皆さまこんにちは!Drake’s銀座店のNakaです。前回のブログはお読みいただけましたでしょうか。前回のブログではそれぞれのネクタイの生地に合わせて用途をご案内させていただきました。なんとなく理解できてきましたか。この『用途に合わせたタイの選び方』の後編では、定番のネクタイを具体的なシチュエーションに分けて実際にコーディネートをしていきたいと思います。また、私の独断と偏見でこのシチュエーションにはこれが合う!というものをランク付けしてみました。写真のため実際のタイの生地感が分かりづらい時もあるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
それでは前回のおさらいです。
(左から)
Drake’s – Satin Silk Tie¥25,000(税抜)
Drake’s – 50oz Royal Twill Printed Silk Tie ¥23,000(税抜)
Drake’s – Solid Super Repp Woven Silk Tie ¥25,000(税抜)
Drake’s – Fine Woven Grenadine Tie ¥23,000(税抜)
Drake’s – Large Knot Grenadine Tie ¥23,000(税抜)
Drake’s – Silk Tussah Tie ¥21,000(税抜)
Drake’s – Knitted Silk Solid Colour Tie ¥20,000(税抜)
このように左から右に行くに従ってカジュアルな印象のタイになっていきます。もしお忘れの方はこちらのブログをもう一度ご覧ください!
今回用意させていただいたシチュエーションは3つとなり、『フォーマルシーン』、『ビジネスシーン』、『プライベートシーン』となります。私の個人的に好きな順位も掲載します!早速、始めて行きましょう!
【フォーマルシーン】
フォーマルと言っても様々ありますので、結婚式に招待された場合を想定し、タイをご紹介していきます。なお、艶の出方を分かりやすくするために全てディンプルを作って巻いています。もし、実際に使用する場合はディンプル無しでも構いませんし、場面に合わせて調整してください。
第一位
Drake’s – Satin Silk Tie¥25,000(税抜)
やはりフォーマルなシーンに抜群に合うのがこのサテンタイです。きめ細かく、美しい艶がフォーマルなシーンには最適でしょう。スーツはダークネイビーかダークグレーあたりの無地を選びます。フォーマルな雰囲気を出すために、シャツはタイと同様に糸の番手が高くきめ細かいポプリンのレギュラーカラーもしくはワイドカラーを選ぶと良いでしょう。やはり華やかな艶のあるサテンタイはフォーマルのシーンには最適と言えます。
第二位
Drake’s – Solid Super Repp Woven Silk Tie ¥25,000(税抜)
個人的にとても新鮮だったのがこのスーパーレップタイです。サテンタイのようなきめの細やかさはないですが、同様に美しい艶がありました。この生地は見る角度によって大きく色の見え方が変化し、その変化を楽しむことができます。ファーマルの合わせとしてはやや濃いめの色にはなりますが、このような合わせも一つ面白いかもしれません。
第三位
Drake’s – 50oz Royal Twill Printed Silk Tie ¥23,000(税抜)
雰囲気は悪くないのですが、サテンに比べるとやや艶の抑えられた印象になります。どちらかと言うと仕事用のイメージの強い50オンスタイは、あまり華やかな雰囲気はなく仕事に使う方にオススメしたくなります。もし、フォーマルな場面とビジネスの場面の両方で使いたいという方がいらっしゃれば選んでも良いかもしれません。
【ビジネスシーン】
こちらは一般的なビジネスシーンで着用すべきタイをご紹介していきます。ドレイクスでの定番のタイに絞っていますので、今回は無地に絞っています。また、皆様一着はお持ちであろうネイビーのスーツでスタイリングを見ていきます。
第一位
Drake’s – 50oz Royal Twill Printed Silk Tie ¥23,000(税抜)
言わずもがな、ドレイクスの無地と言えばこの50オンス生地のタイです。程よくフラットで、艶を適度に抑えた生地感は、主張しすぎることなく堅実な印象を相手に与えることができるでしょう。このような生地ですので、やはりシャツも番手の高いポプリン等の生地をお選びください。
ちなみに下の写真では同じタイで、シャツをスポーティなものに変えてみました。皆様はどう感じますか。
Drake’s – 50oz Royal Twill Printed Silk Tie ¥23,000(税抜)
ボタンダウンカラーにオックスフォード生地のスポーティなシャツを合わせています。ボタンダウンカラー自体がカジュアルな印象ですし、オックスフォード生地も地厚で凹凸感が強く、丈夫でカジュアルな生地となります。ややドレッシーであるタイとカジュアルなイメージのシャツとのコントラストが強く出過ぎて、少々チグハグな印象になりました。やはり、50オンスタイには番手の高いシャツを合わせることが望ましいでしょう。
第二位
Drake’s – Solid Super Repp Woven Silk Tie ¥25,000(税抜)
次はスーパーレップタイを合わせました。スーツもタイもつるっとしたものを合わせているため、やや凹凸感のあるタイがバランス良く合っています。それぞれのアイテムが持つイメージはきっちりと合わせていますが、それぞれの生地の質感で変化を持たせている良い例だと思います。
第三位
Drake’s – Large Knot Grenadine Tie ¥23,000(税抜)
グレナディンは畏まった雰囲気が和らぎリラックスしたニュアンスに落ち着きます。上のようなドレスシャツで合わせても、ボタンダウンで合わせてもどちらもしっくりくるでしょう。50オンスタイのようにドレッシーな印象でもなく、ニットタイほどカジュアルでもない、ちょうど間のイメージで着用することができます。実際に50オンスタイは締めるとやや背筋がピンと張ったような感覚となりますが、グレナディンは肩の力を抜いて着用することができます。少し、リラックスしたい日にこのタイをお選びください。
その他
Drake’s – Silk Tussah Tie ¥21,000(税抜)
ネップ(毛玉感)のあるシルク100%のタッサータイは写真のようなウール生地のスーツで合わせると、タイの生地だけが際立って見えます。スーツやシャツに対して、あまりにも遊び心が出過ぎて見えますのでこういった場合はあまり相性は良くなさそうです。スーツの生地や、シャツの柄などで合わせられると思ったときだけ着用してみましょう。
もしこのタッサータイを紺のスーツやジャケットに合わせるならば下のように合わせてはいかがでしょう。
Drake’s – Navy Cotton Games Blazer Mk.1 ¥89,000-(税抜)
ウールのスーツではややきっちりとし過ぎているように思いましたので、コットン100%のセットアップを合わせました。コットンスーツもウールのスーツに比べてシワになりやすく、その身体に合わせたシワの雰囲気や春夏らしい清涼感を楽しむことができます。遊び心のあるタイには同様に、生地に特徴のあるものを合わせることで全体が違和感無くまとまりやすいように思います。
と、ここまで来ましたが、プライベートシーンまで辿り着きませんでした。申し訳ございません。最後のシーンはこのブログを延長させていただき、次回で締めたいと思います。次はドレイクスらしくカジュアルでスタイリッシュなコーディネートをご紹介していきますので、それまでしばしお待ちください!
それともしこのブログをお読みになって、疑問点や不明点があればお気軽にお問い合わせください!皆さま今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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