機能性も着まわし力もすごい、ブリティッシュメイド別注のラベンハム | BRITISH MADE

機能性も着まわし力もすごい、ブリティッシュメイド別注のラベンハム

2017.11.01

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ホースライディングジャケットを起源にしたキルティングアウターで知られる英国ブランド、ラベンハム。そのラインナップにおいてトップセールスを誇るモデルのひとつがデンストンです。今季は、ブリティッシュメイドの別注バージョンも登場。
表地に使用したポリエステルタフタは、高密度な織り。とても柔らかい肌触りで、通常の表地であるラブンスターよりもふっくらした見え方になっています。また、表地の内側に仕込まれるスクリム(中綿が吹き出すのを防ぐために使われる不織布)が不要になり、よりソフトな風合いに仕上がりました。中綿は、イタリア・サーモア社が手がけている高機能インサレーションにスイッチ。通常のモデルで襟や身頃のエッジにあしらわれるコーデュロイは、表地と共生地のポリエステルタフタに差し替えています。
これまではコーデュロイの色落ちがネックとなって洗濯機で洗うことが推奨されていませんでしたが、今作は自宅で気軽に洗えるようになりました。表地には耐久撥水加工が施されていて、洗濯を繰り返しても撥水効果が長続きします。そんな1着を使って、人気スタイリストの四方章敬さんが4通りのスタイリングを披露。ブリティッシュメイド別注のデンストンは機能性に加えて着まわし力も優れているということを証明します。

グレーフランネルスーツをトレンドの英国調でこなす

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「ラベンハムのデンストンは肩や胸周りのサイズ感、さらには着丈の長さがよく考えられているのでスーツスタイルに合わせた際のバランスがいいですね。ブリティッシュメイドの別注によって、襟やバインディング(〝フロントの合わせ部分〜裾にかけて〟と〝袖口〟を補強する生地)がもともとのコーデュロイから共生地(ジャケット本体と同じポリエステル素材)に替えられているところも効いていると思います。すっきりした見え方になり、スーツとの相性度が増しているのではないでしょうか。秋冬シーズンには欠かせないグレーフランネルを使ったスーツに合わせてみても、やっぱり好相性です。今季は、英国調の柄が気分ですよね。タブカラーのシャツにクラブストライプのタイをセットしたVゾーンが今っぽいと思います。デンストンがネイビーカラーなので、タイのストライプにもネイビーを入れておくのがオススメです」

休日に雨が降っても楽しく、安心して出かけられる装い

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「今どきは、ドレッシーにもカジュアルにも合わせられるスーツをワードローブに加えている人が多いかと思います。自分の場合は、ネイビーのコットン地を使っていてジャケットがダブルブレステッドになったスーツをノータイで着るのが好きです。キャメルカラーのニットで気取った空気感を排除しながら適度な上品さを挿し込んだら、アウターにはラベンハムのデンストンをチョイスしたいですね。肩肘はらず、でも大人の落ち着きはしっかりとキープ。そんな休日スタイルが完成します。ニットのキャメルカラーに対し、足下にブラウンスウェードの靴を置くと全身にまとまり感が生まれますよ。ちなみに、ちらりとのぞかせた靴下のグリーン、それからデンストンとスーツのネイビーは、傘のブラックウォッチ柄に使われている色とリンクさせています(笑)。あいにくの雨模様で寒いのにお出かけすることになっても、サーモア社の中綿を採用したブリティッシュメイド別注モデルなら安心感も違いますしね」

温かみと上品さのあるブリティッシュカントリールック

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「これからのシーズン、お仕事のジャケパンルックから休日のお出かけスタイルまで幅広く活躍してくれるのがグレーフランネルのスラックス。そんなグレーフランネルのスラックスにいつだって合わせられるのがラベンハムのデンストンです。休日なら、インナーにニットを合わせるのが間違いのない選択といえるでしょう。表地がツルッとしたテクスチャーのキルティングアウターにニットを挿してシンプルなレイヤードにするなら、単色よりも何色かの糸をミックスしたものやケーブル編みのものなど、表情が豊かなニットを選らんだ方が奥行きのある見映えになってくれるのでいいと思います。足下にグレインレザーの靴を合わせると、温かみがあって上品さも感じさせるブリティッシュカントリーな趣きのスタイルに仕上がります」

国境を超えたミックス感で新鮮なカジュアルスタイルに

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「ラベンハムは、〝イギリスの由緒正しきホースライディングアウター〟というイメージが濃厚なブランドです。だから、あえてアメリカものと組み合わせてみるとおもしろいスタイリングになったりします。よりカジュアルな着こなしを狙うなら、〝まんま英国〟ではない合わせ方にするのもアリなのでは。スウェットやチノパンツのようにアメリカンカジュアルのイメージが強いアイテムとコーディネイトを組んでみると新鮮です。ただし、古着のチノではなくてきちんとクリースの入ったチノを選ぶなどして、大人っぽさはしっかりとキープするようにしたいですね。ラムウールとアンゴラがブレンドされたマフラーを合わせてみたり、小物も使って大人の余裕をアピールしていきましょう」

これまで見てみたように、ラベンハムのデンストンはビジネスシーンに対応するタイドアップスタイルから、アメリカンカジュアルの薫りをミックスした飾らないスタイルまで、実にいろいろな装いに合わせることができます。ブリティッシュメイドの別注品だけが持ち合わせているアドバンテージを堪能しながら、みなさんもオンからオフまでの着こなしを楽しんでみてください。

Photo by Katsunori Suzuki / 鈴木克典
Text by Kiyoto Kuniryo / 國領磨人


四方章敬さん スタイリスト

『MEN’S EX』『LEON』『THE RAKE』など、30代から50代の男性向けファッション誌を中心に活躍している人気スタイリスト。「見た目はさらりとシンプルながらも実は奥が深い」というスタイリングを追求しており、各ブランドのプレスや雑誌の編集者から絶大なる信頼を得ている。

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