トレンチコートの原型、タイロッケンコート「ヨークシャー」がブリティシュメイドオリジナルウェアで新登場！

イギリスにルーツがあるもの、と聞いて何を思い浮かべますか？

ラグビーやクリケットなどのスポーツ、アフタヌーンティー文化、プディングやスコーンなどの食べ物。他にも、カントリーブーツやキルティングジャケット、キルトスカートなどなど…衣類においてもイギリスがルーツのものが多いですね。

本日ブリティッシュメイドから発売されるタイロッケンコートも、その一つ。

BRITISH MADE – タイロッケンコート「ヨークシャー」　¥88,000（税込）

トレンチの原型ともいわれ、19世紀末のボーア戦争にてイギリス軍将校向けに納品されたコートとして登場し、現代の古着市場ではとても希少です。洋服好きな人から絶大な人気を誇るタイロッケンコートですが、その希少価値や注目度から、意外とお持ちの方も少ないのでは？

そこで今回は発売したばかりのブリティッシュメイドオリジナルのタイロッケンコート「ヨークシャー」の魅力について、スタッフから速報をお届けします！

こちらの「ヨークシャー」は、前回大好評だったオリジナルシャツに引き続き、人気スタイリストの四方章敬さんに監修していただきました。ブリティッシュメイドで商品化するにあたり、コンセプトとして挙がったのは「着るから羽織る」というキーワード。

1970年代のイギリスのタイロッケンコートを原型に作成しており、通常だと金具で二段階止める仕組みですが、軽やかな着心地を実現するにあたって、あえてディテールをそぎ落としたデザインを取り入れていることに、注目したいところ。さっそく、その要点を解説していきます。

１.羽織る・着るのシーンに対応したウエストベルト

ベルトのついたコートを羽織る時に、ポケットにベルトの先をしまうという方もいらっしゃるかと思います。ファッション的なニュアンスとして取り入れることもあれば、ポケットからものを出し入れしているうちに、ベルトが落ちかけてしまう……そのようなシーンを防ぐために、というのもあると思います。

今回のタイロッケンコートは、羽織る想定で作られているため、ベルトを固定できるボタンをベルトの裏面につけるといったアレンジが施されています。

小さなディテールですが、ベルトを着けたまま安心して羽織れるので、快適さに一役買っている重要な仕様だとも言えると思います。

実用性の一方で、ベルトの結び方にもこだわる方へ向けて、ベルトのバランスをより長く調節してあります。ベルトを締めて着た時の、柔らかくもハリのある生地感が生む、縦に落ちるドレープが美しく、その結ぶ所作も上質なコートだからこそ見栄えしてくれますね。

2.シルエットを楽しむためのインバーテッドプリーツ

後ろのディテールもこだわりが詰まっております。こちらも同様に繊細な点ではありますが、プリーツを高めの位置に入れているのが特徴です。

そうすることで、さっと羽織った時にはこのようなAラインに。

そして、ベルトを締めればXラインを生み出してくれます。

単純な解説になってしまいますが、見た目としての変化はとても大きく、どちらも格好良いので着方に迷ってしまいますね。

3.袖のディテールもひと工夫

袖口にも要注目。通常のトレンチにも必ずと言ってもいいほど施されている袖口の幅を調整するスリーブストラップですが、ボタンが二か所あり微調整も可能。さらに絞りたい場合は、ストラップの留める方向を変えていただくことで、多彩な表情を付けることができます。

サイズ展開はS、M、Lの3サイズ。身長172cm、通常Mサイズ着用のメンズスタッフは、袖丈のジャストサイズはSサイズ（ワンサイズ下）を、真冬に着こむ場合を考えるとMサイズをおすすめしています。

そしてこちらのタイロッケンコートが気になるウィメンズのお客様に。袖丈の長さについてですが、152cm ウィメンズの私の場合、Sサイズでもゆったりした着心地ながら、袖のボタンで調節を加えさえすれば、難なくお洒落に着れるサイズ感でしたのでご安心を！普段よりゆったりとしたサイズ感でご着用いただいても、スリーブストラップで調節を行うことで、袖丈の長さを気にせず着こなすことができるのが嬉しいポイントです。

今回、展開している三色のうち、ベージュとネイビーを使って「羽織る、着る」の2パターンでコーディネートしてみました。

まずはベージュのコートから。