突然ですが、
皆さんはお買い物をされる時どのような基準でモノを選ばれますか?
かっこいい、かわいいもの
流行りのもの
上質なもの
シンプルなもの
個性的なもの
ご自宅のワードローブを眺めていただくと、自分自身がどのような基準でモノを選んでいるのか何かしら傾向や共通点が見つかると思います。
私はというと、2つの共通点に気付きました。
1つは永く使えそうと思って購入したもの
(永く使えそうと思った理由は様々・・・)
もう1つは購入した場所、人、時期に思い入れがあるもの
(そうでないものは手放してしまう傾向があることに気づきました)
前者は、スペック好きの男性的嗜好からくるものと想像がつきましたが
後者に関しては、日頃意識していない為か少し考え深い共通点でした。
どこのお店で、誰と一緒に、だれから購入するか
あらゆるものがネット上で購入できる時代ですし、どうでもよいと言われてしまうかもしれませんが
私にとっては大切なことなのだとひとり自宅で思いふけてしまいました。
思い出深いイベントや楽しい出来事があった際に購入したモノや
とてもステキなお店を見つけてそこで購入したモノは
購入した金額とは関係なく魅力的です。
またどんな時期に、どんなタイミングで購入するかということもモノを購入する1つの大きなきっかけになるのではないでしょうか。
自分の所有物を見返した中でとりわけ思い出深いアイテムの1つがChurch’sのCONSUL
大学卒業を前に、残っていた貯金を全てつぎ込んで購入した思い出の一足です。
今思えばただの見栄っ張りで、英国靴のことなど何も知らないまま購入したのをハッキリと覚えています。
履いて臨んだ卒業式や入社式、友人の結婚式など大切なイベントでは欠かすことなく履いていることもあり
今こうして靴を眺めていると思い返すことがたくさんあります。
想像以上に足に馴染んでしまい、その時自分が大きいサイズを選んでしまったことに気がつきました。
インソール修理でアジャストして今は快適に履いています。
サイズ選びの難しさと大切さを、この一足に教えてもらいました。
たとえどんなにくたびれても、手元に置いておきたい、そう思える相棒です。
しつこいですがもう一点
今のお店に異動した際に購入したGLENROYALのBOOK COVERです。
大切に持ち運んでいるためかわりとキレイですが・・・この1年で若干色が濃くなった印象です。
本を読めば読むだけエイジングしていく気がして、読書の時間が増えましたし、より楽しくなりました。
皆さんもそのような思い出深いアイテムをお持ちなのではないでしょうか?
“モノを買うのではなく、思い出を買う”
その時の思い出、これから積み重ねていく思い出を、1つのモノに刻みこむ
そんな心持ちでお買い物に出掛けてみたら、少しだけモノの選び方が変わるかもしれません。
値段以上の価値をそのモノに見出したとき、その時がモノを購入するタイミングなのでしょう。
思い出を刻み込んでいくには、作りがしっかりしていて永く使えるモノを選ぶべきだと思います。
だからこそ私はシンプルで、上質で、どこか控えめな英国モノに心惹かれます。
私自身、英国のカルチャーや歴史に詳しいわけでもなく英国にあまり関係のない内容になってしましましたが
モノに対する考え方は英国の文化と通ずる部分が在るのではないかと、このブログを書きながら改めて思いました。
新たな出会いを探しに、この週末お出掛けしてみてはいかがでしょうか。
お近くのBRITISH MADEに足を運んでいただければ嬉しい限りです。
名古屋店 三浦