こんにちは、川合亮平です。
僕はよくわからないのですが、日本は今、ちょっとしたミステリー・ブームなんですかね?
なんとなくそんな気がしてるんですが。
ただの気のせいかしら。
まあ、どちらにせよ、(英国)ミステリーは、
ここ数年、僕自身のマイブームであることに変わりはありません。
今日は最近観た英国ミステリー映画を紹介します。
『Enola Holmes エノラ・ホームズの事件簿』
ワーナーブラザーズ製作で、もともとは劇場公開用作品だったとのこと。
でも、コロナの影響でその道を断念し、最終的にNetflixが配信権を獲得した、という背景があるようですよ。
いわゆる“Netflix印”になってるんですが、本質的には、そうではない作品ですね。
エノラ・ホームズって誰?ということですが、
エノラさんは、かの有名なシャーロック・ホームズの妹です。
「え!シャーロックに妹がいたの!?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
シャーロック・ホームズ原作(コナン・ドイル作)で、エノラさんの描写があるかどうかは定かではないのですが、
この『エノラ・ホームズ』シリーズはいわゆる“パスティーシュ”、つまり、元祖の原作者以外の手によって描かれる模倣作品の類です。
これから紹介する映画は2020年製作ですが、映画の元となっている書籍『エノラ・ホームズ』シリーズは、2006年から2010年にかけて、5作品が刊行されています。
作者はナンシー・スプリンガーさん。アメリカ人の方です。
理由は定かではありませんが、イギリス独特の、またはシャーロック特有の、“重々しさ”はこの作品には皆無です。
カラッと爽やかで、全体的に明るい仕上がりになっています。
ユーモアも良い感じ。
全体を貫く「自分の未来は自分で創る!」というメッセージが心地良く、後味が良い作品。
コスチュームとかちょっとした小物、建築、ロンドンの街の景観、文化など。
“時代モノ”を観たときに味わえる、現実逃避感がこの作品でも存分に味わえます。
個人的には、ヴィクトリア朝時代のロンドンの景観・文化って、なんとなくホッとする、というか落ち着く感覚を覚えます。
ヴィクトリア朝時代が設定の映画といえば、
2019年公開の劇場版『ダウントン・アビー』もとってもおすすめですよ。
主人公エノラ役のミリー・ボビー・ブラウンさん。
難しい役を見事にこなされていると感じました。
とってもチャーミングな方。
僕は未見なんですが大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス』で一躍有名になった俳優さんのようですね。
どことなくナタリー・ポートマンさんに似てると思うのは僕だけかしら。
そして、エノラのお母さん役、イギリスを代表する俳優の一人であるヘレナ・ボナム=カーターさんの存在感も期待通りでした。
この映画のロケ地としては、ハートフォードシャーのAshridge Woodland(アシュリッジ森林地帯)、シュロップシャーの貴族屋敷 Benthall Hall(ベントホール・ホール)などが使われたようです。
ちなみに2:
今回の映画化を受けて、2010年から刊行がなかった原作本シリーズも新刊が発売になるようですよ。
2021年8月発売予定。
ちなみに3:
ティーンエイジャーの女性が主人公の爽やかなミステリー映画作品(しかも製作会社もワーナーで一緒)、という括りでこんな作品もあります。
『ナンシー・ドリューと秘密の階段』
原作は有名書籍シリーズ、明るく楽しくポジティブなメッセージ性がある、など、エノラ・ホームズとナンシー・ドリューは共通点が少なくないです。
ナンシーの映画も最近観たんですが、面白かったですよ。
40代の日本人男性は、完全に対象外の視聴者だと思うけど、それでもしっかり楽しめた!
今回の記事では、
爽やかな英国ミステリー映画『Enola Holmes エノラ・ホームズの事件簿』を紹介しました。
(良い意味で)軽いタッチで楽しめる作品だと思います。
僕個人的には、世界観がとっても気に入ったので、続編を期待しているところです。
今の所、公式発表等のニュースはなさそうなので続編があるかどうかわからないのですが。
ともかく、英国ミステリー最高です。
良い作品があったら、またどしどし紹介しますね。
別に頼まれなくても。
川合亮平でした。
僕はよくわからないのですが、日本は今、ちょっとしたミステリー・ブームなんですかね?
なんとなくそんな気がしてるんですが。
ただの気のせいかしら。
まあ、どちらにせよ、(英国)ミステリーは、
ここ数年、僕自身のマイブームであることに変わりはありません。
今日は最近観た英国ミステリー映画を紹介します。
『Enola Holmes エノラ・ホームズの事件簿』
ワーナーブラザーズ製作で、もともとは劇場公開用作品だったとのこと。
でも、コロナの影響でその道を断念し、最終的にNetflixが配信権を獲得した、という背景があるようですよ。
エノラ・ホームズって誰?ということですが、
エノラさんは、かの有名なシャーロック・ホームズの妹です。
「え!シャーロックに妹がいたの!?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
シャーロック・ホームズ原作(コナン・ドイル作)で、エノラさんの描写があるかどうかは定かではないのですが、
この『エノラ・ホームズ』シリーズはいわゆる“パスティーシュ”、つまり、元祖の原作者以外の手によって描かれる模倣作品の類です。
これから紹介する映画は2020年製作ですが、映画の元となっている書籍『エノラ・ホームズ』シリーズは、2006年から2010年にかけて、5作品が刊行されています。
作者はナンシー・スプリンガーさん。アメリカ人の方です。
エノラ・ホームズの事件簿 3つの魅力
魅力その1:明るく・ポジティブなメッセージ!
この映画の製作会社が米のワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズだからなのか、または、原作小説の著者がアメリカ人のナンシー・スプリンガーさんだからなのか、理由は定かではありませんが、イギリス独特の、またはシャーロック特有の、“重々しさ”はこの作品には皆無です。
カラッと爽やかで、全体的に明るい仕上がりになっています。
ユーモアも良い感じ。
全体を貫く「自分の未来は自分で創る!」というメッセージが心地良く、後味が良い作品。
魅力その2:ヴィクトリア朝が素敵!
シャーロック・ホームズの時代設定はヴィクトリア朝ですが、この映画でもヴィクトリア朝が丁寧に表現されています。コスチュームとかちょっとした小物、建築、ロンドンの街の景観、文化など。
“時代モノ”を観たときに味わえる、現実逃避感がこの作品でも存分に味わえます。
個人的には、ヴィクトリア朝時代のロンドンの景観・文化って、なんとなくホッとする、というか落ち着く感覚を覚えます。
ヴィクトリア朝時代が設定の映画といえば、
2019年公開の劇場版『ダウントン・アビー』もとってもおすすめですよ。
魅力その3:個性的なキャラクターたち!
ストーリーや演出もわるくないけど、僕個人的には、この映画はどちらかというと、いわゆる“キャラクター・ドリブン”、つまりキャラクター達の個性と魅力でグイグイ引っ張るタイプの作品、と評価しています。主人公エノラ役のミリー・ボビー・ブラウンさん。
難しい役を見事にこなされていると感じました。
とってもチャーミングな方。
僕は未見なんですが大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス』で一躍有名になった俳優さんのようですね。
どことなくナタリー・ポートマンさんに似てると思うのは僕だけかしら。
そして、エノラのお母さん役、イギリスを代表する俳優の一人であるヘレナ・ボナム=カーターさんの存在感も期待通りでした。
エノラ・ホームズの事件簿 3つの関連情報
ちなみに1:ちなみに2:
今回の映画化を受けて、2010年から刊行がなかった原作本シリーズも新刊が発売になるようですよ。
2021年8月発売予定。
ちなみに3:
ティーンエイジャーの女性が主人公の爽やかなミステリー映画作品(しかも製作会社もワーナーで一緒)、という括りでこんな作品もあります。
『ナンシー・ドリューと秘密の階段』
原作は有名書籍シリーズ、明るく楽しくポジティブなメッセージ性がある、など、エノラ・ホームズとナンシー・ドリューは共通点が少なくないです。
ナンシーの映画も最近観たんですが、面白かったですよ。
40代の日本人男性は、完全に対象外の視聴者だと思うけど、それでもしっかり楽しめた!
英国ミステリーに首ったけ
いかがでしたでしょうか?今回の記事では、
爽やかな英国ミステリー映画『Enola Holmes エノラ・ホームズの事件簿』を紹介しました。
(良い意味で)軽いタッチで楽しめる作品だと思います。
僕個人的には、世界観がとっても気に入ったので、続編を期待しているところです。
今の所、公式発表等のニュースはなさそうなので続編があるかどうかわからないのですが。
ともかく、英国ミステリー最高です。
良い作品があったら、またどしどし紹介しますね。
別に頼まれなくても。
川合亮平でした。
川合 亮平
(かわいりょうへい)
通訳者・東京在住
関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。
通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。