皆様、こんにちは。いつもブリティッシュメイドのスタッフブログをご覧頂きありがとうございます。
全国的に梅雨入りとなり、普段革靴を履く方には少し気持ちが下がってしまう時期かもしれません。革靴のこと、とりわけお気に入りを履くには億劫になったり、雨履きを用意していても続く続く雨。革靴は本当に休ませられているのだろうかと我々スタッフも同じく頭を悩まされる季節です…。
加えて雨は革靴の天敵。そんな時にこそめげずにしっかりお手入れをしましょう!今回は名古屋店スタッフ 岩倉が普段行っている革靴のデイリーケアをご紹介致します。
磨いていくのは二年半ほど愛用している“JOSEPH CHEANEY (ジョセフ チーニー)”の“HARRY (ハリー)”。端正な顔つきのタッセルローファーでコーディネートにドレスライクなエッセンスを加えてくれるので季節問わず重宝しています。
ステップ1. 磨く前にシューキーパーを
まずは革を磨く前にシューキーパーを入れます。履きジワが入っている部分をしっかり伸ばしてくれます。それによって履きジワの部分にもクリームが入りやすくなります。
ステップ2. ブラシでしっかりホコリ落とし
次に表面のホコリや汚れを落としていきます。コバの部分や履きジワの入っている部分までしっかり入念にブラッシング。*この時に使用するのは中間の硬さの馬毛ブラシがベターです。
ステップ3. リムーバーでクリームを落としていく
以前塗り込んだクリームをリムーバーで拭き取っていきます。ブラッシングで取れなかった頑固な汚れもここで落としましょう。クロスにほんの数滴つけて軽く拭き取るようなイメージでも十分に落ちていきます。全体に満遍なく拭いていきます。*鏡面磨きされた靴であればワックスを落とすためハイシャインクリーナーを使用するのがオススメです。
ステップ4. 新しいクリームを塗っていく。
クリームを落としたら次は新しいクリームを入れましょう。しっかりクレンジングされたすっぴんの状態なので新しいクリームが浸透しやすくなっています。ちなみに今回はジョセフ チーニーとサフィールのコラボレーションクリームを使用。
Point!
指で塗るとクリームの分量を把握できるのと、均一に塗り込むことができます。体温によってクリームが浸透しやすくなるのでオススメです。(職人気分も出ます。)
ステップ5. ブラッシングでクリームを浸透させていく
塗り込んだクリームをさらに浸透させるため、ブラッシングしていきます。 *このときハリ、コシがある豚毛のブラシだと良いです。
ステップ6. 乾拭きで余分なクリームを落とす
ブラッシング後、まだまだ余分なクリームが残っているかもしれませんので、落とすために布で乾拭きしていきます。これでひとまずの工程は終了。仕上がり前と後を見てみましょう。
BEFORE
AFTER
どうでしょう?クリームを入れただけでも艶感が戻ってくるかと思います。日頃のケアならこのくらいで十分かと思います。
そしてここからは靴好きの極みかつ憧れ、つま先部分に美しい光沢感を与える鏡面磨き(シューポリッシュ)です。
とはいえ、人それぞれポリッシュの方法は違うかと思いますので今回は私、岩倉流ということで。
まずはワックスを塗ってベースを作っていきます。層を作るように4、5回これを繰り返し重ねていきます。ポイントとしてはアッパーの毛穴を埋めるためにやや強めの力で。
ある程度ベースが整ったら水を数滴取りクロスを濡らし、微量のワックスを付け磨いていきます。 *この時、タップすれば適量の水が出てくれるハンドラップがあると便利です。(職人気分もさらに出ます)
磨きがひと段落しましたら仕上げに山羊毛のブラシでブラッシング!ワックスが均一に広がり、より艶が出てきます。さて、ここでお待ちかね(?)鏡面磨き前と後を見てみましょう。
BEFORE
AFTER
こちらで完成です!自分流なのでまだまだですが、やはりピカッと磨いた靴は気持ちが良いですね!ブリティッシュメイドでは様々なプロの靴磨き職人の方々に出会える機会があるので色々な方の靴磨きを見て、学んでいこうと思います。
大切な革靴をより長く愛用できるよう、靴磨きを楽しみながら梅雨を乗り越えましょう!メンテナンス方法でもしご不明点などございましたら是非お気軽にスタッフまでお声がけください。
ご覧頂きありがとうございました。
ラシック名古屋店 岩倉
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