真似のできないヘリテージなUK製のペンキ“ファロー&ボール”で彩るDIY。[ブリティッシュマーケットこぼれ話] | BRITISH MADE Staff blog

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真似のできないヘリテージなUK製のペンキ“ファロー&ボール”で彩るDIY。[ブリティッシュマーケットこぼれ話]

皆様、こんばんは。いよいよ明日はブリティッシュ コレクターズ マーケット開催となります。前回のブログでの告知から出店者さまのラインアップがさらに増えて、ますます英国本場マーケットさながらのイベントを南青山の骨董通りで表現できるのではと考えております。

幸い天候も保ちそうなのでぜひ皆様いらしてくださいね。

*ラインアップはこちらの特設ページよりご覧ください。

さて本日はそんなブリティッシュ コレクターズ マーケット開催にあたっての準備レポートのようなこぼれ話をご紹介。前回の春夏のブリティッシュ コレクターズ マーケット開催後、横浜にあるお茶と紅茶と茶器、雑貨のお店 MWL STOREさんより「このテーブルの色良いですね。統一したらより世界観が出て良さそう。」とコメントをいただけました。

我々が普段毎日目にしているなんの変哲もないテーブルだったので、光栄やら驚きもありましたが統一感。たしかにそれはそうだと。では揃えましょう、作りましょう、塗りましょう、乾かしましょうのSTNKの4ステップが決まった今回の流れです。

で、そのテーブルなのですが調べていくとどうやら市販ままではないようでして、ブリティッシュメイドのディレクターがDIYしスタッフと共に塗ったものだということが判明しました。

しかも、イギリス製のペンキで…。

こちらになります。

FARROW&BALL(ファロー&ボール)

Farrow&Ballは、最高品質の塗料と壁紙を熟練した職人が、現在もひとつひとつ丁寧に製造している英国のペイントメーカーです。最高級の顔料を使用し、一般的な塗料と比較して30%以上多く顔料を使用していることが、発色のよさと色の深みを出す理由なのです。

壁紙も印刷ではなく、Farrow&Ballの塗料を用い、伝統的なプリント技法で他に類を見ない美しい壁紙を実現しています。時代に流されず、最高の素材と昔から続く手法だけを使って塗料を作ろうという情熱が、真似のできないものづくり、そしてこだわりの品質へとつながっています。

https://www.farrow-ball.jp

ペンキの後ろにあるのがテーブルの天板です。つまり、MWL STOREさんは什器の良さというよりも、このイギリスらしいヘリテージな色味を見抜いたのだなと直感しました…。目にしていてなんとなく馴染むなとは思っていましたが、まさかUK製の色だとは思いませんでした。なんたる審美眼。

というわけで、まず色を探すわけですが

昔のオーダーから同じ色品番だろうものを試したのが写真の明るいものです。どうやら違うようだと…。色選びから難航です。最終的にこちらのカラーにしました。

(毎度思うのですがイギリスブランドのカラーネームはお洒落です。)

というわけで塗っていきましょう。今回私含め3名で塗りましたが、ペンキ塗りは初です。

攪拌(かくはん)も都度都度しっかりしました。覚えたばかりのワードですが。

蓋の留め具さえもお洒落に見えます。まさに職人による職人のためのペンキ。

そして塗るのは

この無垢な天板。

さっそく(UK色に)塗ります。

天板だしたっぷり目で引き延ばしでガシガシ塗っていきます。

はい。

綺麗。

脚となる組み立て式のパーツ。塗りが甘いところは2度塗りで。なんだかこだわりが出てきます。

塗り終え。

人生初の「ペンキ塗りたて」を書きました。

乾いてみるとちょっと薄いかも??もしや今持っているのは経年変化したものでは?様々な憶測がスタッフの中で飛び交いましたが色選びの難しさを痛感しつつも、やはり手作りを通したことで愛着が湧いてきました。

(追記:後日拡販が足りないのでは?とのご指摘をいただきましたので、二度塗りしてみようかと思います!)

やはり月並みではありますが、丁寧に自分なりに何かを作ってみるということは時間が掛かりますが良いですね。

エイジングといえば。

ペンキが滴るこの姿さえどこか誇らしい。使い続けているレザーシューズやレザーバッグのストーリーと同じような感覚ですね。工作はしたことありますが、個人的には初めてのクラフトワークだっただけに、印象に残りました。

こちらのテーブルはブリティッシュ コレクターズ マーケットの什器として活躍しますので、気になられた方はぜひスタッフにお声がけください。

こぼれ話が過ぎましたが、明日は皆様のご来場を心よりお待ちしております!

■ 開催概要

日時:2019年10月27日(日)10:30〜17:30
会場:BRITISH MADE 青山本店および隣接会場(渡辺産業ショールーム)
東京都港区南青山5-14-2 Kizunaビル1,2F

別会場:STUDIO TENORAS 東京都港区南青山5-13−9
Tricker’s 青山店 東京都港区南青山5-4−27 バルビゾン104 1F

特設ページ:https://www.british-made.jp/topics/britishmade/201909270035655