前回のブログで紹介させていただいましたが、ただいま青山店はラベンハム50周年を記念したポップアップショップを開催しています。
1Fの雰囲気が大きく変わり、普段ではお目にかかることのできないモデルも多数取り揃えています。ウインドウにはパネルが設置され、ラベンハムの現地工場で撮影された写真が並んでいます。
50周年記念モデルは、タグのデザインがブラックになっていたりと、モダンな印象が際立つ仕様となっています。なのに、敢えてそのイメージからはギャップのある”物作りの現場”にフォーカスした写真を使うのかちょっと気になりませんか?
これはラベンハムが自社生産にこだわっていること、ブランドアイデンティティを忘れていないことを示す意図があります。サフォーク州に根付き、生地から仕上げまでを現地で一貫して行うことのできる工場。元々、ホースブランケットやライディングジャケット、ワーク色の強いアイテムを作り続けていた背景。彼らが誇るこの二つのことを示すには、工場での撮影が一番適していたということなのでしょう。
背中に大胆にあしらわれた、サフォーク州の州花である”Primula Elatior”(プリムラ エラティオール)はサクラソウの一種で、英名は”Oxrip”(オックスリップ)といいます。調べてみたところ比較的早い時期(三月から五月頃)に花をつけ、刺繍のように淡く可憐な黄色の花を咲かせます。この花が咲く頃に、きっと英国の方々も季節の変わり目を意識するのではないかと想像しました。
自然豊かなサフォーク州を象徴する花。それを違和感なくデザインに取り入れるセンスにも感銘を受け、同時に服としての面白さを感じました。
今回ポップアップ期間中にラベンハムを購入いただいたお客様には、この州花をプリントしたキットカットをプレゼントさせて頂きます。実はこのキットカット、日本で馴染み深いですが英国発祥のお菓子なのです。そのおおもとの語源となったのはミートパイと言われており、18世紀まで時代を遡ります。この由来も調べてみると大変面白いので、気になった方はぜひインターネットで検索してみて下さい。
ほんの些細なプレゼントではありますが、お楽しみ頂ければうれしく思います。
今回を皮切りにリブランディングを掲げたラベンハム。今までとは異なるテイストですが、彼らの今後にも注目したくなる素敵なコレクションになっています。ぜひ興味がある方は、店舗やオンラインショップをチェックしてみて下さい。
それでは、今日はこの辺りで。皆様のご来店を青山店にてお待ちしております。
青山本店スタッフ一同
〒107-0062
東京都港区南青山5-14-2
Kizunaビル1,2F
TEL:03-5466-3445
営業時間:12:00-20:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業いたします)