偶然にもオールドストリート駅近辺でミーティングをと呼び出され、クライアントが会おうと待ち合わせ場所がここのレストラン。それまで全く存在も知らずに、ちょっと入り組んだ場所にあるからグーグルマップを片手に辿りつくぐらい、東ロンドンに住み始めて10年以上居る私ですら、今までも一度を通ったことがない道に小ぢんまりと居を構える、未だにこんな所があったのか?と驚くのも納得で、まだオープンして間もないレストランである。
南仏料理屋を看板に掲げてはいるがコルシカ島、サルディニア島、シシリア島、カタルニア等の南ヨーロッパ料理を主体にするレストランだ。レストランに入るやいなや、偶然そこで昼食をしていた南フランス出身の友人が居てびっくり、彼女は南フランス出身なのでこのレストランについて聞いてみたら、結構知る人ぞ、知るレストランだと言うことだ。
オープンしてから約1年、シェフのアレックスジャクソン氏の師匠は、『オブザーバー紙』が選ぶ「ヤング・シェフ・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた事のあるスティーヴィー・パール氏である。ロンドンの有名店、リバー・カフェ、ピーターシャム・ナーサリー、モロで修行を積み、メキシコ、インド、日本などの国々を渡り歩き経験を積んだ注目の若手シェフである。それを聞いてからか期待も膨らむ。ランチミーティングでこういった新しい発見が出来るのは非常に嬉しい。
僕にとっては気軽に使えるレストランのレパートリーリストに追加できる手頃なレストラン。小腹が空いた時にでも、気軽に行って見てください。
南仏料理屋を看板に掲げてはいるがコルシカ島、サルディニア島、シシリア島、カタルニア等の南ヨーロッパ料理を主体にするレストランだ。レストランに入るやいなや、偶然そこで昼食をしていた南フランス出身の友人が居てびっくり、彼女は南フランス出身なのでこのレストランについて聞いてみたら、結構知る人ぞ、知るレストランだと言うことだ。
オープンしてから約1年、シェフのアレックスジャクソン氏の師匠は、『オブザーバー紙』が選ぶ「ヤング・シェフ・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた事のあるスティーヴィー・パール氏である。ロンドンの有名店、リバー・カフェ、ピーターシャム・ナーサリー、モロで修行を積み、メキシコ、インド、日本などの国々を渡り歩き経験を積んだ注目の若手シェフである。それを聞いてからか期待も膨らむ。ランチミーティングでこういった新しい発見が出来るのは非常に嬉しい。
お店のサイズは、5〜6名座れるバーカウンターに、20席ぐらいの規模。Drake’sのファクトリーショップからも10分程で歩ける距離。
ポリッシュコンクリートのフロアに、暖かいタイル。アート壁画に大きなコミューナルテーブル。カジュアルダイニングをコンセプトにした清潔感の漂う内装。
お通し的に出されたえんどう豆。先週コペンハーゲンに出張で行っていたが、今がシーズンなのか?非常に甘く、美味しい。
昼食という事もあり、メニューには載っていない日替わりのメニューからオーダーをすることに。前菜/メインorメイン/デザートの2コースの組合せで£16、もしくは3コースで£20と非常に価格も良心的なのも嬉しい。 トマト、パンのバジルスープ。トマトとバジルスープにパンを入れるスープ。トスカーナ地方でよく食べられるスープ。素朴なディッシュだが、ボリュームもあり美味しい一品である。
鴨肉のリエットと酢漬けのプルーン。濃厚で素材の良さが解る一品。
子羊肉とサフロンのコロッケ。子羊のほぐれ肉を使ったコロッケ、面白いコンビネーション。
鯖のグリルとトマトサラダ。夏を感じさせる一品。大ぶりで甘いトマトと塩気の強いサンファイアの組み合わせと相性が抜群。
値段が実に手頃である。
メニューに飛び抜けた珍しい1品はないが、南ヨーロッパ料理が好きな人には良心的でリラックスし、楽しめるレストランだと思う。伝統的な南ヨーロッパ料理をシンプルに無骨に、良質な素材を使い、よりきめ細やかに創作した“地中海のお婆ちゃんが家庭料理として作ってくれそうな料理”というのが最も的確な表現だと思う。僕にとっては気軽に使えるレストランのレパートリーリストに追加できる手頃なレストラン。小腹が空いた時にでも、気軽に行って見てください。
SARDINE
住所:15 Micawber Street, London, N1 7TB, UK
TEL:+44 (0)20 7490 0144
http://sardine.london/
最寄り駅:地下鉄OLD STREET/ANGEL駅から徒歩10分程
日野達雄
英国在住歴19年のメディア/ファッションコンサルタント。
英スタイル雑誌の出身で英/日の雑誌にも寄稿をするライターでありながら、音楽、ファッション、フード、写真と様々なジャンルでのコンサルティング業務に携わる。