イギリスを識るショップが集結した2018年秋のブリティッシュマーケットをレポート。 | BRITISH MADE Staff blog

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イギリスを識るショップが集結した2018年秋のブリティッシュマーケットをレポート。

先週土曜日に開催された秋のブリティッシュマーケットにご来場いただいた皆さま誠にありがとうございました。
夕暮れ時に雨に見舞われましたが、それでも第5回目の開催となった今回も無事開催終了いたしました。

当日は「イギリスに特化したお店がこんなに沢山あったんだ!」とか「ハギスを初めて食べた!」といったお客様のお声がそこら中で聞こえてきたりで、日本のどこよりもイギリスの衣食住が凝縮した空間になったと思います。
毎回毎回ですが、素晴らしいショップの皆様にご出店いただけ今回も最高のショップの方々とご一緒できました。
そんなショップ同士の交流も盛んにあったり、当日はゆるりと時間が流れてゆき、家族、友人、仲間…大切な人と過ごす時間というコーザゴーフというテーマにも沿っていたと思います。

そんな今回のブリティッシュマーケット、改めて当日の写真とショップのご紹介を交えながら振り返ってみます。長文ご容赦くださいませ。

キッチンカーはDEENEY’Sさん、MALINSさん、GRILL 東京さん、さらにお隣さんにイートスペースのご提供もしていただきました。

DEENEY’Sさんはロンドン発のベストサンドウィッチトースティ“マクベス”を堪能できるお店。
スコットランドの伝統料理ハギスを用いて鉄板で豪快にホットサンドを焼く姿は相変わらず食欲を掻き立てられます。
広尾のナショナル麻布にキッチンカーが在中、最近では天王州にDEENEY’S CAFEもオープンされました。
ルックスも最高にお洒落ですし、BGMのセレクトも本当にツボです。
まだ食べられた事のない方からリピーターの方まで、ぜひお店に行って味わってほしいですね。

初出店のMALINSさんは英国お墨付きのフィッシュ&チップスが味わえるお店。
シュリンプも出されていて、フリッター感のあるサクサクの衣がジューシーで美味しいと評判。
車体の可愛さもここ青山界隈では随一目立っていたと思います。

実は普段月曜日と金曜日に本社の前でキッチンカーを出店されていますGRILL TOKYOさん。
メニューも月は魚と野菜、金はローストビーフやハーブチキンといった肉メイン。
スタッフも毎週食べている安心安定の美味しさ。あまりの画力だったので撮る前に食べてしまいましたが、この日はスコットランドに因んで数量限定でラムチョップのご提供も。
ぜひブリティッシュメイドに寄りがてらいかがでしょう。(※月曜日はブリティッシュメイド青山は定休日なのでご注意ください。)

渡辺産業本社ショールーム側のコンセプトとしてはコーザゴーフをテーマに衣食住が集結。

普段は市ヶ谷に店舗を構えるSwan&Lionさん。
イギリスの伝統的な食文化を大切にしながら、添加物や保存料を使用せず本場イギリスのパイを丁寧に手作りしています。
一口食べればフワッとスパイシーな香りと肉の旨味が広がるミートパイが本当に絶品なんですよね。
ナイスキャラでお馴染みのシェフ、イワンさんがBGMで流していたCREEMの“I’m so glad”を鼻歌っていたのは個人的にやったなと思いました。(基本的に自分セレクトにしています。)

横浜のブリティッシュパブFULL MONTYさん。
実店舗ではクラフトビールはもちろんのこと、トラディショナルイングリッシュサイダーが楽しめます。
サイダーというとソフトドリンク感覚に聞こえますがイギリスでは主にりんごの絞り汁を発酵させたアルコールを飲料のことを指します。ラインナップの多くが日本では取り扱いの無いというインディペンデントなサイダー・シードルの専門店。
実店舗のフードも美味しいと評判なので英国パブを日本で満喫したい方はぜひ。土地感覚的には野毛です。

そして、ひときわ目を引いてたのはANEVAYというイギリスのポータブル薪ストーブ“THE FRONTIER STOVE”。
実は前回ベルテントの展示をしてもらったCamping with Soulさんの製品です。

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大人の事情で実際には点火できませんでしたが、ちなみに実際火を焼べるとこのような感じに。
キャンプで見るとそれは本当に良い絵なんですよ。
販売や寄付をした数だけ植林をしているというブランドの取り組みも、取り扱う代表の林業に対する意思を感じさせられます。

ストーリーズでも登場してもらったbrownie and tea roomさんとLondon Borough of Jamさん、どちらも初のご出店。
素朴で普段の日本の生活にも馴染みやすいイギリスの家具や雑資を取り扱ったお店にイーストロンドン発のインディペンデントなジャムが並んだ空間は、イギリスの家を象徴するかのような温もりがありました。

ユニオンジャックのミニテント(おそらくThe Tastemakers製?)も素敵でした。

Antiques Harmonicsさんはイギリスを感じさせる拘りのヴィンテージ雑貨を展開。
日本にはないデザインに惹かれたもの、マーケットで聞いたストーリーに心動かされたものを販売されています。特に今回は白フレッドが珍しい珍しいと好評でしたね!

Kings Roadさんは普段名古屋でミニクーパーを取り扱うお店。
実は何度かブリティッシュマーケットにいらしてくれた事があり、そのご縁もあり今回ご出店していただきました。
普段はMiniですが、今回はグッズがメイン。暖かな雰囲気にひかれて足を止める方も多く、中には名古屋から来られたお客様もいらっしゃったとのこと!

REFACTORY antiquesさんは埼玉県飯能市にある工房と一体となったアンティークセレクトショップ。
今回は9月に届いたばかりのイギリスで買い付けた小家具や雑貨をご用意して頂きました。
そのラインナップにショップの人も驚くばかりでした。
自分は単純な製品の魅力は感じましたが、買い付けという目線でいうとこれだけの製品と数をピックできるお店は滅多にないと伺いました。実店舗も素晴らしい空間なのでぜひ飯能を訪れることを推奨いたします。

ヴィンテージクローズショップはAngie La La Vintageさん、Swallow Equipentsさん、YOUNG SOUL REBELSさんという前回前々回のマーケットでも一際賑わっていたショップにご出店頂きました。

Angie La La Vintageさんはロンドン住んでいたバイヤーさんがイギリスで買い付けたヴィンテージクローズ、アクセサリーをお届けしているお店。バイヤーさんが最も思い入れのあるという1900〜1970年代を中心に、ロマンの詰まったアイテムの数々を展開しています。

Swallow Equipentsさんは代々木上原・東北沢に実店舗を構えるヴィンテージショップ。
ヨーロッパ各地で買い付けたアイテムはトラッドをベースに、ミリタリー・ワーク・民族・宗教といったキーワードを織り交ぜ展開されています。ベーシックでありながらスパイスの効いた、女性らしいスタイリングが魅力です。
個人的には店主さんと今年のフジロックが大変だったという話で盛り上がりました。奇しくもこの日は夜から雨で、JAMES BAYの曲も流していましたね。

YOUNG SOUL REBELSさんは吉祥寺にあるヴィンテージショップ。イギリスで買い付けてきた洋服や、スーベニイル雑貨やアンティークなどを取り揃えています。実は来月11/3(土)にショップはクローズしてしまうとのこと。その後はオンラインショップとイベント出店メインとなるそうなので、気になられた方はぜひ今のうちに。

青山本店では体感式のイベントが充実。

ロンドン在住でSTORIESでも連載していただいている江國まゆさんと、英国の伝統的ティールーム「Juri’s」のオーナー宮脇樹里さんによるトークライブをお招きして、お二人それぞれの「ロンドンでしたい100のこと番外編」と「イギリス菓子の魅力」を語っていただきました。

そのトークテーマの流れから青山店ではWhimsyさんとBrew Teaさんにもご出店頂きました。

Whimsyさんは港区芝公園の古民家を改装し、今のロンドン、今のイギリスをコンセプトに実店舗をオープン。
10代から20年以上生活したイギリスを拠点に、デヴォン州やアイルランドの大自然の中での調理師学校にて、お料理、お菓子、食育、およびオーガニックファーミングを学んだ背景を持たれています。
初出店ですが個人的に何度かブリティッシュマーケットにいらしていたそうで、そんな事はつゆ知らずお声がけした時は驚きました。

Brew Teaさんは2012年にイギリス リバプールでスタートしたティーブランド。
ブリティッシュメイドのイベントでもお世話になっています。
クラシックなブレンドをベースにした拘りの紅茶とスタイリッシュなパッケージ。
ちなみに実店舗は北青山にあるというご近所さん。お店の作りもとても洒落てらっしゃるので喧騒から逃れてホッとイギリスのティータイムを楽しみたい方はぜひ。

トークライブが終了すると…。

江國さんと宮脇さんのトークの影響も確実にあったのか、今までに無いくらいほど青山店大盛況でした。

さらに今回はコスメまで。

Bespoke Herb Gardenさんは「ハーブや野菜、寒天を中心に自然の恵みで肌を健康にする」をコンセプトに創業以来変わらないレシピで愛され続けるサンダース・ペリー化粧品を展開。
イギリスのキッチンで誕生した化粧品は、自然化粧品の先駆けとして日本へ紹介されてきたそうです。
個人的な話ですがノンアルコールのコーディアルを使ってソーダ割りを試してみたんですが、体が芯から温まる感じで健康的で良いですね。

Euro Japanさんは英国のホームフレグランスを中心に、心豊かな生活を送れる商品を展開。
今回はロンドンの新しいブランドもありつつ英国ならではの素敵な香りで彩ってくれました。
キャンプで使っていたのですが「良い匂い!」と友人から本当に評判が良いんですよ。アウトドアにも相性が良いですね。

そして今回は「くまのパディントン」の主人公パディントン ベアのグッズエリアとキッズエリアが併設されました。
絵本を読み聞かせながら子供達も興味津々。ほっこりした空間でした。お母さんお父さんもゆっくり出来ましたらこの上ないです。

こちらは弊店でも取扱のあるUK発のシューケアグッズを展開するLIQUIPROOFさん。
代名詞でもあるLIQUIPROOFを用いた撥水効果のデモンストレーションに加え、実際にお履きのシューズに付与するサービスまで展開。
さらにシューケアサービスを実施しており、革靴好きはついつい目に止まってしまう内容でした。

そしてみるみる内にご予約が埋まっていったグレンロイヤルのワークショップ。
前回から好評でしたブライドルレザーマルチケースを作って頂きました。
今回は別注カラーとして人気の高いグレーもラインナップに加わっていたのもおすすめポイント。
本場のレザーを使って自身の手で作る革小物、中々緊張感があると思いますが、既製品にはない思いが反映されると思います。
作り上げた想いと共にぜひ大事にしてください。

いかがでしたでしょうか。
日本でここまでイギリスを体感できるイベントはそうそう無いと思います。
次回開催に向けて既にチームも動いております。
パワーアップして参りますのでぜひ今からスケジュール空けといてくださいね。
*こんなショップ知っているよなど、東京以外でも開催してほしい!なんてご要望あればドシドシご教示ください。

それではまた会う日まで。
ありがとうございました!

ブリティッシュマーケット 運営スタッフ一同