自分パワーアップ! イギリス留学を成功させる5つの秘訣 | BRITISH MADE

川合亮平、僕のUK観光道 自分パワーアップ! イギリス留学を成功させる5つの秘訣

2021.02.23

こんにちは、川合亮平です。

唐突ですが、あなたの夢はなんですか?

海外生活してみたい(特にイギリス)・・・、海外留学してみたい(特にイギリス)・・・、
と思われている方は意外に少なくないかもしれません。

その思いが、漠然としたものでも、ある程度計画的なものでも、
「英国留学、気になるんや!」
というあなたにとって、今回の記事はお役に立てるかもしれません。

現状(2021年2月現在)は、渡英の目標を叶えるのはなかなか難しいかもしれません。
でも想像力を発揮し、心の準備をするのには逆に良い期間と捉えることもできると思います。
あなたの中にあるイギリス留学という炎に油を注がせていただきます・・・。

セントアンドリュース大学の敷地内

イギリス留学の専門家、お友達の牧瀬さんに聞いてみたよ

かく言う僕自身も、イギリス留学に憧れる一人なんです。

そんな僕が、イギリス留学について情報を集める際、まず思い浮かぶ人が牧瀬伸行(まきせのぶゆき)さん。

ある日、ロンドンのパブにて:牧瀬さん
僕の同級生であり、よき友人である牧瀬さんは、在英16年目。

NPO留学協会/ICEF認定海外留学アドバイザーであり、英国で留学コンサルティング会社を主宰されています。
留学業界10年以上の経験を持つ、英国留学のプロフェッショナルです。

現在は、風光明媚で大人気の観光エリアでもあるコッツウォルズにある町で、英国人の奥様と2人の娘さんと暮らしていらっしゃいます。

コッツウォルズの素敵な風景をバックに、牧瀬さんの娘さんたちと奥様。
以前はロンドンに住んで留学のお仕事をされていて、その時には、ロンドン留学にやってきた日本の有名芸能人の方々のお相手もされていたそうですよ。

今回は、そんな牧瀬さんに、イギリス留学のことをとにかくできるだけストレートに尋ねてみました。

僕自身、お話を伺いながら、イギリス留学の魅力・留学先の選び方・留学ハックのお話などなど、
「へーなるほど!良いこと聞いたぜ!」と思う事しきりでした。

プロフェッショナルの視点ならではの貴重情報だと思います。

是非、“保存版記事”として、ご活用いただければ嬉しいです。


1.英国留学のメリットと魅力

川合:
ズバリお聞きしますね。米国ではなく、カナダでなく、オーストラリアではなく、ニュージーランドではなく、はたまたセブ島でもなく、英国留学でしか得られないメリットはなんでしょうか?

牧瀬さん:
何といっても本場のブリティッシュイングリッシュが学べるところではないでしょうか?
そして、イギリスは地理的にも、世界各国から多くの学生が英語を学びに来る場所です。
アフリカ、中東、東ヨーロッパ、南米から、今までに会ったことのない国籍の人達と仲良くなり、一緒に勉強することは人生にとってかけがいのない経験になること間違いありません。
現地に滞在している間に、格安航空券を利用して気軽にヨーロッパ全土、北アフリカ、トルコなどに旅行にいけるのも良いですね!
時期と場所によっては旅費が往復1万弱なんてこともあるんですよ。

川合:
では、一般的に、英国で生活することの魅力とは?

牧瀬さん:
数多くのミュージアムが無料で利用できること、歴史があり美しい建造物に囲まれながら生活できることです。
マーケットも多数開催されているので週末などを利用して色々な掘り出し物を見つけるのも面白いですよ。
またイギリスにはパブカルチャーが根付いています。お酒が好きな方は是非パブ巡りするのもひとつの楽しみかと思います。
特にロンドンはファッション、音楽の先駆的な存在です。ファッション、音楽フェスティバル、ナイトクラブのお好きな方には最高です。
さらにロンドンは、食べることが好きな方にとっても、とても興味をそそられる場所だと思います。質の高いフレンチ、イタリアン、カリビアン、チャイニーズ、メキシカン、インディアン、モロッカンなどなど・・・、バラエティに富んだリーズナブルなレストランが数え切れない程ありますよ。


2.イギリス語学留学・大学留学・大学院留学:自分に合った学校の選び方

川合:
英国での語学留学に興味がある方へのアドバイスとして、牧瀬さんが考える、
自分に合った良い学校を選ぶためのポイントや、気をつける点などがあれば教えてください。

牧瀬さん:
まず、ブリティッシュ・カウンシルの認定学校であることが絶対的な必須条件です。
クラスのレベルがいくつ別れているか?も大切チェックポイントですよ。なぜなら、多くレベルを用意している学校のほうがクラスメートのレベルのばらつきがなくなりますので。より効率よく学べると思います。
また、自分の好みに合った立地・環境かどうか?も考えるべきですね。
田舎・中規模都市の静かな場所でゆったり、集中して勉強したいか?
あるいは、ロンドンのような大都市で色々なイベントに参加したりしながら刺激が多い生活を過ごしたいか。
自問自答すると良いと思います。
さらに、留学の目的が、IELTS(検定試験)やケンブリッジ英検などの資格取得の場合、それぞれの試験の準備コースの過去の合格率も気にした方がよいですね。

川合:
なるほど。一つ一つ自分の好みをクリアにしていけば、自ずと選択肢は狭まってきそうですね。
では次に、英国での大学留学(学部・大学院)について聞かせてください。
自分に合った良い大学を選ぶためのポイントとは?

牧瀬さん:
イギリスの大学は例えば同じ経済学部でも各大学によって学ぶ内容がだいぶ変わってきます。
大学名だけに気を取られて学校を決めるのではなく、自分が1番興味のある内容をカリキュラムでカバーしているかをしっかり確認することがとても大切です。
確認の方法としては、例えば、大学に直接メールをすると良いですよ。大抵は、親切に返事がもらえますから。
そういったやり取りを経て、自分が納得した上で最終決断してください。
機会があれば、目当ての学校を実際に訪れてみることもオススメです。
数年間その場所で勉強することになりますので、後悔することのないよう、事前の疑問点などはできるだけ調査して解決するのが得策だと思います。
現地に実際に行くのが難しければ、SNSを利用して、今その学校に通っている学生の生の声を定期的に拾ってみるのも有益な情報で、参考になると思いますよ。


3.留学するならどっち!?ロンドンvs郊外・田舎

川合:
留学の場所選びとして、先ほど、自分の好みに合った立地・環境が大切とおっしゃいました。
ロンドンでの留学と、ロンドン以外(郊外・田舎)での留学、それぞれのメリット・デメリットなど、もう少し詳しく教えていただけますか?
まずは、ロンドンで留学するメリットは?

牧瀬さん:
前述しましたが、ロンドンでは刺激あふれる出来事・イベントが目白押しです。
マーケット、パブ、音楽フェス、美術館、博物館、レストランなど。
学校の数自体も多いですね。ですから、選択肢が多い分、自分にあった学校をみつけやすいともいえます。
多くの違った国籍、人種、宗教の方たちが共存しているコスモポリタンな一面も魅力ですね。
とにかくロンドンは大変興味深くエキサイティングな場所なんですよ。
「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与え得るもの全てがあるから。」と詩人サミュエル・ジョンソンは言いました。 全くその通りで、とても的確なメッセージだと思います。

ロンドンで留学するデメリットは?

牧瀬さん:
限られてはいますが、治安が良くないエリアがあるのは事実です。
ですから、深夜や早朝、一人で歩く場合は細心の注意が必要ですね。
あとは、家賃、食費、交通費などの物価が高いところです。
交通渋滞やストライキによる交通機関の大幅な遅れも頻繁に起こります。
そして一般的に、学校の授業料、バス・電車の通学定期券の値段も高いですね。

場所にもよるとは思いますが、総じて、イギリスの郊外・田舎に留学するメリットは?

牧瀬さん:
本来のイギリス人の生活が体験できる点ですね。
逆に言うと、ロンドンはコスモポリタンなので、日本人が想像するいわゆる“イギリス”とは少し違う感じがするかもしれません。
田舎に滞在することによって、歴史ある本来のイギリス人の生活というのが垣間見ることができると思います。
そして、物価が大都市に比べて安いのもメリットですね。
イベント的なものも少ないので、生活費全般を安くやり繰りしやすいです。
自然に囲まれた静かな環境で集中してしっかり勉強に取り組めるのもポイントが高いですね。
滞在先から学校までの距離も、徒歩圏内またはバスで20〜30分の場合が多く、通学時間も短くて済みます。

では、デメリットは?

牧瀬さん:
3か月〜6か月以上滞在することになる場合、人によっては物足りなさを感じてしまうこともあるかもしれません。
ただし、勉学が目的の場合は気にならない方もいらっしゃいます。
暇を感じた場合でも、体を動かしたり、読書をしたり、公園に行ったりと、自分なりの時間を過ごす方法は、田舎でもちゃんとあるんですけどね。
ロンドンのように多くの違った国籍の学生と交わるチャンスが少ない傾向にあるのは否めません。

4.留学ハック!お役立ちテクニック・節約術・グッズ一挙公開

川合:
実際留学するようになった時、現地であれば役に立つものって特にありますか?

牧瀬さん:
ここ最近のイギリスでは必要なものは何でもオンラインで手に入りますからね・・・。
必要なものが急に必要になったらArgos(アルゴス)というお店に出かけてそろえましょう!

川合:
これだけは日本から持って行った方が良いよ、みたいなグッズはありますか?

牧瀬さん:
あえて言えば日本の文房具です。
イギリスの鉛筆や消しゴムはあまり質が良くないように感じます。
あと鉛筆削りも日本製のものを是非ご用意を!こちらのものはまったくうまく削れません・・・(笑)。
そして、日本製の炊飯器!(注:英国と日本は電圧が違うので、個別の製品の確認や、変電器のご検討をおすすめします)
炊飯器はこちらの量販店でも購入できますが日本製が1番です。
寒い季節に来る場合はユニクロのヒートテック(笑)。イギリスにもユニクロはありますが少し割高です。
あとは、日本でよくあるスーッとする系の目薬。こういった商品はイギリスではあまりみかけません。個人的には、勉強した後や超時間パソコンを使用した後に無性に使いたくなるんですよね。
そのような日本で慣れ浸しんでいる常備薬は必須ですね。例えば、こちらの花粉症などの薬は日本人の身体には強すぎることもありますので。

川合:
鉛筆削りは意外だなぁ(笑)英国に根を下ろして生活されている牧瀬さんならではの情報ですね。
少し話題は変わって、経済的にそれほど余裕のない留学生も少なくないと思います。
イギリス生活での節約術的なものを教えていただけますか?

牧瀬さん:
イギリスには沢山のスーパーマーケットがありますが、ドイツ系の格安スーパー:LIDL(リドル)で週末まとめて買い物をする!
そして、格安SIM giffgaffを利用する。
家賃を安くするためフラットシェアする。
通学費を節約するため中古でロードバイクを購入し自転車通学する。
などが挙げられます。
あと、お酒を外で飲みたい場合は、チェーン展開しているパブWetherspoonsに行く!1パイント(500ml)のドラフトビールが2ポンドほどで楽しめますよ。


5.最高のイギリス留学生活を過ごすために・・・

川合: 
では最後に、イギリス留学予備軍の方々へ、充実した留学生活を過ごすために大切なことをメッセージくださいますか。

牧瀬さん:
とにかく郷に入っては郷に従え!
日本人は一般的におとなしい印象なんですが、そういった性質は留学中は一旦取り払って、積極的にクラスメートに話しかけ、沢山友達を作ってください。

外国人の友達とパブや公園、レストラン、買い物に繰り出すことで、英語力が伸びるだけでなく、留学生活そのものを充実させることができるでしょう。

あと海外での病気だけは避けたいところですね。ですから、洋食ばかりでなく日本食を取り入れ、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。サイクリングやジョッギング、またはジムに加入するなどして適度な運動をすることがおすすめです。
英語力アップが目的の留学の場合は、英語力の目標を設定しましょう。目標とするのは例えば、IELTSやケンブリッジ英検などの検定試験がいいですよ。目に見える形で結果が出るのでおすすめです。目標を設定したら早速受験を申し込みましょう。そういった確認ポイントが日常にあることで、英語学習のモチベーションアップにつながり、結果的に英語力アップに繋がるのです。

さて、いかがでしたでしょうか。

留学というアクションは一般的に考えて、時間的にも経済的にも小さくない投資であると考えます。
でも、個人の“準備とやる氣”次第で、その投資の還元率は想像をはるかに超えて高まる可能性がある、というのがワクワクする要素ではないでしょうか。

そんな“準備とやる氣”の一助として、今回の牧瀬さんのアドバイスを是非活用されてくださいね。

また、牧瀬さんもインタビュー中でおっしゃっていたブリティッシュカウンシルのサイトでは、英国留学情報のほか、留学フェアなどのニュースも随時更新されていますので、チェックされると良いかもしれません。
https://www.britishcouncil.jp/studyuk

イギリス留学生活・・・、憧れるなぁ。

川合亮平でした。

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Text by R.Kawai


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川合 亮平

川合 亮平

(かわいりょうへい)

通訳者・東京在住

関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。

通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。

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