こんにちは、川合亮平です。
ターキッシュエアラインズさんで行ってきましたリヴァプール情報よりお届けします。
前回ご好評をいただいたと勝手に思い込んでいる『元気が出る街リヴァプール【食い倒れ編】』
の後編記事です。
今回のテーマは、街をブラブラ散歩。
以下のPVには軽快なソングに合わせて、リヴァプールの観光名所がたくさん出てきます。
全部分かるかな?
分かったら是非メモを取っておいてくださいね。
単なる備忘録として。
爽やかで軽やかな街の雰囲気を的確に表現したメロディ。
聞いてると行きたくなるでしょ?ユネスコ世界遺産の海商都市リヴァプールへ。
ロンドンからは列車で2時間半ですぐだし、飛行機の便も良いですよ。
おっと、ついついトレーラーに見入ってしまいました。
ハリーポッター・ファンが待ちに待ったスピンオフ作品、
2016年11月公開の映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。
主演は、今をときめくエディ・レッドメイン。
実は、この映画の主要ロケ地となったのが、リヴァプールなのです。
2015年の10月にリヴァプールで敢行された撮影は、セント・ジョージ・ホールや、キューナード・ビルディングをはじめ、街中でも行われたとの事。
なんでも、映画の舞台である1920年代のニューヨークの街並に、現在のリヴァプールの街並が似ている事からロケ地に選ばれたそう。
それにしても出演陣、エディももちろんいいけど、共演のキャサリン・ウォーターストーンさんって、不思議な魅力のある女性だと思いません?
絶世の美女ってわけじゃないけど、存在感がある女優さんだな〜。
結構タイプなんですよね(だれも聞いてない)。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の他にも、リヴァプールは、ハリウッド映画のロケ地として、ここ数年かなりホットな街なのです。
例えば、今年公開の『Florence Foster Jenkins』のロケ地もリヴァプール。
メリル・ストリープとヒュー・グラントが共演の話題作です。
そういえば、もう20年弱昔の話になりますけど、
僕は、20代の前半頃、大阪の自室にこもって英語を一生懸命勉強していた時期がありました。
その時、ヒュー・グラントが好きで、彼の話し方を真似てスピーキング練習してたんですよ。
題材は、米のTV番組「Inside the Actors Studio」のヒューがゲストの回。
えらいもんで、定期的に練習していると、結構上手くなってくるんですよね。
ヒュー・グラント気取りで調子に乗って話していると、
当時付き合ってた現在の妻から「本当に気持ち悪いからやめて」と、
本当に気持ち悪そうな顔で言われたので、やめましたけどね。
(注:ヒュー・グラントは貴族クラスの超ポッシュな英語を話すのです。ゴミゴミした大阪下町で生まれ育った若造に似合う訳ないわな)
まあ、それは置いておいて、映画『Florence Foster Jenkins』の舞台は、1940年代のニューヨーク。
やっぱり、現在のリヴァプールって、90年代初頭〜中期のニューヨークの雰囲気があるってことなんでしょうね。
リヴァプールは、ジョージ王朝時代(18世紀—19世紀)の街並が残る場所なので、街中を散歩するだけでも風情があります。
お気に入りの映画のロケ地を目的地に、そぞろ歩きするのも一興ではないでしょうか?
リヴァプールといえば、海岸沿いのエリア、アバート・ドックが有名です。
あてもなく散策するにはピッタリの場所。
あてがなくても、何らかの素晴らしい場所に絶対行き当たります。
景色も雰囲気も最高だしね。
人がまだ居ない、静かな朝の散歩がおすすめですよ。
アバート・ドックには、ビートルズ博物館のThe Beatles Storiesもあるし、
TATE Liverpoolもあるし、
カフェやレストラン、素敵なショップなんかもとっても充実しているエリア。
トレンディな地区なんですよ。
ちなみに、先々月(2016年3月)僕がリヴァプールにステイした際の第1夜は、
このアルバート・ドックにある、Pullman Hotel に宿泊しました。
同行したグループの皆さんと分かれて、夜に1人、街の中心部から
アルバート・ドックに歩いて行きました。
風がひどく吹き荒れる晩で、海岸沿いは激しい突風で吹き飛ばされるかと思いました。
吹き飛ばされて、マージ—川の藻屑と消えるか、
はたまた、強風で落下してきた観覧車の下敷きになるか、
さもなくば、強風でアスファルトが剥がれてできた道路の穴に足を取られて派手に転ぶか、
そんな事を考えながら、ホテルに無事到着したのでした。
※ちなみに、ホテルは最高でした。詳しいレビューは又どこかで。
Mersey Ferries(マージー・フェリーズ)という遊覧船がございます。
しかも、2016年末までは、特別に、超カラフルな “The Dazzle Ferry”が運行中です。
サー・ピーター・ブレイクといえば、ビートルズの『Sgt Pepper’s Lonely Hearts Club Band』のジャケットデザインが有名。
OASISの2006年のアルバム『Stop The Clocks』のジャッケットも彼の手によるものです。
リヴァプールを象徴する川であるマージ—川の流れに揺られるのは、
この街のマストな観光アクションだと思いますよ。
さてさて、リヴァプールそぞろ歩き編、いかがでしたでしょうか?
どこに行かずとも、必ずしもお金を使わなくとも、
歩くだけで楽しめる、というのは英国の1つの特徴だと思います。
特に、歴史があり、なおかつユネスコ世界遺産にも登録されている、
リヴァプールのような街は言わずもがなです。
現地に行かれた方は、リヴァプール散歩、是非楽しんでください。
では、次回もアナザー観光地でお会いしましょう。
川合亮平でした!
イギリス独特の口語表現、スラングを紹介しているコーナー、
第4回目。
今回も、イギリスでごく普通に日常的に使う表現を紹介します。
その1: Loo (ルー)
意味:お手洗い
● 女性の方がよく使う印象です。男女トイレともLooで通じます。その他、男性トイレのみ指して、Gents(ジェンツ)と言ったりもします。
例:A: Let me go to the loo before going out. (出かける前やから、トイレ行くわ)
B: Me first!(いや、オレが先!)、
A: No, me first!(待ってよ、私が先やで!)
その2: knackered (ナッカードゥ)
意味:ヘトヘトに疲れた
● 日常的によく使います。Tiredよりも強い意味。Tiredは、「眠い」という意味にも使われますので、疲れの質もこちらの方が、よりコアな感じ。
例:A: Oh, I’m so knackered! (もうヘトヘトやわ〜!)
B: Why is that?(どうしたん?)
A: I’ve been playing PSP all day today.(今日、一日中PSPやっとってん)
その3: Bollocks (ボロックス)
意味:こんちくしょー!、何でやねんな!、など悪態をつく時の口語
● 日常的によく使います。よく使うとはいえ、あまり上品な言葉ではないので、使わない人もいます。睾丸という意味もあります。また、英のパンクバンドSex Pistolsの伝説的アルバムのタイトルは『Never Mind the Bollocks』(邦題:「勝手にしやがれ」)ですね。
例:A: Bollocks! (何やねんこれ!)
B: Why is that?(どうしたん?)
A: My PSP is not working today somehow.(PSPが作動せえへん!)
ターキッシュエアラインズさんで行ってきましたリヴァプール情報よりお届けします。
ターキッシュエアラインズ。ビジネスクラスには”フライング・シェフ”がいらっしゃいます。機内食を総合プロデュースする役割。
前回ご好評をいただいたと勝手に思い込んでいる『元気が出る街リヴァプール【食い倒れ編】』
の後編記事です。
今回のテーマは、街をブラブラ散歩。
■ What’s It Like in Liverpool?
こちら、地元リヴァプール出身のシンガー・ソングライター、Mark Kennyさんの歌う、ご当地ソング「What’s It Like in Liverpool?」。以下のPVには軽快なソングに合わせて、リヴァプールの観光名所がたくさん出てきます。
全部分かるかな?
分かったら是非メモを取っておいてくださいね。
単なる備忘録として。
Marc Kenny – What’s It Like In Liverpool?
爽やかで軽やかな街の雰囲気を的確に表現したメロディ。
聞いてると行きたくなるでしょ?ユネスコ世界遺産の海商都市リヴァプールへ。
ロンドンからは列車で2時間半ですぐだし、飛行機の便も良いですよ。
■ 映画ロケ地として大人気のリヴァプール
おっと、ついついトレーラーに見入ってしまいました。
ハリーポッター・ファンが待ちに待ったスピンオフ作品、
2016年11月公開の映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。
主演は、今をときめくエディ・レッドメイン。
実は、この映画の主要ロケ地となったのが、リヴァプールなのです。
2015年の10月にリヴァプールで敢行された撮影は、セント・ジョージ・ホールや、キューナード・ビルディングをはじめ、街中でも行われたとの事。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の撮影が行われたキューナード・ビルディング (Cunard Building)。
キューナード・ビルディングは、海外沿いのエリア“アルバート・ドック”に面する3つの歴史的建造物、通称「スリー・グレイス」の中の真ん中の建物です。手前はドック・ビルディング (Port of Liverpool Building)、奥はロイヤル・リヴァー・ビルディング (Liver Building)。
なんでも、映画の舞台である1920年代のニューヨークの街並に、現在のリヴァプールの街並が似ている事からロケ地に選ばれたそう。
それにしても出演陣、エディももちろんいいけど、共演のキャサリン・ウォーターストーンさんって、不思議な魅力のある女性だと思いません?
絶世の美女ってわけじゃないけど、存在感がある女優さんだな〜。
結構タイプなんですよね(だれも聞いてない)。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の他にも、リヴァプールは、ハリウッド映画のロケ地として、ここ数年かなりホットな街なのです。
例えば、今年公開の『Florence Foster Jenkins』のロケ地もリヴァプール。
メリル・ストリープとヒュー・グラントが共演の話題作です。
そういえば、もう20年弱昔の話になりますけど、
僕は、20代の前半頃、大阪の自室にこもって英語を一生懸命勉強していた時期がありました。
その時、ヒュー・グラントが好きで、彼の話し方を真似てスピーキング練習してたんですよ。
題材は、米のTV番組「Inside the Actors Studio」のヒューがゲストの回。
えらいもんで、定期的に練習していると、結構上手くなってくるんですよね。
ヒュー・グラント気取りで調子に乗って話していると、
当時付き合ってた現在の妻から「本当に気持ち悪いからやめて」と、
本当に気持ち悪そうな顔で言われたので、やめましたけどね。
(注:ヒュー・グラントは貴族クラスの超ポッシュな英語を話すのです。ゴミゴミした大阪下町で生まれ育った若造に似合う訳ないわな)
まあ、それは置いておいて、映画『Florence Foster Jenkins』の舞台は、1940年代のニューヨーク。
やっぱり、現在のリヴァプールって、90年代初頭〜中期のニューヨークの雰囲気があるってことなんでしょうね。
リヴァプールは、ジョージ王朝時代(18世紀—19世紀)の街並が残る場所なので、街中を散歩するだけでも風情があります。
お気に入りの映画のロケ地を目的地に、そぞろ歩きするのも一興ではないでしょうか?
■ 海外沿いのエリア:アルバート・ドック
アルバート・ドックにあるTATE Liverpoolは、国立の近現代美術館。ロンドン以外では、イギリスで最大の近代美術・現代美術の展示品数。
リヴァプールといえば、海岸沿いのエリア、アバート・ドックが有名です。
あてもなく散策するにはピッタリの場所。
あてがなくても、何らかの素晴らしい場所に絶対行き当たります。
景色も雰囲気も最高だしね。
人がまだ居ない、静かな朝の散歩がおすすめですよ。
天気の良い朝に海岸沿いを散歩するのは最高に気持ち良いです。
アバート・ドックには、ビートルズ博物館のThe Beatles Storiesもあるし、
TATE Liverpoolもあるし、
カフェやレストラン、素敵なショップなんかもとっても充実しているエリア。
トレンディな地区なんですよ。
ちなみに、先々月(2016年3月)僕がリヴァプールにステイした際の第1夜は、
このアルバート・ドックにある、Pullman Hotel に宿泊しました。
Pullman Hotelがあるアルバート・ドックの繁華エリア。写真は昼間。
同行したグループの皆さんと分かれて、夜に1人、街の中心部から
アルバート・ドックに歩いて行きました。
風がひどく吹き荒れる晩で、海岸沿いは激しい突風で吹き飛ばされるかと思いました。
吹き飛ばされて、マージ—川の藻屑と消えるか、
はたまた、強風で落下してきた観覧車の下敷きになるか、
さもなくば、強風でアスファルトが剥がれてできた道路の穴に足を取られて派手に転ぶか、
そんな事を考えながら、ホテルに無事到着したのでした。
※ちなみに、ホテルは最高でした。詳しいレビューは又どこかで。
■ 陸から、川から、リヴァプールを堪能!
リヴァプールは港町なので、マージー川から街を楽しむ、という選択肢もあるんです。Mersey Ferries(マージー・フェリーズ)という遊覧船がございます。
しかも、2016年末までは、特別に、超カラフルな “The Dazzle Ferry”が運行中です。
見よ!このカラフルなフェリー“The Dazzle Ferry”を!
このThe Dazzle Ferryは2015年に、英国を代表するポップ・アーティスト、サー・ピーター・ブレイクによってデザインされました。サー・ピーター・ブレイクといえば、ビートルズの『Sgt Pepper’s Lonely Hearts Club Band』のジャケットデザインが有名。
OASISの2006年のアルバム『Stop The Clocks』のジャッケットも彼の手によるものです。
寄り撮影のThe Dazzle Ferry
50分の遊覧で、リヴァプールの街並が堪能出来ます。
リヴァプールを象徴する川であるマージ—川の流れに揺られるのは、
この街のマストな観光アクションだと思いますよ。
さてさて、リヴァプールそぞろ歩き編、いかがでしたでしょうか?
どこに行かずとも、必ずしもお金を使わなくとも、
歩くだけで楽しめる、というのは英国の1つの特徴だと思います。
特に、歴史があり、なおかつユネスコ世界遺産にも登録されている、
リヴァプールのような街は言わずもがなです。
現地に行かれた方は、リヴァプール散歩、是非楽しんでください。
では、次回もアナザー観光地でお会いしましょう。
川合亮平でした!
♦ 使える英会話!
よく使う3つのイギリス・スラング Part4イギリス独特の口語表現、スラングを紹介しているコーナー、
第4回目。
今回も、イギリスでごく普通に日常的に使う表現を紹介します。
その1: Loo (ルー)
意味:お手洗い
● 女性の方がよく使う印象です。男女トイレともLooで通じます。その他、男性トイレのみ指して、Gents(ジェンツ)と言ったりもします。
例:A: Let me go to the loo before going out. (出かける前やから、トイレ行くわ)
B: Me first!(いや、オレが先!)、
A: No, me first!(待ってよ、私が先やで!)
その2: knackered (ナッカードゥ)
意味:ヘトヘトに疲れた
● 日常的によく使います。Tiredよりも強い意味。Tiredは、「眠い」という意味にも使われますので、疲れの質もこちらの方が、よりコアな感じ。
例:A: Oh, I’m so knackered! (もうヘトヘトやわ〜!)
B: Why is that?(どうしたん?)
A: I’ve been playing PSP all day today.(今日、一日中PSPやっとってん)
その3: Bollocks (ボロックス)
意味:こんちくしょー!、何でやねんな!、など悪態をつく時の口語
● 日常的によく使います。よく使うとはいえ、あまり上品な言葉ではないので、使わない人もいます。睾丸という意味もあります。また、英のパンクバンドSex Pistolsの伝説的アルバムのタイトルは『Never Mind the Bollocks』(邦題:「勝手にしやがれ」)ですね。
例:A: Bollocks! (何やねんこれ!)
B: Why is that?(どうしたん?)
A: My PSP is not working today somehow.(PSPが作動せえへん!)
川合 亮平
(かわいりょうへい)
通訳者・東京在住
関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。
通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。