梅雨の季節に質実剛健なカントリーシューズを|ジョセフ チーニー“エイボン C” | BRITISH MADE Staff blog

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梅雨の季節に質実剛健なカントリーシューズを|ジョセフ チーニー“エイボン C”

博多店のある九州では一足先に梅雨の知らせがあり、連日、雨が続いています。

皆様は雨の日用のシューズといえばこれ!といったものはお持ちでしょうか?

天候を気にせず着用できる雨に強い革靴は、強い味方となってくれます。ジョセフ チーニーの中ではミリタリーシューズの“ケンゴン Ⅱ R”が絶大な人気を博していますが、本日ご紹介する一足は、それに次ぐ人気の一品。

JOSEPH CHEANEY - AVON C ¥81,400(税込)

アッパーにグレインカーフ(シボ革)を使用した、ジョセフ チーニー定番の外羽根式フルブローグのカントリーシューズ“エイボン C”です。英国靴らしいクラシックなラウンドトゥと大きめのブローグが特徴。程よいボリュームを備え、やや面長なノーズバランスの12508ラストでスタイリッシュに格上げする、当店でも人気の高いシューズ。

 

“ケンゴン Ⅱ R”とも共通点の多い“エイボン C”ですが、なぜ雨の日に強い革靴なのか?を3つのポイントで解説します。

そのポイントとは…。

 

1. 雨に強いアッパーの素材

2. 耐水性・グリップ力の高いソール

3. 耐水性や防塵性に優れた優れた製法を採用

 

以上の3つになるかと思います。早速この3つのポイントに沿って“エイボン C”の魅力をご紹介していきましょう!

 

1. 雨に強いアッパーの素材

“エイボン C”のアッパーにはグレインカーフが使用されています。グレインカーフとは主に、シボ(エンボス)加工が施された革のことを言います。つまり、牛革に型押しや薬品による収縮などによって凸凹を施しているものとなります。表面に凸凹があるのが特徴で革が厚いため、雨が浸透しにくいのが大きなポイントです。(ただし、雨が浸透しにくいとは言っても、水を通さないわけではありません。)

そして雨の日の悩みといえば、雨ジミ…。これが気になって、雨の日に革靴を履くのをどうしても避けがちになります。これを目立ちにくくしてくれるのが、グレインカーフの凸凹。その陰影が、雨ジミから生まれる色むらさえもエイジングとしていい味を出してくれます。個人的に雨の日を見越して履くなら、おすすめのカラーは補色のしやすいブラックです。メンテナンスのしやすさはもちろん、色の変化も気にせず履くことができるのは嬉しいですよね。

 

2. 耐水性・グリップ力の高いソール

雨の日に気になるのは他にも沢山あります。例えばソールからの水の浸透、そして路面の滑りやすさです。

“エイボン C”はコマンドソールを採用しています。機能性として、雨に濡れた路面での高いグリップ力と安定性、そして耐久性を兼ね備えています。つま先側1.5㎝、ヒール部分2.8㎝ほどの厚みのある屈強なラバーソールはサイドビューのデザインから、タフな印象を与くれます。

コマンドソールは軍用、登山靴にも採用されるほど。雨の日は滑りにくく、タウンユースやゴツゴツした石畳みなどにも安心して履くことが可能です。その上、耐久性も強いため、なかには10年間履いて1度しかソール交換していないという方まで!まさに晴れた日も雨の日も、全天候型で長く付き合える革靴の特徴的なディテールでしょう。

 

上記2つのポイント(アッパーとソール)が雨に強いものなら、もうこれ大丈夫では?と思う方もいらっしゃると思いますが、実は次のポイント、靴を作る製法が一番大事な部分になります!

 

3. 耐水性や防塵性に優れた優れた製法を採用

このポイントは、少し細かいお話。

ジョセフ チーニーが採用しているグッドイヤーウェルト製法は比較的、雨水などが浸透しにくい作りになっています。注目すべきはステッチの箇所。例えばマッケイ製法の革靴はソールとアッパーが直接縫われているため、針穴が中敷まで貫通しています。そのため、縫い糸に防水加工を施しても、穴が空いていれば、どうしても水の浸透を防ぐことはできません。

対して“エイボン C”に採用されているグッドイヤーウェルト製法の靴は、ソールのステッチがウェルトに縫われているので、直接、ソールから靴の内側には針穴は貫通せず、そこから水が浸透するということもありません。

しかし、それだけではウェルト周りからジワリと水が染み込んできそうですよね。そこでスプリットウェルトを採用することでより、水の浸透を防ぎ、雨の日に最適な仕様になるというわけです。このウェルトの部分に関しては、同じような防水性と防塵性を持っていても、ミリタリーシューズやドレス寄りのシューズなどで仕様が違い、その違いに気がつくとまた自分のシューズに愛着がわき、長く履きたいと思えるかも知れません。

 

さて、3つの要素を併せ持った“エイボン C”の魅力はいかがでしたでしょうか。

実は、一時、在庫のなかったこちらのモデル。今ならサイズもご案内することができますので、雨の日用にと迷われているなら、是非お試しください!憂鬱な梅雨も、足元を変えるだけで気分良く過ごすことができますよ。

 

さて、ここからはオススメのスタッフコーディネートをご紹介します。

JOSEPH CHEANEY - AVON C ¥81,400(税込)

DRAKE’S - COTTON OVERSHIRT ¥48,400(税込)

BLACKHORSE LANE ATELIERS - NW1-I76 RELAXED STRAIGHT JEANS 13oz ¥39,600(税込)

今回合わせたのは、ドレイクスのオーバーシャツ、その下にはマカラスターのニットポロシャツを重ねました。春夏に適した清涼感あるホワイトデニムは程よいリラックス感があり、足元にやや面長なエイボンCを合わせることで上品さとカジュアルさを兼ね備えたコーディネートに。

MACALASTAIR - KNIT POLO SHIRT ¥22,000(税込)

足元はそのままに、オーバーシャツをニットジャケットに変えて、ビジネスカジュアルとしても。

“エイボン C”は、外羽根式フルブローグにラバーソールといった一般的には定番のカントリーシューズなのですが、実は上品なウールのパンツや、ジャケパンスタイルとも相性が良く、店頭で実際に試着されて気に入られる方も多いモデルです。これから気温が上がり、ポロシャツ1枚で出かけられる気候になった際も、こういったきれいめなコーディネートにも“エイボン C”は違和感なく合わせることができます。是非店頭にてご試着くださいませ。

 

左からJOSEPH CHEANEY - AVON C ¥81,400(税込) COL:ALMOND

JOSEPH CHEANEY - MALVERN C ¥80,300(税込)

JOSEPH CHEANEY - ALFRED R ¥78,100(税込)

今回ご紹介した“エイボン C”以外にも雨の日に強いモデルがございます。これから梅雨に活躍してくれるラバーソールのモデルは、またの機会に!気になった方は、お気軽にお問い合わせください。お客様に最適なモデルの提案をさせていただきます。博多店のInstagram(@britishmade_hakata)でも随時おすすめのモデルを随時更新予定なので、是非チェックしてくださいね。

 

また、梅雨といえば先日、ケアサービスにお持ちになったお客様の革靴は雨用とのことで、普段より汚れが気になってると仰っていました。革靴のケアというとアッパーに目を向けがちですが、この時期は先程ご紹介したウェルト近くに目を向けたコバ補修もおすすめ。コバは靴の輪郭でもあるため、汚れていたり、くすんでいると靴全体の雰囲気がぼやけた印象になってしまいます。そこをケアする事で、全体が引き締まり、革靴の美しさが際立ちます。

博多店では、現在、5月31日までの期間限定でアッパーとコバ補修のケアサービスを無料で行っています。また、有料でのスタンダードケアや、ハイシャインに関してもいつでもお承りできますので、ぜひお仕事帰りや、博多にお立寄りの際はお持ちくださいませ。詳しくは、お気軽に博多店スタッフ、または博多店のInstagram(@britishmade_hakata)のDMでもお待ち致しております。

 

皆様のご来店お待ちしております。

 

BRITISH MADE 博多店 河野

 

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