英国の伝統を受け継ぐ仕立て屋「Drake’s」
社会史家のThomas Girtinは、1959年に「アメリカシロヅルが過剰な文明によって絶滅の危機にさらされたように、英国ではクラフトマンが急速に減少し、現在は事実上の絶滅危惧種になりつつあると言われて久しい」と嘆きました。しかし、それから50年以上経った今、決して盛況を呈しているとは言い切れませんが、クラフトマンは現に存在し、素晴らしい仕事をしています。紳士服のゴールデンマイルと称されるロンドンのサヴィル・ロウも、ビスポークテイラーやシャツメーカー、靴メーカーらと共に、今もなお存続しています。そして、当然ながらDrake’sもその一員です。クラシックな英国の要素を軸に、フランスの上品さとイタリアの遊び心を少し加えたスタイルが、Drake’sの審美的な特徴です。さらに、現代的でインターナショナルな感覚を備えたことが奏功し、ブランドはより一層の成功を収めています。2007年にはオンラインストアを立ち上げ、2011年にはクリフォード・ストリート3番地にも旗艦店を構えました。
2017年にオープンしたドレイクス銀座店