LAVENHAM(ラベンハム)モノ作りの現場 | BRITISH MADE Staff blog

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LAVENHAM(ラベンハム)モノ作りの現場

2017年は私自身にとって、色々な経験を積む事ができました。

1月~6月までは大阪店、7月からは5年ぶりに丸の内店勤務など

多くのスタッフと一緒に働き、そして沢山のお客様とお会いすること

ができた1年となりました。

そして一番大きな経験といえば、9月のイギリス出張。

BRITISH MADEの魅力の一つは輸入代理店直営店舗であること。

GLENROYAL(グレンロイヤル)に、JOSEPH CHEANEY

(ジョセフ・チーニー)、DRAKE’S(ドレイクス)など、私にとっては

馴染みの深いメーカーばかりですが、今回はイギリス出張で足を

運んだ中でも、印象が強かったLAVENHAM(ラベンハム)のモノ作り

の現場をご案内。

 

工場外観

 

LAVENHAM(ラベンハム)の全ての商品はイギリスサフォーク州

サドバリーにあるこちらの工場で生産されています。

 

ショールーム

こちらは工場内にあるショールーム

当然、展示サンプルは全てラベンハム。

BRITISH MADE店内で見る商品もあれば、初めてみる商品も。

店舗とは作りが違う為、同じ商品でも見え方が違って新鮮に

映りました。

 

 

過去アーカイブ

 

そして過去の商品アーカイブ。

一番手前はキッズのラベンハム。

BRITISH MADEでは大人用のみ店舗で販売していた、表地に

リバティーを使用した春夏商品。色違いも含め3色展開でした。

 

キルトマシン1

 

キルトマシン2

生地ストック

 

ラベンハム製品を語る上で、絶対に外せない「ダイヤモンドキルト」

ラベンハム製品に使用されているキルト素材は全てこの機械生産

されています。

出張時に生産していた生地は、毎年人気のファー素材。

針が動くスピードや、機械の音など。

普段見る事のない風景なので、しばらく眺めていましたが・・

ただ生地が出来るだけなのに、見飽きる事はありませんでした。

 

生地カット1

 

生地カット2

 

生地カット3

 

機械で出来上がった生地は、こちらでモデル毎のパーツに

裁断していきます。

生地を何枚か重ね合わせてから、一定の厚みまで圧縮。

その後、裁断マシンが入力されたパターン通りに生地を

カットしていきます。

 

検品1

 

生地カット5

 

裁断された生地は、パーツ毎にまとめられ、縫製前の検品へ

ここからようやくラベンハムの縫製開始です。

製品2

 

製品3

 

製品1

 

製品6

 

スタッズ打ち

ラベンハムではお馴染みのスタッズボタン。

モデル、サイズ毎に決められた場所に機械でスタッズボタンを

取り付けていきます。

 

検品2

 

検品3

そして製品が完成してから、チェック項目に応じて

一枚一枚丁寧に検品されていきます。

 

おばあちゃん

ラベンハム工場の中で一番のベテランの方がこちらの女性。

年齢をお聞きしたところ「81歳」という答が返ってきました・・。

「写真撮らなくていいの?」と言われたので今回は遠慮なく1枚。

ちなみに普段何の仕事をされているかというと、【ダイヤモンドキルト

のステッチほつれの補修】

ただ補修と言っても、一度あいた針穴に再度ミシンを使って、同じ穴に

ステッチを入れ直すという補修。手先が不器用な私には、残念ながら

無理な仕事です。

 

日頃何気なく手にしている商品ですが、1着作るのにこれだけ沢山の

人達が関わっている事を知ると、商品の見方も変わります。

皆さんには少しでも愛着を持っていただけましたら幸いです。

 

【 番外編 】

そしてここにも行ってきました。

サフォーク州ラベンハム村

LVH村

昔からの建物も多く、ゆったりとした時間が流れる雰囲気ある場所です。

色鮮やかな特徴のある家々が印象的でした。

 

創業場所

ちなみにラベンハムが創業した当時の建物がこちら。

今はレストランになっていました。

 

1週間の滞在でメーカーの方々にお会いし、多くの話を聞くことが

できました。日本にいても体験できないばかりです。

また機会があればイギリスに行きたいとは思いますが、次に行くときは

仕事ではなくプライベートで行って来ます。

丸の内店 藤井