自然の恵みに感謝して作る、季節と旬を感じる絶品イギリス伝統菓子。
左の白×ブラウンのケーキから時計回りに ブルーベリーとレモンのケーキ 480円、ヴィクトリアスポンジ 450円、ブラムリーのトフィーアップルケーキ 520円、ブラムリーのスパイシーアップルケーキ 520円、ドライフルーツのスパイシーケーキ 580円、ジンジャーブラウニーケーキ 480円。
イギリスの店で感じた、お菓子と人へのたっぷりの愛情とこだわりを日本でも。
こだわりの仕事道具も、「メイド・イン・イングランド」がそこかしこに。
ほかにも、お店には、パイ型などのアンティークの製菓機材やブリキの小物など、お気に入りのものを長く大切にするという中山さんのパーソナリティが伺えるピースが数多く見られる。「イギリスの手しごとの品は、どれも実力派。本当に使ってみて、工夫の細やかさを感じるものばかりです。イギリスというと、ご飯が美味しくないというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実は最近では、若い世代も昔から伝わるレシピの価値を見直そうという動きがあって、どんどん進化しています。ぜひそんなイギリスの質実剛健さに触れてみてほしいですね」
履いてハマったChurch’sのシューズはずらり、7足ものコレクションに。
過去の仕事も、今のお店もイギリスに「呼ばれている」かのように、辿り着いた。
よく、お店をオープンして「夢を叶えたんですね」と言われることが多いのですが、実は何がなんでもお店を作る! ということではなくて、流れに乗って作ってしまった…というのが正直なところ(笑)。お店の場所選びも、元々はイギリスで出会ったお店のように、路地を曲がったところにある小さなサイズのところを…と探したときに、事務所貸しをしていたこの場所の大家さんに「実はこういうことをしたくて…」と話してみたんです。そうしたら、オーケーが出て…と、ここに至るまで、不思議なご縁で叶ってきた側面がありますね。導かれるようにオープンまで行き着いた「Lazy Daisy Bakery」。それはただの偶然ではなく、自然体でありながら大切に思うことには真摯に向き合い、常にユーモアを大切にする中山さんの姿勢が、イギリスの伝統の良い部分と必然的にリンクしたのだろう。中山さんの愛情たっぷりなお菓子の話を伺いに、私もまた足繁く通ってしまいそうだ。
中山真由美さん
イギリス菓子店 店主
アンティークディーラーだった約10年間、買い付けでイギリス各地を巡るうちに、イギリスとイギリス菓子の魅力に引き込まれ、以来イギリスに魅せられ続けている。
自身の経営するお店では、伝統菓子から新しいお菓子まで季節の果物やスパイスなどを使った、幅広いジャンルのお菓子を製造&販売。
2016年11月に「Lazy Daisy Bakery」をオープン。
https://www.facebook.com/lazydaisybakery/