連載記事の中で少しずつご紹介いただいている、川合亮平さんによる「使える英会話」。
前回に引き続き、今回はこれまでにご紹介いただいたイギリス独特の単語・表現「イギリス・スラング」を後編をお届けします。
その1: Chap (チャップ)
意味:あいつ(あの人)
補足:ごくごくカジュアルに、第3者の男性を指すときに使います。下町っ!って感じの単語でぼくは大好き。同じ意味で、Fellow(発音は“フェラッ”)も使います。Fellowの方が若干丁寧な印象。
例:(パブにて)
A: I need ketchup for my chips.(ポテトフライにかけたいねんけど、ケチャップどこやろ)
B: Ask that chap near the kitchen.(厨房のとこにおるあの人に聞いたら?)
A: OK, I’ll go over and ask.(聞いてくるわ)
その2:Bugger (バガ)
意味:こんちくしょう
補足:何か自分の意に反したマイナスの出来事があった時に、一人呟く言葉。または、一人大声を出す言葉。
例:(パブにて)
A: Here’s ketchup for chips.(ケッチャップで〜す。)
B: Thanks. I’ll use it, too. ……, Bugger! I put too much!(ありがとう。私も使わせて。しまった!かけすぎた!)
A: Do you want to swap yours to mine? I don’t mind too much ketchup.(僕のと交換する?ケチャップべたべたでも全然ええし)
その3:Telly(テリー)
意味:TV
補足:テレビのことをこのように言います。
例:(パブにて)
A: Bugger!(ミスった〜!)
B: What!?(突然なに?)
A: I just remember that I forgot to set the recording for “Sherlock” on Telly. It’s on now.(テレビで今やってる『シャーロック』の録画し忘れたわ。)
その4:Rubbish (ラビッシュ)
意味:ダメ、イケてない
補足:もともとゴミくずという意味ですが、モノ、事、人、現象をけなす時にイギリス人が多用する言葉です。
例:
A: What’s on telly tonight?(今晩TVなにある?)
B: Only rubbish! (おもんないんばっかりやわ)
A: Not really, there’s a nature documentary show.(いや、そんなことないよ。ネイチャードキュメンタリーあるやん)
その5:Cuppa(カッパ)
意味:紅茶(Cup of tea)
補足:イギリスの代名詞ともいえる、A Cup of Tea(紅茶)の省略形です。日常頻出略語です。
例:
A: ….So that’s how I explain the Japanese monster, Kappa.(であるからして、それが日本の妖怪、河童の特徴です。)
B: Fascinating! Thanks for your lecture. Anyway, would you fancy a cuppa?(面白い!レクチャーどうもありがとう。さて、紅茶でも飲む?)
A: I’d love some cuppa.(是非飲みたいな)
その6:Knickers(ニカーズ)
意味:女性用下着(パンティ)
補足:Pantsは、イギリス英語で日本語と同じパンツの意味ですが、女性用下着に関してはknickersを用います。
例:
A: I need to buy new knickers. (新しい下着買わないと)
B: You hungry? Conveniently, I’ve got one here. Here you go.(お腹空いたん?偶然にも今持ってるわ。はいどうぞ。)
A: This is Snickers. (これ、スニッカーズやんか。)
その7: Knackered(ナカッード)
意味:めっちゃつかれた
補足:伝わる発音のポイントは、最初のaを嫌みなくらい強く発声すること。
例:
A: You look happy. Did anything good happened to you?(幸せそうやな、何か良い事あったん?)
B: I’m just very knackered after work.(仕事終りで、めちゃくちゃ疲れてるだけやがな)
A: Really, you look lively and full of energy.(ホンマ?元気そうでイキイキしてみえるけど)
B: What ya talking about?(どこ見とんねん)
その8:Nutter(ナッタ)
意味:狂人
補足:汚いものでも見てるかのように顔をしかめて、最初のuにアクセントを置いて、吐き捨てるように言います。
例: A: I’ll run a full marathon tomorrow, but I’ll go drinking and do an all-nighter tonight.(明日、フルマラソン走るねん。でも、今晩飲みに行って徹夜する予定やけど)
B: You nutter!(アホちゃう、何考えとんねん!)
その9:Peckish (ペキッシュ)
意味:小腹がすいた
補足:ハングリーとまではいかないけど、何となく小腹が空いたときの表現。
例:
A: I’m a bit peckish. (小腹好いたな)
B: Do you want crisps?(ポテトチップスでも食べる?)
A: No, let’s go and eat some Yakiniku.(いや、焼肉でも食いに行こか)
B: You’re not peckish. You’re properly hungry, aren’t you?(小腹へってるんやなくて、しっかり腹減っとるがな)
その10: Gutted(ガテットゥ)
意味:超ガッカリ!!
補足:伝わる発音のポイント=uを力一杯強く発話する事
例:
A: Hey, here’s the exam result. I’m afraid you didn’t pass. (はい、これ試験結果。不合格やわ)
B: Seriously? I am gutted!!(まじで!超ガッカリ!)
A: You didn’t even study for it.(いや、全然勉強してなかったし)
その11: Blimey!(ブライミー)
意味:うわっ!
補足:伝わる発音のポイント=iにアクセントを置く事
例:
A: Here’s your coffee.(はい、コーヒーやで)
B: Thanks….Blimey! It’s sweet!(ありがとう。うわっ、なんやこれ!甘っ!)
A: I put 5 spoons of sugar. (砂糖5杯入れたから)
その12: Crikey(クライキー)
意味:へ〜!えっ!
補足:伝わる発音のポイント=iにアクセントを置く事
例:
A: Here’s your cup of tea.(はい、紅茶やで)
B: Thanks… Crikey! It’s bitter!(ありがとう。うわっ、なんやこれ!苦っ!)
A: I put 3 tea bags.(3つティーバッグ入れたから)
前回に引き続き、今回はこれまでにご紹介いただいたイギリス独特の単語・表現「イギリス・スラング」を後編をお届けします。
よく使うイギリス・スラング
今回も、イギリスでごく普通に日常的に使う表現を紹介します。その1: Chap (チャップ)
意味:あいつ(あの人)
補足:ごくごくカジュアルに、第3者の男性を指すときに使います。下町っ!って感じの単語でぼくは大好き。同じ意味で、Fellow(発音は“フェラッ”)も使います。Fellowの方が若干丁寧な印象。
例:(パブにて)
A: I need ketchup for my chips.(ポテトフライにかけたいねんけど、ケチャップどこやろ)
B: Ask that chap near the kitchen.(厨房のとこにおるあの人に聞いたら?)
A: OK, I’ll go over and ask.(聞いてくるわ)
その2:Bugger (バガ)
意味:こんちくしょう
補足:何か自分の意に反したマイナスの出来事があった時に、一人呟く言葉。または、一人大声を出す言葉。
例:(パブにて)
A: Here’s ketchup for chips.(ケッチャップで〜す。)
B: Thanks. I’ll use it, too. ……, Bugger! I put too much!(ありがとう。私も使わせて。しまった!かけすぎた!)
A: Do you want to swap yours to mine? I don’t mind too much ketchup.(僕のと交換する?ケチャップべたべたでも全然ええし)
その3:Telly(テリー)
意味:TV
補足:テレビのことをこのように言います。
例:(パブにて)
A: Bugger!(ミスった〜!)
B: What!?(突然なに?)
A: I just remember that I forgot to set the recording for “Sherlock” on Telly. It’s on now.(テレビで今やってる『シャーロック』の録画し忘れたわ。)
意味:ダメ、イケてない
補足:もともとゴミくずという意味ですが、モノ、事、人、現象をけなす時にイギリス人が多用する言葉です。
例:
A: What’s on telly tonight?(今晩TVなにある?)
B: Only rubbish! (おもんないんばっかりやわ)
A: Not really, there’s a nature documentary show.(いや、そんなことないよ。ネイチャードキュメンタリーあるやん)
その5:Cuppa(カッパ)
意味:紅茶(Cup of tea)
補足:イギリスの代名詞ともいえる、A Cup of Tea(紅茶)の省略形です。日常頻出略語です。
例:
A: ….So that’s how I explain the Japanese monster, Kappa.(であるからして、それが日本の妖怪、河童の特徴です。)
B: Fascinating! Thanks for your lecture. Anyway, would you fancy a cuppa?(面白い!レクチャーどうもありがとう。さて、紅茶でも飲む?)
A: I’d love some cuppa.(是非飲みたいな)
その6:Knickers(ニカーズ)
意味:女性用下着(パンティ)
補足:Pantsは、イギリス英語で日本語と同じパンツの意味ですが、女性用下着に関してはknickersを用います。
例:
A: I need to buy new knickers. (新しい下着買わないと)
B: You hungry? Conveniently, I’ve got one here. Here you go.(お腹空いたん?偶然にも今持ってるわ。はいどうぞ。)
A: This is Snickers. (これ、スニッカーズやんか。)
その7: Knackered(ナカッード)
意味:めっちゃつかれた
補足:伝わる発音のポイントは、最初のaを嫌みなくらい強く発声すること。
例:
A: You look happy. Did anything good happened to you?(幸せそうやな、何か良い事あったん?)
B: I’m just very knackered after work.(仕事終りで、めちゃくちゃ疲れてるだけやがな)
A: Really, you look lively and full of energy.(ホンマ?元気そうでイキイキしてみえるけど)
B: What ya talking about?(どこ見とんねん)
その8:Nutter(ナッタ)
意味:狂人
補足:汚いものでも見てるかのように顔をしかめて、最初のuにアクセントを置いて、吐き捨てるように言います。
例: A: I’ll run a full marathon tomorrow, but I’ll go drinking and do an all-nighter tonight.(明日、フルマラソン走るねん。でも、今晩飲みに行って徹夜する予定やけど)
B: You nutter!(アホちゃう、何考えとんねん!)
その9:Peckish (ペキッシュ)
意味:小腹がすいた
補足:ハングリーとまではいかないけど、何となく小腹が空いたときの表現。
例:
A: I’m a bit peckish. (小腹好いたな)
B: Do you want crisps?(ポテトチップスでも食べる?)
A: No, let’s go and eat some Yakiniku.(いや、焼肉でも食いに行こか)
B: You’re not peckish. You’re properly hungry, aren’t you?(小腹へってるんやなくて、しっかり腹減っとるがな)
意味:超ガッカリ!!
補足:伝わる発音のポイント=uを力一杯強く発話する事
例:
A: Hey, here’s the exam result. I’m afraid you didn’t pass. (はい、これ試験結果。不合格やわ)
B: Seriously? I am gutted!!(まじで!超ガッカリ!)
A: You didn’t even study for it.(いや、全然勉強してなかったし)
その11: Blimey!(ブライミー)
意味:うわっ!
補足:伝わる発音のポイント=iにアクセントを置く事
例:
A: Here’s your coffee.(はい、コーヒーやで)
B: Thanks….Blimey! It’s sweet!(ありがとう。うわっ、なんやこれ!甘っ!)
A: I put 5 spoons of sugar. (砂糖5杯入れたから)
その12: Crikey(クライキー)
意味:へ〜!えっ!
補足:伝わる発音のポイント=iにアクセントを置く事
例:
A: Here’s your cup of tea.(はい、紅茶やで)
B: Thanks… Crikey! It’s bitter!(ありがとう。うわっ、なんやこれ!苦っ!)
A: I put 3 tea bags.(3つティーバッグ入れたから)
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川合 亮平
(かわいりょうへい)
通訳者・東京在住
関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。
通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。