自転車で、ロンドン新発見! | BRITISH MADE

川合亮平、僕のUK観光道 自転車で、ロンドン新発見!

2016.10.18

こんにちは!トーキョーから川合亮平です。

英国滞在時は僕は結構ラフなエリアを拠点にしています。
それで、住居の近くのカフェで仕事をするのが基本なんですが、
片道15分程の徒歩の道中も「もう、なんやねん」てツッコミたくなるようなオモロイ人たちが結構います。
そして、カフェもカフェでラフ。

トーキョーの都心のカフェで仕事をしている今と、環境の落差が大きい!
両極端。
どっちもそれぞれ個性的で良いんですけどね。

さて、突然ですが、あなたの普段の交通手段は?

僕は自転車です。昔からずっと自転車。
車持ってないし、超ペーパーやし、とにかくずっとBicycle!
ママチャリ走行距離・成人男性の部で、世界でもかなりの上位に食い込む自信あります。

ロンドンで初・自転車!

20161018_1
先日、ロンドンで初めて自転車に乗る機会に恵まれました。

地元の自転車ツアー会社“Tally Ho! Cycle Tours”のロンドン街中自転車ツアーに参加したんです。

20161018_2 ツアーを担当してくれた、Tomさん。スポーツ大好きなナイス・ガイ。Tally Ho! Cycle Toursの経営者の1人でもあります。大学院で英国の歴史を研究する学生という顔も持つ。彼の歴史案内はディープでっせ。

Tally Ho! Cycle Toursの自転車は、すべてクラシックな英国産というこだわり。
こういうこだわりが良いですよね。
英国産クラシック自転車でロンドンを駆け抜けるなんて、いかにも素敵でしょ?

20161018_3 BROOKSのサドル。BRITISH MADEさんのお店でも扱っているブランドですね!詳細はこちらで。

僕のママチャリサドルもそろそろボロボロになってきたので、これに代えよかしら。
20161018_4 自転車のボディは90年の歴史を持つ英国Pashley社のもの。
20161018_5 お気に入りの自転車を選んで、いざ、出発しましょう!

ツアーの種類はいくつかあるんですが、
今回僕が参加したのは1時間半でロンドンの名所を自転車でぐるっと一回りできるという
London Landmarks Tour。

20161018_6 まずやって来たのは、テムズ川沿い、ビッグベンが見渡せる場所。
ロンドンでの初自転車。風を切ってとにかくめちゃくちゃ気持ち良い!

自転車は日本では僕の足のはずなのに、なぜ今までロンドンで一回も乗らなかったのだろう?
と改めて考えるくらい気持ちいい。
ロンドンでの自転車購入を真剣に検討中です。

20161018_7 ウェストミンスターのChurch Houseにやってきました。

ロンドンの歴史を学びながら超爽やかなバイク・ライドは続きます。


ビッグベンの隣、Westminster Abbey(ウェストミンスター寺院)は、教会です。
ロイヤルファミリーの戴冠式や結婚式が行われる場所としても有名ですね。
僕はまだ中には入った事ないんですけど、超定番観光地ですよね。
チャールズ・ダーウィンや、アイザック・ニュートン、そしてチャールズ・ディケンズのお墓もこちらにあるそうです。

しかし、いつも歩いている場所を自転車で走るというのは本当に爽快。
しかも、歩いている時とはまた違ったロンドンの景色が見えるので、その点も最高でした。

20161018_9 Horse Guards Parade(ホース・ガーズ)に着きました。

この場所、Horse Guards Parade(ホース・ガーズ)。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、2012年のロンドン五輪時、
この場所がビーチバレーの会場になっていたのだ!
ここに円形競技場が建設されてね。
僕は当時、ビーチバレーボールだけ観戦にいける幸運に恵まれてたんですが、
ビーチバレーを見ながら横を見ればビッグベン、という非常に非日常的な感覚が最高でした。

20161018_10 20161018_11 バッキンガム宮殿へ続く道、ザ・マル。

運良く、Changing of the Guard(衛兵交代)に遭遇!すごい人だかりができていました。
“ロンドンに居る感”マックスで、最高の気分です。

20161018_12 バッキンガム宮殿から、トラファルガー・スクエアへ。

こちらもロンドン観光地のメッカ、トラファルガー・スクエア。
ナショナル・ポートレート・ギャラリーがありますね。
何度も何度も訪れてる場所だけど、自転車で来るとまた違った新鮮な景色に見えるのが不思議。


スクエアにある、あのでっかいライオンの像が仮に突然生命を宿して追いかけてきたとしても、
自転車なら逃げ切れそう、という安心感もあります。

20161018_13 トラファルガー・スクエアから、コヴェント・ガーデンへ。

コヴェント・ガーデンも定番観光地ですね。いつ行ってもすごく賑やかな場所。
この場所、歴史を振り返ると、元々は、昼は花のマーケット、そして夜は赤線地区だったそうです。

ガイドのTomさんから、
「ですから、この場所で昼・夜のダブル・シフトで勤務する人もいましたよ」
というアダルト・ジョークも飛び出しました。

20161018_14 アダルト・ジョークが受けたのか、すべったかはとりあえず置いておいて、自転車ツアー一行は、ウォタールー駅近くの謎のトンネルへ到着。。

一面のグラフィティが印象的なトンネル。
Leake Street(リーク・ストリート)という通りですが、別名を「Banksy Tunnel」と言います。

そうそう、Banksyってあのバンクシー!
世界的に有名な、英の正体不明のグラフィティ・アーティスト。
正体を明かさず、神出鬼没で現れては、そのグラフィティが世界的に高値で取り引きされるという、
あのバンクシー。

このトンネル自体に彼の作品はないのですが、2008年に彼が“カンズ・フェスティバル”という
シークレットのグラフィティフェスティバルをこの場所で開催したことで有名になりました。

一面のグラフィティは、基本的にはその時に描かれたもの。

実はこの場所、ロンドンでは珍しく、グラフィティが公式にOKの場所とのこと。

20161018_15 お約束で僕もやってみました。

それにしても、ロンドンでの自転車体験、
とっても、Eye-Openerな体験でした。
こんな素晴らしい事があったとはね!

いつも歩いている混雑したロンドンの観光地を、
颯爽と自転車で駆け抜けるのは、とっても気持ちがよかったです。

20161018_16 自転車でロンドン観光。超おすすめ!

ロンドンって交通量が多いし(観光地はなおさら)、最初はちょっと不安だったんですが、
もう終る頃にはエンジョイしまくり。

このままずっと自転車でロンドンをまわって、そのままの勢いで北上して、
ネス湖あたりまで行きたい気分でした。

自転車が乗れる方には、超お薦めのアクティビティです!

では、次回もアナザー観光地でお会いしましょう。 川合亮平でした!

♦ 使える英会話!

よく使う3つのイギリス・スラング Part9

イギリス独特の口語表現、スラングを紹介しているコーナー、
第9回目

今回も、イギリスでごく普通に日常的に使う表現を紹介します!

その1:pissed(ピッストゥ)
意味:グデングデンに酔っぱらう
■ 伝わる発音のポイント:iを力一杯強く発話する事
* 米語では「怒る」という意味ですが、イギリス英語では「酔っぱらう」という意味になります。
例文:
A: How was the other night after I left?
(この前、オレが帰った後、どうやった?)
B: Oh, we all got really pissed and slept on the sofa.
(みんなめちゃくちゃ酔っぱらってソファで寝てたわ)
A: I’m glad I left when I left!
(あん時帰っといて、たえたわ)


その2:mental(メントゥ)
意味:気の狂った
* かなり強い意味の単語なので、普通は使いません。よほどの状況、又は、完全に気心知れた間柄でジョークとして使われるのみです。
例文:
A: I need to do bungee jumping at least once a week for my mental health.
(週1回はバンジージャンプせな落ち着かへんねん)
B: That’s mental.
(アブないな)
A: That’s not mental!
(アブなないって!)


その3:cheerio(チェリオ)
意味:じゃあね
* 別れの挨拶、軽めの表現です。
A: OK then. I’m checking in.
(じゃあそろそろチェックインするわ)
B: Cheerio!
(またね!)
A: Bye!
(じゃ!)


Text&Photo by R.Kawai

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川合 亮平

川合 亮平

(かわいりょうへい)

通訳者・東京在住

関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。

通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。

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