パッキング【packing】とは
山でも街でも旅する(出かける)ためのパッキングは“いかに使うものを選び、使わぬもの省くか”が鍵となるのだと個人的には思っています。
例えば2泊3日の旅行先に本を2冊持っていったとします。朝早く起きて静けさの残る中、宿泊先のロビーやキャンプならチェアーに座り数10分、それを読むのが自分は好きなわけです。読むスピードにもよりますが、よくよく考えればせいぜい1冊しか読みません。読んだ後の余韻もしっかりと味わいたいし…。
到底読み切れないボリュームなのに、なぜ次のことを考えてしまったのかと、巡り巡る思考のなか只々この瞬間思います。
「無駄な持ちものを積んでしまったな。」と。同時に、己に負けたのです。
週末たまたま別のスーパーに訪れて、いつも4つ入りの卵を買うところ、6つ入りを買ってしまい使い切れず、泣く泣く賞味期限を切らしたあの時の気持ちにも似ている気がします。
ゆえにパッキングは重要です。
というところで、アウトドア用のバッグのパッキングというのは結構たくさんあると思うので、今回は普段使っているグレンロイヤルのサッチェルバッグを使った収納をご紹介します。
自分の普段持ち歩いている道具はこちら。
仕事上、必須なガジェット周りも問題なく収納可能。MacBookProも余裕で入る容量です。
余談ですが、大きなバッグにはどうしても心惹かれます。信頼性、安心感、包容感。そういうのをまとめた計り知れないものがあります。
しかもグレンロイヤルのサッチェルバッグは全てフルブライドルレザー製。軽さや撥水性など総合的な機能性には、ナイロンやポリエステルといった化学繊維に軍配が上がると思いますが、やはり本革。とりわけフルブライドルレザーが放つこの品の良さやクラシックさは格別です。
ライトウェイトブリーフケースなど、多彩な提案ができる技術力を持ったブランドのバッグというのも魅力ですね。こちらのサッチェルバッグも自立する佇まいは健在で、個人的には重量感もそこまで気になりません。バッグ自体が軽いのは非常に嬉しいですね。
ただし、前述の通り快適な重量は中身次第という話もございます。
そこで参考になるかは分かりませんがこれだけ実際に入ってますという具合で、荷物をあらためて開封してみました。
作業用のMacBookPro(ケース含む)、雑誌(アーカイブ熟読派です)、急な寒さ対策にドレイクスのパッチワークスカーフ、グレンロイヤルの名刺入れ、フラップ付きの長財布、A6手帳、ポケットシューホーン。iPod兼iPhoneのサブ機。普段使いの必需品はこのくらいでしょうか。人によってはキーケース、メガネケース、マイボトルなどなど小さなアイテムが入ってくると思います。
これらに加えて、PC用のバッテリーケーブルやモバイルバッテリーなど全て収納した状態を別アングルで。
大きなものはメインコンパートメントに、取り出す頻度の高い革財布系はフロントポケットに、といった具合です。マグネットボタン式なので比較的開閉が楽。革が馴染めば馴染むほど開け閉めはさらにスムーズになってくるはずです。
しかし、まだまだ余裕がありますね。パッキングをテーマにした割には使いこなせてない感が否めません。ただお伝えしたいのは、つまりこれだけの容量が入るということです。やはり15インチ、魅力的。今の季節なら、もう1つの防寒対策アイテムとしてあまり重さの気にならない薄手のニットカーディガンなど持って来ても良かったかもと思いました。
そして気になるのはコーディネート面。伝統的で風格ある面持ちのバッグなので、肩肘張ってコテコテにしてもそれはそれで良いのですが
手持ち。
肩掛け。
ご覧の通り。あくまで王道デザインのスクエア型レザーバッグなのでシンプルな服装からどんなコーディネートにも難なく取り入れられます。ドレイクスのコットンオーバーシャツ(気に入りすぎて2着目)やラベンハムのステンカラーコートといった、とにかくよく着るアイテムにもちゃんと合います。ちなみに肩掛け用のショルダーストラップが付属するのでハンズフリーにも、弁当も持参できます。
着回し力、使いやすさにも優れたデザインで、イギリス発スコットランドらしいフルブライドルレザー製のたくましさをもったサッチェルバッグは、グレンロイヤルならではです。
ところで、あまり深く考えていませんでしたが明後日は新元号発表ですね。
個人的には平成最後のポストとなってしまいそうですが、平成最後のというワードがますますフィーチャーされるとなると今さら感慨深いです。
これからの「平成最後のお買い物。」は、ぜひとも心に残る逸品をワードローブに。
それでは。
グレンロイヤルがフルブライドルレザーで仕立てた英国ルーツの学生鞄