こんにちは、川合亮平です。
お元気でいらっしゃいますか?
僕は基本Stay Homeで元気にやってます。
髪の毛はボーボーの域に入ってきました、ちなみに。
前回の記事はTwitterで比較的数多くシェアしていただいていました。
ありがたい限りです。
未読の方はよろしければどうぞ:
『”Stay Home”でイギリス英語力アップ!最強の5アイテム』
今回の記事も“(イギリス)英語力アップ”というテーマの流れで書いていきますね。
超初心者大歓迎企画です。
“もしも、通訳者の僕が、今、突然、全ての英語力を失ったなら、僕はこんな風に勉強を再開するだろう”、という程で書き進めます。もしもボックスの世界ですね。
ステップバイステップで示しますので、よろしければ「私だったらどうするだろうか」と考えながら(場合によっては筆記しながら)進んでいただけると、より立体的に・有効にこの記事をご活用いただけると愚考します。
成功する英語学習にとってこの質問が何より重要になってきます。
必要のないところに結果は(極めて)生じにくい、と言い換えることもできます。
ここが出発点であり、ルーツとなります。
ルーツがしっかりしていないと、上ににょきにょき伸びていけないのです。
また、ルーツを常に意識することで日々学習に励む活力が湧いてきます。
「自分はなぜ英語学習を始めようとしているのか?」に対する英語力ゼロの僕の答えは、
「英語の話す、聞く、書く、読むを、日本語と同じくらいのレベルにしたいんだ」、
「通訳レベルのリスニング・スピーキング力!」
です。
英語力ゼロから学習を始めることを想定すると、僕の頭に浮かぶ学習法は以下の3つです。
(なぜ3つかというと、4つ以上だと方法が多すぎて雑然とする印象だし、2つ以下だと理想的なヴァラエティに欠ける印象だからです)
これらの学習法を選んだ基本的な理由としては、“使える英語の基礎がしっかり身につきやすいから”、ということになります。
その1:NHKラジオ英語講座の中から、「ちょっと簡単だな」と思うくらいのレベルの講座を受講する。 音声はスマホで聞けるし、テキストはマンスリーで五百円くらいなので、コスパ抜群です。
とにかく“アグレッシブ”に学ぶ事が肝です。
https://www2.nhk.or.jp/gogaku/english/
その2:多読を進める。 多読の詳しい定義などはグーグルさんにお任せするとして、要は、自分が読みやすい洋書(今は学習者用のいろんなレベルの洋書もたくさん揃っています)をどしどし読んでいこうぜ、という概念です。
夏目漱石さんはこうおっしゃっています:
『英語を修むる青年はある程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山読むがよい、少し解らない節があって其処は飛ばして読んでいってもドシドシと読書していくと終いには解るようになる、又前後の関係でも了解せられる、其れでも解らないのは滅多に出ない文字である、要するに英語を学ぶ者は日本人がちょうど国語を学ぶような状態に自然的習慣によってやるがよい』
村上春樹さんはこうおっしゃっています:
『英語のペーパーバックを一山いくらで買ってきて、意味がわかってもわからなくても、片端からがりがり乱暴に読んできた』
まとめると、
“どしどし”、“がりがり”が、多読の最重要ポイントのようです。
その3:『Grammar in Use』という洋書の文法演習ブックに取り組む。
音読しながら行うとさらに効果的だと思います。
文法知識を頭に叩き込む、というのじゃなく、英文の基本的構造を体に染み込ませる、という意味合いで基本的な文法演習は必要だと思っています。
「英語学習、何をどうしていいのか皆目見当もつかないわ」という方は、
まずは仮にでもいいので、目的を設定して、それから上記の3つのいずれか(または複数)の学習法をピックアップしてとりあえず始めてみることをおすすめします。
目安としてTOEIC800点くらい、英検準一級くらいまでは、学習効率という意味では、取り立てて「〜〜英語」にこだわる必要は特にないと感じています。
そもそもそれくらいのレベルになるまでは、イギリス英語もアメリカ英語も同じように聞こえますからね。
僕自身、イギリス英語に特化して学習しだしたのは、英会話講師になってからでした。
いつ? どこで? を具体的に決めて断行しないと英語学習の習慣化は難しいし、
習慣化できなければ結果的に英語力の向上も期待できにくいのではないでしょうか。
例えば、1日1時間、みたいに時間で区切ってもいいし、またはテキスト5Pとか、洋書1日15ページとか、分量で区切るのもいいですね。
その点で、ラジオ講座はそもそも長さが決まっているので自分で決める手間が省けて都合が良いと思いますよ。
僕が英語力ゼロ(またはむしろマイナス)から自宅独習を開始してから、英会話講師になる、というある程度の結果が出るまでちょうど3年かかりました。
僕が親しくさせてもらっている英語講師の方も、“大人になって学習開始してから3年で目に見える結果が出た”とおっしゃっています。
また、英語学習以外の分野でも、新日本プロレスの棚橋弘至さんは“3年理論”というのを唱えられていて、“今やっていることの成果は3年後に出る”とおっしゃっています。
石の上にも三年、という格言もあるくらいなので、“3”という数字には何かあると思っており、僕個人的にはマジックナンバーだと認識しています。
ちなみに、新しい習慣が確立するのに“3”ヶ月かかる、という比較的知られた研究結果もあります。
最後に目安として、英語学習のブレイクスルーは、学習開始後、1000時間、そして3000時間あたりに訪れると実感しています。
これまで25年間の英語学習の経験を煎じつめて、できるだけシンプルに書いてみました。 お役に立つとしたら幸いです。
まあでも何はともあれ、想像力を広げて、自由に、楽しく学ぶ、というのもとっても大切です。
学校英語の学習メソッドや英語への取り組み方は(それが好きだ!と強く感じている方は別ですが)綺麗さっぱり捨て去り、全く新しいスタートラインから自由に、楽しく、自分のペースで英語と触れ合っていくのが成功の大きなコツの1つかなとも愚考します。
Stay Safe, Stay Hopeful.
川合亮平でした。
p.s. 英語学習のコツについてもっと知りたい、という方へお勧めの電子書籍です。
1時間以内で簡単に読めますのでよろしければどうぞ:
『41歳の通訳者が15年ぶりに本気で取り組んだ英語学習法 君は心躍る英語に触れているか!』
Amazon:https://amzn.to/2Lztm6D
お元気でいらっしゃいますか?
僕は基本Stay Homeで元気にやってます。
髪の毛はボーボーの域に入ってきました、ちなみに。
前回の記事はTwitterで比較的数多くシェアしていただいていました。
ありがたい限りです。
未読の方はよろしければどうぞ:
『”Stay Home”でイギリス英語力アップ!最強の5アイテム』
今回の記事も“(イギリス)英語力アップ”というテーマの流れで書いていきますね。
超初心者大歓迎企画です。
“もしも、通訳者の僕が、今、突然、全ての英語力を失ったなら、僕はこんな風に勉強を再開するだろう”、という程で書き進めます。もしもボックスの世界ですね。
ステップバイステップで示しますので、よろしければ「私だったらどうするだろうか」と考えながら(場合によっては筆記しながら)進んでいただけると、より立体的に・有効にこの記事をご活用いただけると愚考します。
成功する(イギリス)英語学習の始め方・続け方
ステップ1:目的、決めようぜ。
「自分はなぜ英語学習を始めようとしているのか?」成功する英語学習にとってこの質問が何より重要になってきます。
必要のないところに結果は(極めて)生じにくい、と言い換えることもできます。
ここが出発点であり、ルーツとなります。
ルーツがしっかりしていないと、上ににょきにょき伸びていけないのです。
また、ルーツを常に意識することで日々学習に励む活力が湧いてきます。
「自分はなぜ英語学習を始めようとしているのか?」に対する英語力ゼロの僕の答えは、
「英語の話す、聞く、書く、読むを、日本語と同じくらいのレベルにしたいんだ」、
「通訳レベルのリスニング・スピーキング力!」
です。
ステップ2:何をしようか決めようぜ。
目的(ルーツ)を決めたら、それを達成するための方法を決めましょう。英語力ゼロから学習を始めることを想定すると、僕の頭に浮かぶ学習法は以下の3つです。
(なぜ3つかというと、4つ以上だと方法が多すぎて雑然とする印象だし、2つ以下だと理想的なヴァラエティに欠ける印象だからです)
これらの学習法を選んだ基本的な理由としては、“使える英語の基礎がしっかり身につきやすいから”、ということになります。
その1:NHKラジオ英語講座の中から、「ちょっと簡単だな」と思うくらいのレベルの講座を受講する。
とにかく“アグレッシブ”に学ぶ事が肝です。
https://www2.nhk.or.jp/gogaku/english/
その2:多読を進める。
夏目漱石さんはこうおっしゃっています:
『英語を修むる青年はある程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山読むがよい、少し解らない節があって其処は飛ばして読んでいってもドシドシと読書していくと終いには解るようになる、又前後の関係でも了解せられる、其れでも解らないのは滅多に出ない文字である、要するに英語を学ぶ者は日本人がちょうど国語を学ぶような状態に自然的習慣によってやるがよい』
村上春樹さんはこうおっしゃっています:
『英語のペーパーバックを一山いくらで買ってきて、意味がわかってもわからなくても、片端からがりがり乱暴に読んできた』
まとめると、
“どしどし”、“がりがり”が、多読の最重要ポイントのようです。
その3:『Grammar in Use』という洋書の文法演習ブックに取り組む。
音読しながら行うとさらに効果的だと思います。
文法知識を頭に叩き込む、というのじゃなく、英文の基本的構造を体に染み込ませる、という意味合いで基本的な文法演習は必要だと思っています。
「英語学習、何をどうしていいのか皆目見当もつかないわ」という方は、
まずは仮にでもいいので、目的を設定して、それから上記の3つのいずれか(または複数)の学習法をピックアップしてとりあえず始めてみることをおすすめします。
目安としてTOEIC800点くらい、英検準一級くらいまでは、学習効率という意味では、取り立てて「〜〜英語」にこだわる必要は特にないと感じています。
そもそもそれくらいのレベルになるまでは、イギリス英語もアメリカ英語も同じように聞こえますからね。
僕自身、イギリス英語に特化して学習しだしたのは、英会話講師になってからでした。
ステップ3:いつ、どこでするか決めようぜ。
継続化、習慣化のとっても大切なコツです。いつ? どこで? を具体的に決めて断行しないと英語学習の習慣化は難しいし、
習慣化できなければ結果的に英語力の向上も期待できにくいのではないでしょうか。
ステップ4:どれくらいの量するのか決めようぜ。
上記ステップ3の「いつ」「どこ」と併せて、何をどれくらい?というのを決めるのも習慣化成功の鍵になります。例えば、1日1時間、みたいに時間で区切ってもいいし、またはテキスト5Pとか、洋書1日15ページとか、分量で区切るのもいいですね。
その点で、ラジオ講座はそもそも長さが決まっているので自分で決める手間が省けて都合が良いと思いますよ。
ステップ5:3年続けるぞ!
さ・さ・さ・3年も!?そりゃないよー、という声を漏らした方もいらっしゃるかもしれません。僕が英語力ゼロ(またはむしろマイナス)から自宅独習を開始してから、英会話講師になる、というある程度の結果が出るまでちょうど3年かかりました。
僕が親しくさせてもらっている英語講師の方も、“大人になって学習開始してから3年で目に見える結果が出た”とおっしゃっています。
また、英語学習以外の分野でも、新日本プロレスの棚橋弘至さんは“3年理論”というのを唱えられていて、“今やっていることの成果は3年後に出る”とおっしゃっています。
石の上にも三年、という格言もあるくらいなので、“3”という数字には何かあると思っており、僕個人的にはマジックナンバーだと認識しています。
ちなみに、新しい習慣が確立するのに“3”ヶ月かかる、という比較的知られた研究結果もあります。
最後に目安として、英語学習のブレイクスルーは、学習開始後、1000時間、そして3000時間あたりに訪れると実感しています。
自由に楽しく
いかがでしたでしょうか?これまで25年間の英語学習の経験を煎じつめて、できるだけシンプルに書いてみました。 お役に立つとしたら幸いです。
まあでも何はともあれ、想像力を広げて、自由に、楽しく学ぶ、というのもとっても大切です。
学校英語の学習メソッドや英語への取り組み方は(それが好きだ!と強く感じている方は別ですが)綺麗さっぱり捨て去り、全く新しいスタートラインから自由に、楽しく、自分のペースで英語と触れ合っていくのが成功の大きなコツの1つかなとも愚考します。
Stay Safe, Stay Hopeful.
川合亮平でした。
p.s. 英語学習のコツについてもっと知りたい、という方へお勧めの電子書籍です。
1時間以内で簡単に読めますのでよろしければどうぞ:
『41歳の通訳者が15年ぶりに本気で取り組んだ英語学習法 君は心躍る英語に触れているか!』
Amazon:https://amzn.to/2Lztm6D
川合 亮平
(かわいりょうへい)
通訳者・東京在住
関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。
通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。