UKの空手歌姫、降臨!!
今年も“フジロックフェスティバル ’19”が7/26、27、28に新潟県湯沢町苗場スキー場にて行われます。これまでもUKの女性シンガーについて書いてきたので、今回はフジロック出演のUK勢の中から、26日に出演するシンガーソングライターのアン・マリーに注目してみます。その後、ショーン・ポールと共にボーカルを務めたクリーン・バンディット2016年リリースの「ロッカバイ」が、全英シングル・チャート9週連続1位を飾りました。
彼女の勢いは止まることなく、英国レコード産業協会(BPI)主催の「BRIT Awards 2017」ではブリティッシュ・ブレイクスルー・アクトを含む4部門にノミネート。さらには長年の友人であるエド・シーランのヨーロッパ・ツアーでオープニング・アクトに抜擢され、昨年にはマシュメロとのコラボ曲「Friends」が全英シングルチャートで最高4位、USビルボードチャートで11位を獲得。この曲の動画再生回数はすでに7000万回を突破しています。
日本の公式webに書かれているキャッチフレーズは、ズバリ「UKの空手歌姫」。ノリの良いエレクトロ・ポップ、キュートなルックス、「ありのままの自分らしさを受け入れて」と訴える真っ直ぐで飾らないキャラクターとリリック。残念ながら私はまだ彼女のライブを生で観ていませんが、こうした魅力の数々からも、すでに日本でも多くの女性リスナーの共感を得ている状況は大いに納得です。ぜひチェックしてください。
彼女の他にも、今年のフジロックには、人気DJのジョナス・ブルー、UKジャズの注目株 コメット・イズ・カミング、ロック勢からはザ・ウォーターボーイズ、さらには話題のジャズ・ファンク・バンド、マタドール!ソウル・サウンズらが出演します。こちらもぜひチェックを。
それではまた!
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内田 正樹
エディター、ライター、ディレクター。雑誌SWITCH編集長を経てフリーランスに。音楽をはじめファッション、映画、演劇ほか様々な分野におけるインタビュー、オフィシャルライティングや、パンフレットや宣伝制作の編集/テキスト/コピーライティングなどに携わる。不定期でテレビ/ラジオ出演や、イベント/web番組のMCも務めている。近年の主な執筆媒体は音楽ナタリー、Yahoo!ニュース特集、共同通信社(文化欄)、SWITCH、サンデー毎日、encoreほか。編著書に『東京事変 チャンネルガイド』、『椎名林檎 音楽家のカルテ』がある。