それでは140年を超える英国ブランドの工場を探検してみましょう。
前回のSTOIRESではバーミンガムまでの電車の旅をご紹介しましたが、今回は旅の目的地であるBROOKSの工場をご紹介致します。工場を案内して頂いたのは、お二人のスティーブさん。 右のスティーブさんは大の自転車好きとのことで、訪問前日まで行なわれていたヴィンテージ自転車に乗って奔るイベント“L’Eroica BRITANIA/エロイカ ブリタニア”に参加されたとのこと!左のスティーブさんはオフィス勤務で対照的なお二人。
天井も高く建物は古いですが、工場内は清潔感がありきれい。
自転車愛好家スティーブさん曰く、サドルはお尻部分のアッパーのパーツと、それを支えるパーツの主に2つの工程に分かれ製造が進んで行くそうです。先ずはアッパーのパーツから。
先ずはレザーをカット、紳士靴作りにも似た雰囲気です。
奥のマシンで形をつけると。
サドルの形になってきました。
そしてアイコンであるロゴのプレートを後部にガチャンと取り付けます。
職人による側面の面取り作業。
銅鋲の打ち込みも手打です。ハンドメイドの温もりを生み出します。
こんな部分のパーツも工場内で作っています。
サドルを支えるレールの組立工程。
アッパー部分にもパーツ取り付けます。
そして最後に、組み合わせれば完成です!
金属加工のある工場へは初訪問でしたが、金属をカットしている工程はとても迫力があり、新鮮で面白かったです。紳士靴や革小物、ネクタイやアウターなどのファッションに関する工場とは異なり、工業的で独特の雰囲気をBROOKSの工場に感じました。 最終回、〜BROOKS編 part.3〜に続きます。
BRITISH MADE
英国ブランドに特化した輸入総代理店、渡辺産業の直営店。"Stories of British Life"をコンセプトに、「英国のライフスタイルから生まれるモノやコト」をお届けしているお店です。