表地に使用したポリエステルタフタは、高密度な織り。とても柔らかい肌触りで、通常の表地であるラブンスターよりもふっくらした見え方になっています。また、表地の内側に仕込まれるスクリム(中綿が吹き出すのを防ぐために使われる不織布)が不要になり、よりソフトな風合いに仕上がりました。中綿は、イタリア・サーモア社が手がけている高機能インサレーションにスイッチ。通常のモデルで襟や身頃のエッジにあしらわれるコーデュロイは、表地と共生地のポリエステルタフタに差し替えています。
これまではコーデュロイの色落ちがネックとなって洗濯機で洗うことが推奨されていませんでしたが、今作は自宅で気軽に洗えるようになりました。表地には耐久撥水加工が施されていて、洗濯を繰り返しても撥水効果が長続きします。そんな1着を使って、人気スタイリストの四方章敬さんが4通りのスタイリングを披露。ブリティッシュメイド別注のデンストンは機能性に加えて着まわし力も優れているということを証明します。
グレーフランネルスーツをトレンドの英国調でこなす
DENSTON SUPERIOR
「ラベンハムのデンストンは肩や胸周りのサイズ感、さらには着丈の長さがよく考えられているのでスーツスタイルに合わせた際のバランスがいいですね。ブリティッシュメイドの別注によって、襟やバインディング(〝フロントの合わせ部分〜裾にかけて〟と〝袖口〟を補強する生地)がもともとのコーデュロイから共生地(ジャケット本体と同じポリエステル素材)に替えられているところも効いていると思います。すっきりした見え方になり、スーツとの相性度が増しているのではないでしょうか。秋冬シーズンには欠かせないグレーフランネルを使ったスーツに合わせてみても、やっぱり好相性です。今季は、英国調の柄が気分ですよね。タブカラーのシャツにクラブストライプのタイをセットしたVゾーンが今っぽいと思います。デンストンがネイビーカラーなので、タイのストライプにもネイビーを入れておくのがオススメです」 休日に雨が降っても楽しく、安心して出かけられる装い
温かみと上品さのあるブリティッシュカントリールック
国境を超えたミックス感で新鮮なカジュアルスタイルに
これまで見てみたように、ラベンハムのデンストンはビジネスシーンに対応するタイドアップスタイルから、アメリカンカジュアルの薫りをミックスした飾らないスタイルまで、実にいろいろな装いに合わせることができます。ブリティッシュメイドの別注品だけが持ち合わせているアドバンテージを堪能しながら、みなさんもオンからオフまでの着こなしを楽しんでみてください。