ストリートアートの街、イーストロンドンのShoreditch | BRITISH MADE

ロンドンカルチャーショック ストリートアートの街、Shoreditch

2018.06.13

日本から2週間ぶりにロンドンに戻ってみると、すっかり初夏の雰囲気になっていました。
夜の9時頃、ようやく夕暮れがやってきます。

さて、今回はShoreditch(ショーディッチ)のストリートアートをご紹介します。
以前Brick Lane(ブリックレーン)付近に住んでいたこともあり、イーストロンドンの特にShoreditchはロンドンの中でも好きなエリアの一つです。お洒落なお店や人が沢山いて、ふらっと散歩に出かけるだけでも、とても楽しめるエリアです。またOvergroundのShoreditch High Street駅付近からBrick Laneにかけては、ストリートアートがそこここに描かれていて、様々な作品を見ることが出来ます。

道の壁に絵を描くなんて、日本ではただの迷惑な落書きと捉えられてしまいそうですが、かなり見応えのあるものもあり、ここまで行くとアートの領域です。沢山描かれているので、厳選してご紹介します。
こちらはBrick Lane付近の写真です。直接壁に描かれているものから、紙を貼っている構成されているもの、はたまた粘土で作ったのか、半立体のものまで!悪戯心のあるものも。様々なストリートアートが溢れています。

こちらの写真はBrick Laneの通りを少し外れたところにある、Nomadic Community Gardensという公園内の写真です。ストリートアートという概念を遥かに超えた大きさに驚きました。
またこれらのストリートアートは時と共に少しずつ変化していきます。
この2枚の写真は同じ場所を撮影したものですが、上の写真が2ヶ月前に、下の写真がつい最近撮影したものです。よくよく見ると、少しずつ絵が足されているのが分かるかと思います。
また一度、ストリートアートを強力なスチームクリーナーで清掃しているところを見かけた事があります。驚くほど綺麗に、跡形もなく絵が消えていっていました…。この地域では許可の無い場所に絵を描くのは違法だそうで、もしかしたら許可の出ていない場所だったのかも知れません。

ある時は、このストリートアートすごく素敵だなあ!と思って次その道を通ると、別の絵がかぶせて描かれている事もありました。ストリートアートの寿命とでもいえば良いのでしょうか。永遠ではなく、出会いのような印象を受けます。

最後に、ストリートアートと言えばBanksyが有名ですが、Shoreditch付近にも一つBanksyの絵を見れる場所があります。こちらの絵はかなり丈夫なガラスで保護されていたので、無くなる事はなさそうです。
ストリートアート好きな方は是非一度行ってみて下さい!

Nomadic Community Gardens
住所:83 Rivington St, London EC2A 3AY
nomadicgardens.weebly.com
Photo&Text by Reiko Wakai

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若井玲子

若井 玲子

北海道札幌出身。ファッションフォトグラファー。
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。都内スタジオ勤務後フォトグラファーの助手を経験。
2014年フォトグラファーとして独立後、2017年よりロンドン在住。現在は広告、雑誌、CDJKなどファッションを中心に活動中。

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