BRITISH MADEスタッフ川口がお届けする出張日記の第1回
今年の8月31日から9月15日の間、憧れの英国に出張へ行って参りました。研修がメインという事で、本社スタッフのお供としてイギリスとスコットランドの各地へ向かいました。
今回は一部ではありますが出張で回ったメーカーや歩き回ったロンドンの街について3回に渡って出張記として皆さまにお伝えさせていただきたいと思います。
初回となる今回はBRITISH MADEと言えば、このブランド!というくらい定番ブランドとなったスコットランドのメーカー「GLENROYAL」の工場見学レポートをどうぞ!!
GLENROYALのあるグラスゴーまでは成田空港からヒースロー空港を経由し、飛行時間だけでなんと14時間ほど掛かりました。やはり遠いです。スコットランド到着の二日目の朝からいよいよGLENROYALへ。 ミーティングなどを経ていよいよ待ちに待った工場見学へ向かいました。
いざ、工場見学スタート!
工場へ足を踏み入れた時にまず感じたのは普段から慣れしたしんでいるブライドルレザーの独特な香りでした。ストックされたブライドルレザーを前にして、なぜか無意識に思いっきり臭いを嗅いでしまいました。これには案内してくれた職人さんも笑っていました。
その後、案内されたのが工場の奥の壁面。壁一面にびっしりと鉄の枠のようなものズラリ。聞けばこれは革を切り出す際に使うナイフ(金型)で、例えば財布を作るにしてもそれぞれのパーツにそれぞれのナイフが必要という事で、その数は数えきれないほどでした。
このカッターを貴重な革が無駄にならないように使ってプレスをかけカット。
その後、縫製のラインに回っていきます。
そこでは熟練を感じさせる職人がひとつひとつ確認しながらパーツを組み合わせていきます。
チェックと次の工程を待つアイテムたち。どこかで見かけたことのある財布ですね。
最終の仕上げが施された後、ひとつひとつ細かくチェックをしていきます。
厳しい検査をくぐり抜けてGLENROYALのアイテムは世界に届けられていきます。
わたくし川口とGLENROYALの責任者であるバーバラとの2ショット。
最後に今回の工場見学で感じた感想を一言。
当たり前に感じられるかもしれませんが、アイテムが完成するまでに非常に多くの工程と時間が必要であり、そしてその工程のひとつひとつには職人たちの技術や想いが込められている事を実際に肌で感じられた事がたいへん大きな収穫でした。ひとつとして同じアイテムはなく、それぞれに個性が表れます。 BRITISH MADEでぜひ手に取ってGLENROYALを味わってみていただけると幸いです。 次回は同じスコットランドのニットメーカー「MACALASTAIR(マカラスター)」をご紹介致します。
BRITISH MADE
英国ブランドに特化した輸入総代理店、渡辺産業の直営店。"Stories of British Life"をコンセプトに、「英国のライフスタイルから生まれるモノやコト」をお届けしているお店です。