クリスマスツリーと個性 | BRITISH MADE

BRITISH SCENERY クリスマスツリーと個性

2016.11.29

11月に入るといっきにクリスマスらしさが街に溢れる。イルミネーションもあちらこちらで始まって、ショーウィンドウもクリスマス仕様、ショップにもクリスマスグッズが並んで、年末までの1ヶ月ほどはクリスマスを存分に味わう時間が毎年長いような気がしている。仕事柄、夏の暑い頃からクリスマスツリーを借りて飾り付けをすることもあるので、より一層長く感じるのかもしれない。
街に飾られたクリスマスツリーのそれぞれ違った飾り付けをみるのも楽しい。
仕事でいろいろな国に行く機会があった頃、各国のアンティークショップでクリスマスツリーのオーナメントをよく目にした。薄いガラスで出来た吹きガラスのオーナメントはだんだんとマーケットなどでも出てこなくなってしまっている、というのはよく聞くので、見つけると嬉しくなりつい買ってしまう。個性的なものは特に気になって、つい連れてきてしまうのだ。

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これは今年の6月、エリザベス女王の90歳記念バースデーの際にデパートで売られていたオーナメント。新品なので、割りと厚めのガラスで出来ている。とっても大ぶりなのが外国らしい。
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これは、へんてこで間抜けな顔がかわいくて、気になって連れて帰ってきた熊のオーナメント。この、後からマジックで描かれたような眉毛と目がなんとも言えない…ブサかわいいという言葉がピッタリ。
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発色の良いピンクのオーナメント。これはどれだけ眺めても、何の動物なのか未だに分からない。犬かねずみか、猫か、う〜ん、なんだろう。ころんとした丸さがかわいい。だけど何かわからない…
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これはシルバーの丸いオーナメントに雪のような質感の線でトナカイと木が描かれている。なんだか夢のある感じと、シンプルな潔さがお気に入り。
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今年買ったハリネズミのオーナメント。頭がちくちくと尖っていて、少し内股なのがかわいい。なんとも言えないおかしさが魅力的な擬人ハリネズミ。

これらのオーナメントはそれぞれの個性が強すぎて一度に同じツリーに飾ることはないような気がするけれど、これからもへんてこなガラスのオーナメントを見つけたらきっと集めてしまう。
クリスマスまでの期間は、街のあちこちに飾られているツリーを楽しんで過ごそうと思う。へんてこなオーナメントを是非とも街で見つけたい。

Text&Photo by Reiko Ogino

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荻野 玲子

荻野 玲子

東京都生まれ。スタイリスト。岡尾美代子氏に師事。2013年独立。
ファッション、雑貨、インテリアと幅広く活動中。好きなものは猫と蚤の市。

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