こんにちは。丸の内店 小板です。
暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は 私が身近に感じる英国として、ニットのお話をしたいと思います。(暑い)
毎週土曜日は、私たちショップスタッフが「英国」をテーマに各々好きなテーマでブログを更新するのですが、
いざ、自分の番となると非常に悩みました・・・。
そこで、私が初めて、英国製のモノとして購入した、ニットのお話をさせていただきます。
大学1年生の頃、セレクトショップの別注品のGUERNSEY WOOLLENSのニットを購入したのが、私の初めての英国製のニットでした。
購入する時、セレクトショップの店員さんから
「ガンジーセーターの編み模様は、その家の家紋や波模様がモチーフになっていて、作り手によって模様が違う歴史があるんですよ。」
と教えてもらったのを覚えています。
その他にも、漁師の為に作られたディテールの数々等を教えて頂き、非常に気に入り、今でも大切に着ています。
その後、JAMIESONS、INVERALLAN、michael ross 、RICHMOND・・・と英国製のニットにハマっていきました。
そもそも何故、英国は毛織物業が盛んなのか。と疑問に思い、せっかくなので調べてみると、
14世紀までは、ヨーロッパの経済圏の辺境に位置する故、原料羊毛の輸出国であったそうなのですが、
14世紀中頃から毛織物工業が発達し、15世紀後半からは、半農半工の織布工が近隣の市場目当てに行う副業的生産が膨らんでいき、15世紀末にかけて、都市の毛織物工業を圧倒する勢いを見せていたようです。
その後も、商人織元による問屋制支配、東部での大陸亡命職人の影響による、薄手の毛織物の発展等を得て、英国は世界随一の毛織物の産地として名を馳せていったようです。
なんだか、難しい話になってしまいましたが、要するに、昔から人々を魅了するクオリティのニットを生みだしていた。ということだと、私は解釈しています。
本当は、1枚1枚写真を掲載して英国ニットのご紹介をしたかったのですが、生憎、ニット達は、実家のクローゼットで眠っており、写真が取れませんでした・・・(引っ越したばかりで、冬物は置いてきたのです・・・)
ご紹介した、ガンジーの他にも、各ニットメーカーに様々な歴史や背景があり、非常に服好きの心をくすぐるのです。
まだまだ、暑い日が続くので、着用できるのはずっと先なのですが、そろそろ店頭には秋冬物のニットが並び始める頃。
今年のニットの買い足しは英国製のモノをお考えになってみてはいかがですか?