みなさんこんにちは。
BRITISH MADE博多店 近藤です。
本日は「英国のモノコトブログ」。
私の大好きなイギリスの紳士服についてお話をさせて頂きます。
現在我々がスーツと称して見に纏っている紳士服の始まりは、
遡ること1600年代チャールズ2世によって定められた「衣服改革宣言」から来ています。
その内容とは、当時の「コート」・「ヴェスト」・「ホウズ又はブリーチズ」
を男性の宮廷での正装とする、今までの派手な貴族服ではない質素で洗練された
スタイリングを推奨するものでした。
男性と女性の衣服に対する精神が大きく分岐した歴史的にも大きな出来事です。
そしてここから、男性は女性と同じような華やかな装飾のある服装を捨て、
三つ揃いの紳士服と言う存在を限りなく昇華させていきます。
限られた範囲だからこそ、男性はそこに合わせる装飾品にこだわり抜き、
独自の進化「ダンディズム」を構築することができたといえます。
そんな私が紳士服の中で気に入っている装飾品について。
それは”ブレイシーズ”と”ドレスシューズ”です。
ブレイシーズは米国ではサスペンダーと呼ばる礼装における必需品ですね。
英国のスタイリングが好きな私にはスーツの時のブレイシーズは欠かせません。
個人的なこだわりとしては、「スーツにはブレイシーズかベルトレス!」を信条としています。
スタイリングに加えるだけで英国のヘリテージを見に纏っている気持ちになり、
ベルトのような締め付けもないことからパンツのクリースを美しく見せてくれます。
普段は見えない部分なので遊びのある色を持っていきたいですね。
最初は気恥ずかしいかもしれませんが、ぜひ臆せずトライを。
足元はもちろんJoseph Cheaneyのドレスシューズ
ALFREDは社交界で愛されたストレートチップのモデル。
ドレスシューズもスタイリングを決定付ける大切な要素のひとつなので
購入前に気に入ったデザインの背景について尋ねてみるのもいいと思います。
今回紹介した以外にも、英国の紳士服には様々な装飾品やそれに伴う歴史が存在します。
歴史を知ることで、先人たちが築いてきたヘリテージを知り、それを見に纏うことで
継承することができる。
みなさまが英国の紳士服に少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。
https://www.british-made.jp/