名著のタイトルを強引に捩(もじ)ってみました。
これは果たして大袈裟なのでしょうか。
近年、イギリス国内における法定最低賃金は上昇し続けています。
人件費が安価な国へと生産拠点を移行する流れは、もはや堰き止めようもありません。
およそ10年前には、某老舗ファッションブランドが、ウェールズの工場閉鎖と中国への移転を発表、
これを受けたデモやストライキなどの抗議活動は、やがて皇室や議会を巻き込む事態にまで発展しました。
(余談ですが、2017年現在、中国での生産コストは日米と同水準にまで達しており、「世界の工場」は東南アジア圏へとシフトしています。)
現時点でも、既に稀少な英国製です。
さらに「職人の手仕事に頼った英国製品」ともなると、絶滅という表現も、決して大袈裟ではないように思えます。
かつて産業革命の中心となったイギリスが、この先、
3DプリントやAIなど様々な技術革新に、どう対応していくのか。
気になるところです。