
スーツ姿が引き立つ細巻き蝙蝠傘の存在

だからまずはしっかり雨対策。その基本中の基本となるのが傘の用意である。昨今はPCなど携帯機器の発達から、ビジネス用のブリーフバッグも年々小さくスリムになっている。それにともない傘も小型の折り畳み式がビジネスマンなどには需要があるという。完全オンタイムのオケージョンであれば、合理的な折りたたみ式でも止むを得ないだろう。しかし荷物も少なくこだわったスーツスタイルが許される場合は、特別な傘を手にして出掛けたい。たとえば英国的な細巻きの蝙蝠傘がひとつの理想。シュッと細く巻き上げた傘はステッキにも似ており、開かず片手に携えて歩くだけでも少しだけ背筋が伸びて、どこか紳士然としたルックスになるから不思議だ(飽くまで気分のハナシ)。もちろん雨具としての機能性も十二分。コンパクトな折り畳み傘とは異なり、フルレングスゆえに肩先をもしっかり雨滴からカバーしてくれるのである。
どうせなら英国製のハンドメイドを手に入れたい

その昔、高級な英国製細巻き傘といえば、シルクやシルクコットンの生地が張られており、雨音もバラバラといった無粋なものでなく、パラリンパラリンと奏でるような音色だったとある先輩から聞いたことがある。コストの関係や生活スタイルの現代化から、今ではシルク張りの傘はほとんど見掛けなくなっており、たまにアンティークとしてビンテージショップを飾る程度。僕も良い出会いがあったら、普段用とは別にそんなシルキーな音色で“鳴く”小粋な蝙蝠もいつかは手に入れたいと考えている。
悪天候に強いのは
やっぱりラバーソール


シューズカバーなら
アッパーの保護も理想的


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Text by T.Hasegawa / 長谷川 剛