みなさんこんにちは。
いつもBRITISH MADEのブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。
今週の英国モノ・コトブログは博多店の近藤より「私が好きなイギリスの紳士服」
についてお話をさせて頂きます。
少々硬めのお話になりますがご容赦下さい。
17世紀の衣服改革宣言によって生まれた男性独自の美学「ダンディズム」。
女性とは異なる、そぎ落とす美学を昇華させた男性のスーツスタイルは
現在クラシックの回帰が定着し、マーケットとしても成熟しつつあります。
クラシック・定番など”普通”のファッションがクローズアップされているからこそ、
何を着る・なぜ着る を大切にしたいですね。
今回の私の「好きなもの」が皆様の琴線に触れ、少しでもイギリスの紳士服について
興味を持ってくだされば幸いです。
いくつかのポイントに分けてお話をします。
まずひとつめは「プリンス オブ ウェールズ」です。
こちらがプリンス オブ ウェールズのジャケットです。
グレンチェックとも呼びますが、私はこの呼び方のほうが好きです。
英国王エドワード7世が好んで着用していたことからこの呼び名が付きました。
ウェールズの君主、つまりウェールズ公を現すこちらの柄のジャケットを
羽織るだけでも、英国紳士の仲間入りをしたような気持ちになりますね。
本日はタブカラーのシャツをチョイス。
くっと持ち上がったネクタイのシルエットはクラシックな印象になる為
襟元を簡単に演出できるタブカラーは重宝しています。
元々カジュアルなイメージの襟型でしたが、007でダニエル・クレイグが着用し、
ビジネスシーンでも定番化してきていますね。
ネクタイはセミウィンザーノットで。
英国紳士ならウィンザーノットと言いたいところですが、
高校生になり、初めて父に教わったネクタイの結び方で、
形、バランスともに一番しっくりくるため、ネクタイの幅や素材感によって
多少変更することもありますが、大抵この結び方で多いです。
足元はJOSEPH CHEANEYのアルフレッド。
社交界で生まれ、長く紳士の足元を彩ってきたストレートチップのシューズ。
履くときはそのフォーマルさに相応しいスタイリングを心がける為
細心の注意を払っています。
その他にも細々と語りつくせない部分があるのですが、長くなりますのでこの辺りで。
BRITISH MADEでは本日紹介した以外にも、英国紳士を演出する様々な
アイテムがご用意してあります。
越しの際はぜひお試し下さい。
皆さんがご存知の英国らしいスタイリングやご経験も教えていただければ幸いです。
皆様と楽しく英国談義ができることを楽しみにしております。
博多店 近藤