前編に引き続き、ショーディッチやハックニーを中心に、歴史と伝統が息づくロンドンのなかで今もっとも面白いイースト・エリアで気軽に入れるおすすめのグルメスポットをご紹介します。
18世紀初頭に建てられた建物、その雰囲気を壊さないように厳選されたインテリアや家具、センスの良いオーナーさんのおめがねにかなったアンティーク雑貨や手作りのものが並ぶ店内(1階はそれらを販売するお店になっていて、カフェスペースは地下にあります。)…とアンティークの余韻にどっぷりと浸れます。
私が月に1回は行くカフェ。というのも、このすぐ裏にある美容室で髪を切っているからです。同じところで髪を切っているイタリア人(イタリア人と言えばコーヒー通ですよね。)のお墨付きのコーヒーの味です。British Madeさんでお取り扱いの始まったCharlie Borrowの工房もここから目と鼻の先にあって、彼もここの常連さんだそうです。
このカフェはSCTというチャリティ団体によって運営されていて、カフェの収益は薬物中毒などから立ち直ろうとしている人たちの社会復帰、リハビリなどに充てられます。また、失業中の若者たちにカフェでの就業経験の機会を与えることで、社会復帰と自立を後押ししています。
Paper(=本)and Cup(=飲み物)という名前の通り、店内の本棚にはたくさんの本が並んでいますが、これらの本は売り物で、この売り上げももちろんチャリティ活動に使われます。
ここから約2分のところに同じ団体の運営する家具屋さんがあります。人々から寄付された家具を修復して販売しており、社会復帰を目指す若者たちが修復の技術を学ぶ場所でもあります。人気があって、素敵な家具はすぐに売れてしまいますが、ラッキーだとアンティーク家具がお手頃なお値段で手に入るかも。
ここで味わえるのは、コクのあるエチオピア産の豆を使ったコーヒーです。 このカフェのあるAmwell Street自体、個性的なお店やお花屋さんなどがある素敵な通りで、時間のある時はAngelの駅から家までこの道を通って、遠回りして帰ることもあります。
テーブル席が4つほどの小さなカフェですが、不思議とその狭さが心地よく、ゆっくりとコーヒーを楽しめます。
夫が小麦アレルギーのため、自然とグルテンフリーのものに目が行くのですが、最近グルテンフリーのカフェやレストランが次々とオープンしているように思います。
アレルギーでなくても、健康のために小麦製品を摂らないようにしているという若い人たちの話をよく聞きます。ひとつのトレンドでもあるのでしょうが、アレルギーを持つ人たちがそうでない人たちと同じものを楽しめるというのはとても素晴らしいことだと思います。
こちらはなんと砂糖不使用。中には砂糖だけでなく、小麦、乳製品、卵までも不使用のケーキもあり、アレルギーを持つほとんどの方がお茶とお菓子を楽しめる場所です。
ケーキを買ったことがありますが、これらを使わずにどうやって作ったの?!と思うほど、普通のものと変わりませんでした。砂糖の代わりにステビア(砂糖の300倍の甘さを持つと言われるキク科の植物からつくられた甘味料。低カロリーな上、糖尿病の方にも安心と言われています。)を使用しているとのこと。
お菓子だけでなく、ピザやキッシュなど軽い食事にもなるものもグルテンフリーで作られています。
6.Town House
コラムを読んでくださっている方々はもうお気づきかもしれませんが、私はアンティークマーケットが好きで、よく行っています。毎週木曜日にスピタルフィールズで開かれるアンティークマーケットも私がよく足を運んでいるマーケットです。このカフェはそのマーケットから目と鼻の先にあり、マーケット散策のあとにお茶をするのにぴったりです。18世紀初頭に建てられた建物、その雰囲気を壊さないように厳選されたインテリアや家具、センスの良いオーナーさんのおめがねにかなったアンティーク雑貨や手作りのものが並ぶ店内(1階はそれらを販売するお店になっていて、カフェスペースは地下にあります。)…とアンティークの余韻にどっぷりと浸れます。
1階の雑貨屋さんの様子。アンティーク雑貨と丁寧な手仕事で作られたものを中心に販売しています。暖炉前のスペースも素敵。
地下のキッチンスペースの片隅に設けられた席。こんな椅子に実際に座れるなんて!
カフェの中もアンティークでいっぱいです。
お店の奥のドアから中庭にも出られます。庭の隣の建物はアートギャラリーになっています。
Town House
住所: 5 Fournier Street Spetalfields E1 6QE
最寄り駅:リバプールストリート駅から徒歩約10分、または&ショーディッチハイストリート駅から徒歩約7分
URL:https://www.townhousespitalfields.com/
7.Paper and Cup
このカフェはSCTというチャリティ団体によって運営されていて、カフェの収益は薬物中毒などから立ち直ろうとしている人たちの社会復帰、リハビリなどに充てられます。また、失業中の若者たちにカフェでの就業経験の機会を与えることで、社会復帰と自立を後押ししています。
Paper(=本)and Cup(=飲み物)という名前の通り、店内の本棚にはたくさんの本が並んでいますが、これらの本は売り物で、この売り上げももちろんチャリティ活動に使われます。
ここから約2分のところに同じ団体の運営する家具屋さんがあります。人々から寄付された家具を修復して販売しており、社会復帰を目指す若者たちが修復の技術を学ぶ場所でもあります。人気があって、素敵な家具はすぐに売れてしまいますが、ラッキーだとアンティーク家具がお手頃なお値段で手に入るかも。
テーブルの上には「本や雑貨、飲み物の収益は私たちのチャリティ活動に役立てられます」のメッセージが。
ハードバックの本は2ポンド(現在のレートで約320円)、ペーパバックはなんと1ポンド(約160円)!お気に入りの本を見つけてコーヒーと一緒に楽しむのも良いかも。
手作りのデニッシュやマフィンもあります。
私が好きなのは通りを行く人たちを眺められる窓側の席。
棚の上のカップなども購入できます。
Paper and Cup
住所:18 Calvert Avenue E2 7JP
最寄り駅:ショーディッチハイストリート駅から徒歩約5分
URL:http://www.paperandcup.co.uk/
8.Ground Control
私のお気に入りのお散歩コースの途中にある小さな隠れ家的カフェ。ここで味わえるのは、コクのあるエチオピア産の豆を使ったコーヒーです。 このカフェのあるAmwell Street自体、個性的なお店やお花屋さんなどがある素敵な通りで、時間のある時はAngelの駅から家までこの道を通って、遠回りして帰ることもあります。
テーブル席が4つほどの小さなカフェですが、不思議とその狭さが心地よく、ゆっくりとコーヒーを楽しめます。
静かな時間が流れるシンプルな店内。
カフェのある通りにはBritish Madeでもお取り扱いのあるWallace and sewellやダウントン・アビーに衣装提供もしている素敵なアンティークショップなどもあります。
Ground Control
住所: 61 Amwell Street, EC1R 1UR
最寄り駅:エンジェル駅から徒歩約8分
URL:http://www.theethiopiancoffeecompany.co.uk/
9.Artisan Gluten Free Bakery
私の最寄り駅Angelから北に上がったところにあるグルテンフリーのパン屋さんです。夫が小麦アレルギーのため、自然とグルテンフリーのものに目が行くのですが、最近グルテンフリーのカフェやレストランが次々とオープンしているように思います。
アレルギーでなくても、健康のために小麦製品を摂らないようにしているという若い人たちの話をよく聞きます。ひとつのトレンドでもあるのでしょうが、アレルギーを持つ人たちがそうでない人たちと同じものを楽しめるというのはとても素晴らしいことだと思います。
広々として落ち着いたインテリアの店内。
どれもグルテンフリーとは思えないケーキやデニッシュの数々。
Artisan Gluten Free Bakery
住所:167 Upper Street, Islington, N1 1US
最寄り駅:エンジェル駅から徒歩約12分
*閉店しました。
10.Romeo’s Sugar Free Bakery
Altisan Gluten Free Cafeからさらに北に少し行ったところにある同じくアレルギー対応のパンやケーキの並ぶカフェです。こちらはなんと砂糖不使用。中には砂糖だけでなく、小麦、乳製品、卵までも不使用のケーキもあり、アレルギーを持つほとんどの方がお茶とお菓子を楽しめる場所です。
ケーキを買ったことがありますが、これらを使わずにどうやって作ったの?!と思うほど、普通のものと変わりませんでした。砂糖の代わりにステビア(砂糖の300倍の甘さを持つと言われるキク科の植物からつくられた甘味料。低カロリーな上、糖尿病の方にも安心と言われています。)を使用しているとのこと。
お菓子だけでなく、ピザやキッシュなど軽い食事にもなるものもグルテンフリーで作られています。
こちらも温かみのある落ち着いた店内。
砂糖や小麦、卵なしでできているとは思えないほどおいしそうなケーキやキッシュ。
Romeo’s Sugar Free Bakery
住所: 178 Upper Street, Islington, N1 1RG
最寄り駅:エンジェル駅から徒歩約13分
URL:http://romeossfbakery.com
アムスベリー加恵
ロンドン留学中にヴィンテージウエアを販売する「Old Hat」ロンドン店でアルバイトをしたことをきっかけに、紳士服に興味を持ち始める。職人の技を身近に見る機会にも恵まれ、英国のクラフツマンシップにも刺激を受ける。カレッジを卒業後、いったん帰国。結婚を機に2012年10月に再渡英、現在ロンドン在住。
夫に作ったニットタイが好評で、夫の友人たちから注文が相次ぎ、2013年11月にオーダーメイドの手編みニットタイを販売する「Bee’s Knees Ties」を立ち上げる。
Bee’s Knees Ties
ロンドンを拠点に、オーダーメイドの手編みのニットタイを制作、販売しています。
色はもちろん、ステッチや結び目の大きさ、長さや太さなど、お客様のお好みをおうかがいお伺いしてから、1本1本、手で編みあげます。素材にもこだわり、大量生産の糸にはない魅力を持つ糸を探し求め、何度も試作を繰り返した後に、品質が良く、ユニークで、長く愛用していただける糸だけを採用しています。手編みならではの親しみやすい風合いが、スーツだけではなく、ニットウエアやツイードにもよく合い、日常の色々なシーンでお使いいただけます。
ロンドンではサヴィル・ロウのテーラー「L G Wilkinson」にてお取り扱いいただいております。
facebook.com/bees.knees.ties
現在、BRITISH MADE青山本店にてオーダーを承っております。また実際にいくつかお手にとって店頭にてご覧頂けます。詳細はお気軽に店頭スタッフまでお訪ね下さい。