BRITISH MARKET ワークショップ「ビンテージボタンで作るブレスレット」 | BRITISH MADE

BRITISH MARKET ワークショップ「ビンテージボタンで作るブレスレット」

2015.05.06

先日BRITISH MADE 青山店のイベント「BRITISH MARKET」で「ビンテージボタンで作るブレスレット」のワークショップを開催させていただきました。

先日BRITISH MADE 青山店のイベント「BRITISH MARKET」で「ビンテージボタンで作るブレスレット」のワークショップを開催させていただきました。材料には英国製の「Baker’s Twine」というカラフルなコードと、私が蚤の市やビンテージマーケットで買い集めてきたボタンを使用しました。
 
 
もともとはパン屋さんがパンの包装に使っていた「Baker’s(パン屋さんの) Twine(紐)」。今ではイギリスでは手芸屋さんなどでクラフト用品としても売られています。
 
みなさん、ボタン選びに真剣です。コードとボタンの組み合わせにも個性が出ます。
 
「何のボタンですか?」とご質問も戴きました。ちなみに指さされているのは「British Railways(英国鉄道)」の制服のボタンです。

材料を選んで戴いたら、いよいよ作業に入ります。「Finger Loop Braiding」という中世ヨーロッパで組紐を作るのに使われていた技法で紐を編んでいきます。道具を使わず、指に掛けたループを入れ替えることで組紐ができます。今回は3つのループで編みましたが、ループの数を増やしたり、入れ替える順番を替えたりすることで、様々なバリエーションの組紐が出来上がる面白い技法です。
革紐などで編んでみても良いですね。
 
 
まずは太めの紐で編み方のデモンストレーション。
 
向かいの方と2人一組で作業をしてもらいます。
指にループを掛けそれを入れ替えることで組紐ができます。
 
少しずつ編めて来ました。いちど指運びがわかれば、リズミカルにどんどん編んでいけます。
 
少し長めに編んだら、編み終わりをクリップで固定します。
 
手首に巻いてみて、ボタンを付ける位置を確認します。
 
ボタンを付ける位置にぐるぐると糸を巻き付けて、編み目を固定します。
 
ボタンをしっかりと縫い付けます。
 
フリンジの長さを決めて、カットして出来上がりです。
皆さんの腕に光るブレスレット。

私がネクタイを編むときにいつも感じている「1本の糸が自分の手を介して何かに生まれ変わるワクワク感」を皆さんにも感じて戴きたいと思い、このワークショップを企画させていただきました。
ご参加いただいた皆さんと楽しい時間を共有できたこと、大変うれしく思っています。
有難うございました。



2015.5.6
Text&Photo by Amesbury Kae


plofile
アムスベリー 加恵

アムスベリー加恵

ロンドン留学中にヴィンテージウエアを販売する「Old Hat」ロンドン店でアルバイトをしたことをきっかけに、紳士服に興味を持ち始める。職人の技を身近に見る機会にも恵まれ、英国のクラフツマンシップにも刺激を受ける。カレッジを卒業後、いったん帰国。結婚を機に2012年10月に再渡英、現在ロンドン在住。
夫に作ったニットタイが好評で、夫の友人たちから注文が相次ぎ、2013年11月にオーダーメイドの手編みニットタイを販売する「Bee’s Knees Ties」を立ち上げる。

Bee’s Knees Ties
ロンドンを拠点に、オーダーメイドの手編みのニットタイを制作、販売しています。
色はもちろん、ステッチや結び目の大きさ、長さや太さなど、お客様のお好みをおうかがいお伺いしてから、1本1本、手で編みあげます。素材にもこだわり、大量生産の糸にはない魅力を持つ糸を探し求め、何度も試作を繰り返した後に、品質が良く、ユニークで、長く愛用していただける糸だけを採用しています。手編みならではの親しみやすい風合いが、スーツだけではなく、ニットウエアやツイードにもよく合い、日常の色々なシーンでお使いいただけます。
ロンドンではサヴィル・ロウのテーラー「L G Wilkinson」にてお取り扱いいただいております。
facebook.com/bees.knees.ties

現在、BRITISH MADE青山本店にてオーダーを承っております。また実際にいくつかお手にとって店頭にてご覧頂けます。詳細はお気軽に店頭スタッフまでお訪ね下さい。

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