ここで質問ですが、ブリティッシュトラッドとはどのようなスタイルのことを指すかご存知でしょうか。よく言われるのは、肩パッドの厚い絞りの利いた逆三角形をしたジャケットを中心としたスーツスタイル。これこそ、まさにブリティッシュトラッドを体言したアイコンのような物と捉える方も多いことでしょう。
柄はグレンチェック、色はグレー、やや素材感と重みあるフラノ生地、ポケットはチェンジポケット。物好きでスーツをかじっている人なら「あーその感じね、わかります」となるような、非常にベーシックなスタイルかと思います。今は夏に向かっている時期なので、こんな重みのある生地や素材は使わないでしょうが、ブリティッシュトラッド=重厚感、クラッシックというイメージがついている部分もあるかと思います。
ではブリティッシュメイドが誇る、ドレイクスは夏にどんなスタイルを提唱するのか。ブログでも何度か取り上げているので、ご存知の方も多いかと思いますが、今期のドレイクステーマはなんとアメリカントラッド。
英国ブランドがまさかアメリカに視野を広げるとは、個人的にそんな驚きを感じたのも事実。イギリス人は自国愛が強いイメージもあり、いまやイギリスを凌ぐ大国になったアメリカへは厳しい目(羨望?嫉妬?)を向けている部分もあるかと想像します。しかし、ファッションのすごいところはそんな垣根を越えて、良いものは良いとされ、それがどんどん拡散されていきます。
ドレイクスが解釈した良きアメリカントラッドはどんなものなのでしょうか。資料を基に読み解いていくと、古き良きアイビーリーガーを好んで着用していた柄や素材感をモチーフにコレクションを構築したとあります。
アメリカントラッドは柄の印象が強く、代表的な物はマドラスチェックやシアサッカーではないでしょうか。大胆にもそれらをドレイクスはコレクションの中心とし展開しています。これには度肝を抜かれました。アメリカを象徴するアイテムを、コレクションのあえて中心に据える。こんな自由な発想があるからこそ、今までにないスタイリングの軽さや、独特の抜け感が生まれるのかと関心せざるおえません。
ジャケットはパッチポケット、シャツはボタンダウン、コットンパンツパンツ、レジメンタルタイ・・・聞くとすべてアメリカンなのに、合わせてみるとそれだけでない独特の雰囲気が出る。崩しすぎず、はずしすぎず、でもど真ん中の王道でもない。今回もドレイクスにしてやられました。そんな新鮮な驚きを味わいに、ぜひドレイクスのポップアップイベントを覗いて見てください。きっと洋服に対する価値観が変わる。それくらいの面白さがあると確信しています。
<Drake’s POP UP STORE>
日時:2018年5月11日(金)〜20日(日)
開催店舗:
BRITISH MADE 青山本店
東京都港区南青山5-14-2 Kizunaビル1,2F
TEL:03-5466-3445
営業時間:12:00-20:00
BRITISH MADE 名古屋店
愛知県名古屋市中区栄3-6-1 ラシック6F
TEL:052-228-6540
営業時間:11:00-21:00
2018/5/11(金)~20(日)までラシックサマーカードフェスタを開催致します。
今回はMIカード社の発行するカードのご利用で、一部ブランドアイテムが10%オフ対象になります。
それに合わせて、恒例のブリティッシュメイドWポイントキャンペーンも同時開催。
こちらは2018/5/11(金)~16(水)までの限定6日間です。
気になる方はお気軽に名古屋店までお問合せください。
青山店 栃堀