家で仕事をしているので、作業に没頭していると気が付けば家から一歩も出ていないということもしばしばです。特に寒いこの時期になるとなおさらのこと…。でもそれでは体も頭も鈍ってしまうので、できる限り1日に一度は外の風に当たるように心がけています。
そんなときによく出かけるのが近くのお気に入りの小道。ロンドンの街にはオックスフォードサーカスのようないわゆる「ハイストリート」と呼ばれる大きなショッピングストリートとは対照的な、小さいけれど個性的なお店やカフェが並ぶ、地元民に愛されている小さな道がいくつも存在します。
今回は私のお散歩コースの小道の中から2つをご紹介します。
まずはカムデンパッセージ。アンティークマーケットで有名なので、ご存じの方も多いかも知れません。「カムデン」と聞くとカムデンタウンにあるのかと思われるかもしれませんが、ノーザンラインのエンジェル駅の近くにあります。
水曜と土曜に出るアンティークマーケットを見るのも楽しいのですが、マーケットのない日でも通りに並ぶお店やカフェで十分に楽しめます。
マーケットの影響もあってか全体的にアンティークやビンテージを扱うお店が多いのですが、セレクトショップや雑貨屋、カフェもあります。そんな中に混じって魚屋さんやチーズ屋さん、美容院など生活に密着したお店も一緒に並んでいます。
<見て歩くだけでも楽しいお店のウインドウ>
私のようにお散歩コースとしてこの道を歩いているのでしょうか、犬を連れた人たちをたくさん見かけます。
もう一つはカムデンパッセージほど有名ではありませんが、エックスマスマーケットという通りです。駅から離れているのと、住宅街の中にあるので、少し見つけにくいかもしれません。
マーケットという名前通り、昔は野菜などを売る市場が出ていた通りで、市場がすたれてしまった後に「MORO」というスペイン料理のレストランがオープンしたのをきっかけにカフェやお店ができて、今のようなおしゃれな通りになったそうです。
ちょっとユニークなカードやプレゼントを買いたいときなどはここにある雑貨屋さんに来ると何か面白いものが見つかります。
ランチタイムはさまざまな国の屋台が出て、近くで働く人たちでにぎわいます。このような屋台はロンドンのあちこちに出ています。旅行などでいらっしゃった際にはお手頃なお値段で色々な国の料理が楽しめるのでお勧めです。
こういう小道を歩くと、地域に暮らす人たちの息吹を感じます。行きつけのカフェでお茶を飲む人、偶然会って立ち話を始める人たち、お店のスタッフとお客さんが楽しそうに話しこんでいる様子などを見ると、大都会なのにまだまだコミュニティが生きている、そんな感じがします。
チェーン店やスーパーに飲み込まれて、こういった場所が無くなってしまわないように願うばかりです。
調べてみると、ロンドンにはまだまだ素敵な小道がたくさん隠れているようなので、行ってみようと思っています。その時はまたレポートしますね。
皆さんもロンドンにいらっしゃる機会があれば、小道散歩をされてはいかがでしょうか。少し違ったロンドンが味わえるかも知れません。
そんなときによく出かけるのが近くのお気に入りの小道。ロンドンの街にはオックスフォードサーカスのようないわゆる「ハイストリート」と呼ばれる大きなショッピングストリートとは対照的な、小さいけれど個性的なお店やカフェが並ぶ、地元民に愛されている小さな道がいくつも存在します。
今回は私のお散歩コースの小道の中から2つをご紹介します。
まずはカムデンパッセージ。アンティークマーケットで有名なので、ご存じの方も多いかも知れません。「カムデン」と聞くとカムデンタウンにあるのかと思われるかもしれませんが、ノーザンラインのエンジェル駅の近くにあります。
水曜と土曜に出るアンティークマーケットを見るのも楽しいのですが、マーケットのない日でも通りに並ぶお店やカフェで十分に楽しめます。
アンティークマーケットの様子。銀食器やアクセサリーなど小ぶりのものを扱うお店が多い。
マーケットの影響もあってか全体的にアンティークやビンテージを扱うお店が多いのですが、セレクトショップや雑貨屋、カフェもあります。そんな中に混じって魚屋さんやチーズ屋さん、美容院など生活に密着したお店も一緒に並んでいます。
魚屋さん。雑貨屋さんと軒を並べていても違和感のないおしゃれな店構え。
左:こども専用の美容院。 右:オーストリアカフェ。 コーヒーがとてもおいしい。本場のソーセージも食べられる。ここで売っているパンプキンシードオイル(かぼちゃの種のオイル)は絶品!
<見て歩くだけでも楽しいお店のウインドウ>
毛糸屋さん
古い本や雑誌のページ、絵葉書などを売っているお店
チーズ屋さん
おもちゃ屋さん
私のようにお散歩コースとしてこの道を歩いているのでしょうか、犬を連れた人たちをたくさん見かけます。
マーケットという名前通り、昔は野菜などを売る市場が出ていた通りで、市場がすたれてしまった後に「MORO」というスペイン料理のレストランがオープンしたのをきっかけにカフェやお店ができて、今のようなおしゃれな通りになったそうです。
ちょっとユニークなカードやプレゼントを買いたいときなどはここにある雑貨屋さんに来ると何か面白いものが見つかります。
この通りに一番にできたレストラン「MORO」。
左:自転車屋さん。British Made でおなじみのBrooksもウインドウに。 右:メンズウェアのセレクトショップ
タトゥーパーラー(刺青屋さん)
おしゃれなお店に混ざって軒を連ねている古い金物屋さん。
こちらは古いパブ。
ランチタイムはさまざまな国の屋台が出て、近くで働く人たちでにぎわいます。このような屋台はロンドンのあちこちに出ています。旅行などでいらっしゃった際にはお手頃なお値段で色々な国の料理が楽しめるのでお勧めです。
ランチタイムの通りの様子。どの屋台も長蛇の列。
こういう小道を歩くと、地域に暮らす人たちの息吹を感じます。行きつけのカフェでお茶を飲む人、偶然会って立ち話を始める人たち、お店のスタッフとお客さんが楽しそうに話しこんでいる様子などを見ると、大都会なのにまだまだコミュニティが生きている、そんな感じがします。
チェーン店やスーパーに飲み込まれて、こういった場所が無くなってしまわないように願うばかりです。
調べてみると、ロンドンにはまだまだ素敵な小道がたくさん隠れているようなので、行ってみようと思っています。その時はまたレポートしますね。
皆さんもロンドンにいらっしゃる機会があれば、小道散歩をされてはいかがでしょうか。少し違ったロンドンが味わえるかも知れません。
アムスベリー加恵
ロンドン留学中にヴィンテージウエアを販売する「Old Hat」ロンドン店でアルバイトをしたことをきっかけに、紳士服に興味を持ち始める。職人の技を身近に見る機会にも恵まれ、英国のクラフツマンシップにも刺激を受ける。カレッジを卒業後、いったん帰国。結婚を機に2012年10月に再渡英、現在ロンドン在住。
夫に作ったニットタイが好評で、夫の友人たちから注文が相次ぎ、2013年11月にオーダーメイドの手編みニットタイを販売する「Bee’s Knees Ties」を立ち上げる。
Bee’s Knees Ties
ロンドンを拠点に、オーダーメイドの手編みのニットタイを制作、販売しています。
色はもちろん、ステッチや結び目の大きさ、長さや太さなど、お客様のお好みをおうかがいお伺いしてから、1本1本、手で編みあげます。素材にもこだわり、大量生産の糸にはない魅力を持つ糸を探し求め、何度も試作を繰り返した後に、品質が良く、ユニークで、長く愛用していただける糸だけを採用しています。手編みならではの親しみやすい風合いが、スーツだけではなく、ニットウエアやツイードにもよく合い、日常の色々なシーンでお使いいただけます。
ロンドンではサヴィル・ロウのテーラー「L G Wilkinson」にてお取り扱いいただいております。
facebook.com/bees.knees.ties
現在、BRITISH MADE青山本店にてオーダーを承っております。また実際にいくつかお手にとって店頭にてご覧頂けます。詳細はお気軽に店頭スタッフまでお訪ね下さい。