今日は湿度がやや高く感じられ、少し息苦しいような気候となっています。街を歩く人の服装も徐々に夏に向けたものになっており、半袖姿の人も多くなってきました。
最近のトレンドを見ていると、ビッグシルエットだったり、一時流行したノームコアの流れであったり、楽さやシンプルさを求めた着こなしに人気が集中している感じがします。
解釈はいろいろありますが、首の詰まった丸首のゆったりめのTシャツに、タックの入ったテーパードのチノトラウザーを合わせる。こんなスタイリングが今っぽい雰囲気なのだと捉えています。
今日のテーマはポロシャツとしていますが、なぜポロシャツにフォーカスするのか。答えは簡単で、ブリティッシュメイドがイギリスブランドを扱うセレクトだからです。
イギリスは夏物衣料のバリエーションが少ないと言われる中で、ポロシャツは春夏のウェアとして広く認知されています。書いている自分もそうですが、正直イギリスの夏服でぱっと思いつくのはポロシャツくらいのもの。ポロシャツ=春夏のブリティッシュスタイル代表と言って相違ないかと思います。
では改めてポロシャツの良い所とはどんな部分でしょうか。少し掘り下げると、もともとポロシャツはスポーツウェアとして使用されていたこともあり、耐久力や機能面で優れているということが大きなポイントとしてあげられます。暑さをしのぐ、汗をしっかり吸い発散する、なおかつ繰り返しの洗濯に耐えられるような耐久力がある、こうした点を満たす為に生地にも工夫がされています。表面に凹凸があり肌との設置面が少なく、程よく密度が荒く、風を通し洗濯にも強い、鹿の子地を採用。着てみるとサラッとしていてストレスが少なく、快適だなと感じることができます。
FRED PERRY - M2 / REISSUES SINGLE TIPPED FRED ¥12,960-(税込)
そして最大の長所として思うのが、襟がついているというところ。同じデニムにTシャツとポロシャツを合わせてみて、品がよく見えるのはポロシャツだと思うわけです。自分自身が好んでポロシャツを着るのは、この品の良さを感じることができるからです。だらしなくなりがちな、夏のファッションを引き締めてくれる良き相棒だと感じています。今年の夏もポロシャツをヘビーローテーションして、苦手な夏を乗り切る覚悟です。
夏になる前に、もしよかったら1枚2枚と試して見てください。きっとあなたもはまるはず。ご来店をお待ちしております。
青山本店 栃堀