前編ではグルーミングの歴史や魅力について解説してきましたが、後編では実際に英国グルーミングを体験すべく、下北沢「バッドナイス」協力のもと、「プロのグルーミング術」と「家でできる快適シェービングのコツ」について教えていただきました。
「まず、コームを当てながらハサミでシルエットを整えます。全体のバランスを客観的に見る必要がありますから、ご自身で行うのは困難だと思います」。
「トリマーを使い、長さがさほど必要じゃない首まわりはスッキリと。不揃いにならないよう気を遣います」。
「80℃くらいの熱湯でシェービングソープを泡立て。簡単そうに見えるかもしれませんが、国家試験にも出てくる大事なオペレーションです」。
「自分の手の甲でフォームの温度を確認したあと、カミソリを当てる部分に塗布。温かさが感じられるよう手早くが基本です」。
「蒸しタオルを使って約1分パック。蒸らすことでヒゲが水分を含み、柔らかくなるのです」。
「再度フォームを塗り、一層なめらかにカミソリが動くようにします」。
「目立たない産毛までしっかり剃ることで、表情が一気に明るく清潔感たっぷりに。目まわりや小鼻などはカミソリの先を使って丁寧に処理します」。
「剃るポイント問わず、毛流れに沿ってカミソリを動かすのが基本です。首下は毛にコシがないうえ、角度まであるため慎重にシェーブします」。
「カミソリを持たない手でヒフを伸ばすとスムーズかつ、逆剃りしなくともしっかり深剃りに」。
「清潔な蒸しタオルで肌のストレスを排除。古い角質が無くなっていますから、潤い補給は欠かせません」。
「仕上げにアフターシェーブローションを。スキンケアの面だけでなく、リフレッシュ感を増幅するうえでも必要ですね」。
プロが使用するグルーミングツールたち。ソープを入れるシェービングカップは専門店以外でもデパートや百貨店で購入できるそう。泡立てから塗布に使うのがシェービングブラシ。英国ではバジャーヘア(アナグマの毛)が至高とされており、平垣内さんも最高品質の逸品を愛用しています。カミソリは高い頻度で刃を交換し、常に切れ味鋭く。お気に入りのアフターシェーブローションはTaylor of Old Bond Streetですが、残念なことに日本では購入が困難。同じ英国製で手に入れやすいドクター・ハリスやペンハリガンもオススメなんだとか。
ヒゲを正統派グルーミングで整えたら、ヘアもきっちりキメたいですね。「バッドナイス」で購入できるスタイリング剤で話題なのがこちら。お馴染みのクールグリースから発売されたスペリオールシリーズ。セット力や伸び、香りが異なる3種類から選べ、クラシックなパッケージも目を引きます。
気持ち良さと美しさを生むプロのグルーミングとは?
カミソリとシェービングブラシ、シェービングソープが使われるクラシックなシェービングは、老いた角質を排除し、肌の血行まで促進します。床屋で受ける顔剃りがケタ違いに快感なのは、そのためともいえるでしょう。プロがいかなる手順で施術しているのか、確認させていただきました。「まず、コームを当てながらハサミでシルエットを整えます。全体のバランスを客観的に見る必要がありますから、ご自身で行うのは困難だと思います」。
「トリマーを使い、長さがさほど必要じゃない首まわりはスッキリと。不揃いにならないよう気を遣います」。
「80℃くらいの熱湯でシェービングソープを泡立て。簡単そうに見えるかもしれませんが、国家試験にも出てくる大事なオペレーションです」。
「自分の手の甲でフォームの温度を確認したあと、カミソリを当てる部分に塗布。温かさが感じられるよう手早くが基本です」。
「蒸しタオルを使って約1分パック。蒸らすことでヒゲが水分を含み、柔らかくなるのです」。
「再度フォームを塗り、一層なめらかにカミソリが動くようにします」。
「目立たない産毛までしっかり剃ることで、表情が一気に明るく清潔感たっぷりに。目まわりや小鼻などはカミソリの先を使って丁寧に処理します」。
「剃るポイント問わず、毛流れに沿ってカミソリを動かすのが基本です。首下は毛にコシがないうえ、角度まであるため慎重にシェーブします」。
「カミソリを持たない手でヒフを伸ばすとスムーズかつ、逆剃りしなくともしっかり深剃りに」。
「清潔な蒸しタオルで肌のストレスを排除。古い角質が無くなっていますから、潤い補給は欠かせません」。
「仕上げにアフターシェーブローションを。スキンケアの面だけでなく、リフレッシュ感を増幅するうえでも必要ですね」。
プロが使用するグルーミングツールたち。ソープを入れるシェービングカップは専門店以外でもデパートや百貨店で購入できるそう。泡立てから塗布に使うのがシェービングブラシ。英国ではバジャーヘア(アナグマの毛)が至高とされており、平垣内さんも最高品質の逸品を愛用しています。カミソリは高い頻度で刃を交換し、常に切れ味鋭く。お気に入りのアフターシェーブローションはTaylor of Old Bond Streetですが、残念なことに日本では購入が困難。同じ英国製で手に入れやすいドクター・ハリスやペンハリガンもオススメなんだとか。
ヒゲを正統派グルーミングで整えたら、ヘアもきっちりキメたいですね。「バッドナイス」で購入できるスタイリング剤で話題なのがこちら。お馴染みのクールグリースから発売されたスペリオールシリーズ。セット力や伸び、香りが異なる3種類から選べ、クラシックなパッケージも目を引きます。
セルフグルーミングの質を上げるには?
「蒸しタオルでのパックはご自宅でも是非やっていただきたいです。濡れたタオルをレンジで少し温め、顔に当てるだけですから。乾いたヒゲは銅線に匹敵するほどの硬さを持ちます。そのままだと無駄に力が入ってしまい、ヒフを傷つけやすいのです。道具にこだわるのも良いと思います。私はドイツのメルクール社製T字カミソリがお気に入り。一枚刃ですから慎重に扱う必要がありますが、独特の剃り心地とソフトな当たりに惚れています」。<SHOP INFORMATION>
BAD-NICE 下北沢店
http://bad-nice.net/
東京都世田谷区北沢2-37-16林ビル1F
☎︎03-3465-5004
10:00〜21:00
カット&シェーブ4600円、シェーブ2100円