
もしキャバリアが歴史上存在していなかったら…

それまで動物を家族のように可愛がる風潮は世間にはなかったが、王室のこの愛犬トレンドは徐々にイギリス人庶民の動物に対する態度をも変えていったようだ。そして17世紀あたりから、都市の中流階級者の間でも、動物を飼って子供のように可愛がる、つまりペットの所持が急速に増えていったのである。
つまり今日の世界に名だたるイギリス人の動物好き気質は、少なくとも王室からの伝統に根ざすもの、といえそうではないか。そして王室をこんなにも愛犬家に仕立てた張本人、それはまさしくキャバリアに他ならない。だから、もしキャバリアというあの可愛いスパニエル達が歴史上存在していなかったら…??
愛犬狂いの英国王室エピソード

キャバリアの辿った道

「トイスパニエルは、…、大抵白地にイエローかレッド、小さくて華奢な犬だ。しかし、その割にはすごくよく効く鼻をもち、獲物を見つけるのがとても上手だ。が、すぐにくたびれてしまうのが難点で、そのうち狩猟には滅多に使われなくなった。そして完全に愛玩犬として飼われるようになったのだ」
とその著書The Dog in Health and Disease (1859)で述べている。白地に赤ブチのブレンハイムの起源となったマールボロ公のブレンハイム・スパニエルは100%猟犬として活躍していた。ちなみに猟犬としてのクランバー・スパニエル(白地にうすオレンジのブチのイヌ)も、ここから由来したという説がある。
当時の猟犬の血が流れている証拠に、今でも鳥に興味を示すキャバリアは珍しくない。私の知っているブラック&タンのキャバリアは鶏小屋の侵入に成功し6羽(!)ほどしとめた。またアメリカには「キャバリアの昔の能力を維持するんだ」と鳥猟に使っている意地の人もいる。


人気定番犬種として

キャバリアフェスティバル 2017Text by Rikako Fujita
日時:2017年10月1日(日)9:00~16:00
場所:ドッグリゾートWOOF(山梨県南都留郡山中湖村山中280)
参加費:大人3,000円、子供1,000円、犬1,000円
※WOOF施設利用料込
URL: http://www.freestitch.jp/event/
Facebook: https://www.facebook.com/CavalierFestival/
instagram: https://www.instagram.com/cavalierfes/