないでしょうか。
街中のスーパーではパンケーキの材料が格安で売られ、書き入れ時となります。
レストランや学校のカフェテリアでもパンケーキが大人気の一日で、
私の通っていた学校では1プレートなんと1ポンドという安さでした!
なぜPancake dayは生まれたのでしょうか?
実はキリスト教に関する行事のひとつなのです。
復活祭(イースター)までの「レント」と呼ばれる日曜を除く40日間は、罪を償う期間とされています。
中世の時代には肉はもちろんのこと、卵や乳製品も食べることを禁止されていたため、
レントに入る前に家にある全ての食材(特に卵や乳製品)を使って最後の晩餐を、
ということから各家庭でパンケーキを焼く習慣が広まったそうです。
どんな様子かのぞいてみましょう・・・
(BBCニュースより)
イギリスのパンケーキは平べったくて大きいですね。
レモンとシュガーが伝統的なトッピングのようです。
クリスプのソルト&ヴィネガーもそうですが、イギリス人は酸味がお好きなのでしょうか。
更には、フライパンでパンケーキを返しながら走る、
その名も「Pancake race(パンケーキレース)」というイベントまで・・・
(BBCニュースより)
(BBCニュースより)
バンダナにエプロン、スニーカー・・・みなさんの本気度、伝わってきます。
このようなイベントの時も英国紳士はジャケットパンツスタイルに革靴、
そしてボーラ―ハットでキマってますね!
BRITISH MADEでも紳士的なハットが新規入荷していますよ!
日本でも人気沸騰中のパンケーキですが、
こんな歴史的なお話もあるのですね。
さすが、伝統の国 イギリス。
みなさまもイギリスのパンケーキデー、一度は経験してみてください!
青山本店 佐藤