THE BEATLESの楽曲たちとの出会いのきっかけをくれた小説家 伊坂幸太郎の魅力 | BRITISH MADE Staff blog

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THE BEATLESの楽曲たちとの出会いのきっかけをくれた小説家 伊坂幸太郎の魅力

BRITISH MADEブログをご覧の皆さま、こんにちは!博多店の清原です!8月に入り7月の暑さを越える日々が続きますがいかがお過ごしでしょうか?この暑さに色白・インドア派の私は屋外に出る時間がめっきり減りました。趣味は読書と映画鑑賞なので色白・インドア派の私です。そんな私がお届けするのは、大好きなTHE BEATLESとの出会いのきっかけをくれた小説家 伊坂幸太郎のお話です。コロナの自粛期間中にアコースティックギターを手に入れたものの、一ヶ月と続かない私ですが、音楽だけは毎日聞いています!毎日AirPodsを装着して涼しい電車の中で過ごせる時間に幸せを感じています!

 

「THE BEATLES」 

英国大好きな皆さまはビートルズとどのような出会い方をしたでしょうか?多分、楽曲は自然とCMや街のBGMとして知っている方も多いでしょう。私とビートルズの出会いは伊坂幸太郎の小説を抜きには語れません。大学生時代、ゼミで仲良くしてくれた先輩がおもむろに薦めてきた本。それは伊坂さんの最初の小説『オーデュボンの祈り』でした。

それまで小説なんて一度も読んだことがなかったですが、20代でペルーのナスカの地上絵を調べに海外まで行っていたカッコいい先輩がいうのだからと、半ば強引なこじ付けで読み進めていった若き日の自分を思い出します。

私が先輩に感謝しているのは伊坂さんのさまざまな作品を時系列で読ませて頂いたことです。彼の作品には毎回魅力的で読んだあとも忘れられない名物キャラクターが存在します。そのキャラクター達が主人公から次回作に脇役、はたまた、脇役だったキャラクターがスピンオフで主役になるところが最大の魅力です。それは彼の作品の出た順番に読まなければ気付かないギミックです。次は、どこで出てくるんだろう。あの時、裏ではこんなことをしていたのか!?と気付くともう止まりません。そこに読み始めたら止まらない伊坂作品の魅力があります。

 

そのなかでも特に好きなキャラクター黒澤が登場する『ラッシュライフ』には私がビートルズを好きになった大切なセリフがあります。

 『ラッシュライフ』で登場する本作の主人公の1人の豊田のセリフ……

 

病院の名は「ビートルズ」だ。
この場合の薬剤師はきっと「ジョージ・ハリスン」で
薬の名前は「HERE COMES THE SUN」だった。

           平成17年 新潮文庫 『ラッシュライフ』 文庫版 P.60引用

 

このセリフを読んでビートルズが気になった私は、当時はレンタルビデオ・CD全盛期でしたのでとにかく片っ端から借りて聞いていきました。そして、伝説のアルバム「ABBEY ROAD」に出会います。


7曲目にその曲がありました。今でもその曲を聞くと、豊田と同じくSONYのウォークマンに入れて毎日聞いていたことが思い出されます。特に印象に残っているのは「Golden Slumbers」から「Carry That Weight」以降の三部作。これらの楽曲と出会った頃の私はちょうど伊坂さんの小説「ゴールデンスランバー」を読み終えたばかりでしたので、当時、このアルバムに対する熱量はかなり高いものでした。


ゴールデンスランバーのビートルズの話は伊坂さんの主観や小説に合わせて話をいじっているので、少し現実と違っている部分はありますが、その部分を含めてとても面白い内容になっているので是非読んでみてください!


© 2021 シネマノーツ

 

もし、小説を読む時間がない方は過去に実写映画も公開されておりますので、そちらをご覧ください!邦画好きの方でミステリー小説系や仙台市内に在住の方には是非見て頂きたい映画のひとつです。主演はTVドラマ『半沢直樹』で有名な堺 雅人さん、ヒロインは同じくTVドラマ『ランチの女王』で有名な竹内 結子さんです!音楽は斉藤 和義さんが担当しているのでとても楽しいですし、話もジョン.F.ケネディー事件をオマージュしていますし、TOYOTAのカローラが出てきたり、最後にはクスっと笑える瞬間もあるので本を読まなくても十分魅力を感じていただける内容になっています。

この映画の監督の中村 義洋さんが作る伊坂幸太郎作品は原作と遜色ない程の面白さなので他の作品も一緒にご覧いただければと思います。個人的には考えさせられる『アヒルと鴨のコインロッカー』とロックを感じる『フィッシュストーリー』がオススメです!


© Movie Walker

                                 

他にも映画『ラッシュライフ』は東京芸大の方々が制作され、私の好きなキャラクター黒澤さんは『ゴールデンスランバー』の主演と同じ堺雅人さんが演じています!

そして、黒澤さんはスピンオフ作品の『ホワイトラビット』で主役の一人として出てきます!ぜひ、映画化されたら堺雅人さんの黒澤を見たいですね!

 

暑さが厳しい今年の夏ですが、クーラーの効いた涼しい部屋で読書や音楽、映画鑑賞等いかがでしょうか?今回、私が紹介した作品を読み終えたり、知っていると思った方はぜひ感想を聞かせてくださいね!

 

店頭でお会いできる日を楽しみにしています。

 

博多店 清原

 

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