8月に開催した第2弾靴磨きワークショップはおかげ様で
大勢の方にお集まりいただくことができました。
2月の靴磨きワークショップでは靴磨きの基礎を講習させていただきましたが、
今回は少しレベルアップをし、つま先やかかとを部分的に『つや出し』することに挑戦して頂きました。
今回のワークショップにあたり、特別講師をお呼びしました。
その方が下の写真の方です。
靴磨きでは有名な『Brift H』の有薗さんです。
有薗さんには実際に靴を磨いてもらったことがありますが、
そのテクニックや気遣いは人を感動させるものがありますね。
なんと有薗さんが靴磨きの講習用にお持ち頂いた靴はCHURCH’Sの『CHETWYND』でした。
しかも、旧チャーチが使用していたLAST 73の貴重なモデル。
現行のCHETWYNDに比べると、ノーズが短く昔ながらの英国靴といった印象で
貴重なモノを拝見させていただくことができました。
さて、今回のワークショップで使用するアイテムはこちらです。
①ブラシ3本
馬毛、豚毛、山羊毛各1本ずつ
②ウエス
白、赤(ネル地)
③Brift Hオリジナル汚れ落とし
④Brift Hオリジナルクリーム
講習はまず靴についた埃や、靴に残ったクリーム、ワックスを落とすところから始まりました。
布を手に巻く方法をレクチャーしてくれています。
この巻き方だけでも靴磨きに大きな差が生まれるんですね。
指と布がずれないようにきつ目に巻く事で革表面に適切な力が伝わり、
汚れの落ち易さやクリームの乗り方が変わってきていました。
皆様、思い思いのシューズをお持ちになっていました。
本当に良い靴ばかりお持ちになっており、1点1点とてもよく手入れがされており感動しました。
赤い布はコットンネル素材できめが細かくワックスを使うつや出しには最適だそうです。
右足つま先⇒右足かかと⇒左足つま先⇒左足かかと という順序でテンポよく磨いていきます。
左足かかとまで磨くとまた右足つま先に戻り、綺麗なつやが出るまで
何度も何度もこの工程を繰り返します。
有薗さんのアツいレクチャーにお客様も真剣に耳を傾けています。
有薗さんのレクチャーによって皆様、綺麗なつやを出すことができていたようです。
真剣に磨いている時の皆様の表情がとても良かったです。
磨き終わりは皆様にちょっとしたプレゼントを差し上げました。
実は英国国旗の爪楊枝は当店スタッフが手作業で作ったオリジナル品です。
今回の靴磨きワークショップでは私たちスタッフ自身も靴磨きに対する基礎をおさらいすることができました。
さらに靴磨きのプロだからこそ可能なテクニックを学ぶことが出来、
開催した私たちも多くの事を学ばせていただきました。
また、靴磨きワークショップは定期的に開催しようと考えていますので
その時はこのブログをご覧の皆様もぜひご参加ください。
心よりお待ちしております。
また、今回講師としていらっしゃったBrift Hの有薗さんに
深く感謝しております。
Brift H WEBサイト