祝・ストーンズ展、日本上陸! 再発見も楽しいライブ&ソロ再発。
いよいよ3月15日より「Exhibitionism – ザ・ローリング・ストーンズ展」が東京TOC五反田メッセ にてスタートします。 50年以上の人気を誇る彼らの企画展は、2016年4月、ロンドンを皮切りに、ニューヨーク・シカゴ・ラスベガス・ナッシュビル・シドニーと、世界各地を巡回してきました。メンバー自らセレクトした、500点以上もの貴重なアーカイブが展示されるという、バンド史上初の大規模な企画展です。 今回は、このストーンズ展のタイミングに合わせて、新たにリリースされるふたつのアイテムに触れてみます。
まずひとつめのアイテムは、DVD&Blu-ray『ヴードゥー・ラウンジ・イン・ジャパン1995』(ユニバーサル。3月15日リリース)です。
まあ、解散手前までこじれた長期の休眠から目覚めたばかりだったので、リハビリは必要でしたし、仕方がないと言えばそうだったのですが、再始動後2度目の来日となったこの『ヴードゥー・ラウンジ』ツアーでは、ギター先導によるワイルドなグルーヴを取り戻しはじめたようでした。選曲も、お約束の代表曲は押さえつつ、直近のアルバムの妖しげなコンセプトを踏襲した展開です。こちらはそのアルバム『ヴードゥー・ラウンジ』の収録曲のビデオです。今回のライブ映像でも演奏されています。
そして、ふたつめのアイテムは、キース・リチャーズが1988年に発表したソロ・デビュー・アルバムの30周年を記念したリイシュー盤、『トーク・イズ・チープ』限定盤デラックス・ボックス・セット(輸入盤。3月29日リリース)です。
結局、キースもこのソロ活動によって、課外活動を楽しみたいミックの気持ちが少しは分かったそうです。結果として(まあそれだけが理由ではなかったんですが)ストーンズはのちに晴れて活動を再開させ、今日まで、現役のまま、日本で企画展が見られるまでの活躍ぶりで存続してきたのです。
バンド作品とソロ作品を一緒に紹介したなんて、万一ミックとキースに知られたら、ちょっとムッとされるかもしれませんけど、まあ、おめでたいタイミングなので、勝手に許してもらえると信じます(笑)。
ということで、ストーンズ展と、ふたつの関連アイテム、ぜひチェックしてください。ではまた!
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内田 正樹
エディター、ライター、ディレクター。雑誌SWITCH編集長を経てフリーランスに。音楽をはじめファッション、映画、演劇ほか様々な分野におけるインタビュー、オフィシャルライティングや、パンフレットや宣伝制作の編集/テキスト/コピーライティングなどに携わる。不定期でテレビ/ラジオ出演や、イベント/web番組のMCも務めている。近年の主な執筆媒体は音楽ナタリー、Yahoo!ニュース特集、共同通信社(文化欄)、SWITCH、サンデー毎日、encoreほか。編著書に『東京事変 チャンネルガイド』、『椎名林檎 音楽家のカルテ』がある。