こんにちは!トーキョーより川合亮平です。
トーキョーはすっかり寒くなりましたね、特に朝晩。
毎年この季節になると、僕は冬眠願望が出てきます。
いや、冬中寝てる場合ちゃう、書かねば。
さて、僕は先日、ロンドンで一番歴史があるフード・マーケット、BOROUGH MARKET(バラ・マーケット)に行ってまいりました。
その歴史、なんと1000年!
一口に千年と言っても、千年間続いているモノ(コト)なんて、そうそう出会えるもんじゃありませんよね。
BOROUGH MARKET(バラ・マーケット)の大きな特徴は2つ:
—出店者・売り手は、小規模の自営生産者であり、大手に属さない職人である
—規模が大きい生産者や業者は出店できない(大きくなったら出て行かなければならない)
小規模・自営生産者や、職人技を重宝し、
そういった事柄にことさらに価値を見いだすという発想、
いかにも“イギリス的”で僕はとっても好きです。
BOROUGH MARKET(バラ・マーケット)には、地元イギリス産の品々はもちろん、
世界中の特産物も集まっています。
その対比は、5:5とのこと。
色彩と、匂いと、生産者の情熱が入り交じるごっちゃ煮感はまるで、
ロンドンというコスモポリタンの縮図のようでもあります。
ロンドナーの活気が味わえる場所。
ちょっと小“バラ”が空いてきました?
じゃあ、ス“バラ”しい、マーケットに出かけましょう。
“バラ”エティーに富んだ品揃えで、“バラ”ンスのよい買い物ができます!
ホタテは、その日に専門ダイバーが英国南岸に潜り、手で獲った獲れたて新鮮なものが店頭に並べられています。
自然環境と蜜蜂に配慮し、丁寧にハチミツを生産している、英国カントリーサイドの小規模生産者のこだわりのハチミツが購入出来ます。
保存料は一切なしのRaw Honey(非加熱ハチミツ)。
なかなか飲む機会がない、”オリジナル・サイダー”という飲み物が味わえます。
サイダーって、英国ではいわゆる“リンゴ酒”のことですが、
一般的なサイダーは甘いんですよね。飲みやすい。
しかし、“オリジナル・サイダー”は、甘くない!
製造過程が違いのかどうか詳しくはわかりませんが、
昔から伝わる本来のサイダーの作り方で、リンゴを発酵させて、ウィスキー樽の中で寝かすんだそうです。
100%リンゴ酒です。
イギリス産の新鮮なのを樽からそのまま注いでいただきます。
味は・・・、文字通り、かなりオリジナリティ溢れるものでした。
敢えて美味しいとは書きませんけど、試してみる価値ありです。
アルコール度はかなり高いよ!。(飲みながらマーケットうろうろしたらフラフラなったわ)
さて、いかがでしょうか?BOROUGH MARKET(バラ・マーケット)。
ロンドンの中で、かなりおすすめの観光スポットですよ。
半日くらい使ってゆっくり観て回りたい場所です。時に口動かしながら。
ここは、あのジェイミー・オリヴァーのお気に入りスポットでもあるのです。
月、火は限られたお店しかオープンしてないので、月、火の訪問は避けたほうが無難。
また、土曜日も超混雑するので、あまりおすすめできません。
日曜日はお休みです。
ですから、できれば、
水、木、金の午前10時〜午後5時に行かれてみてください!
そして、マーケット内の100以上あるお店を巡って楽しんでください〜。
それでは、次回もアナザー観光地でお会いしましょう。
川合亮平でした!
p.s. 今回、僕はフードライターで、バラ・マーケットのツアーも主催されている、Celia Brooks(セリア・ブルック)さんにマーケットを案内してもらいました。プロと一緒にマーケットを散策したい方は彼女のツアー、おすすめですよ。詳細や申し込みは彼女のウェブサイトで。
ちょうど1年程前、友人から軽く相談されました。
「原書(ペーパーバック)はやっぱり翻訳とは違った味わいがあるんやろな。読めるようになりたいわ〜」と。
彼は無類の本好き(主に小説)で、暇があれば本を読んでいる男です。
そんな彼に僕はひとこと、
「英語を読めるようになる方法は1つしかないで。即ちそれ、英語を読む事」
禅問答のようですが、それは紛れもない真実なのです。
“泳げるようになるためには、泳ぐしかない”これと一緒。
それに対して彼は
「なるほど。どうせ日本語を読む時間が1日であるんやから、明日からその半分を英語の小説を読む事にあてててみるわ」と。
彼は高校を卒業してから20年間は英語とは無縁の生活を過ごしています。
客観的にみて、“英語はゼンゼン・マッタク”の状態。
そんな彼がいきなり英語を読むこと。
精神的ハードルが決して低くはなかったと想像します。
しかし、彼はそれをとにかく始めました。
僕のこんな言葉に背中を押されて、
「村上春樹も言ってるで、“英語のペーパーバックを一山いくらで買ってきて、意味がわかってもわからなくても、片端からがりがり乱暴に読んできた”、と。」
「夏目漱石も言ってるで、“英語を修むる青年はある程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山読むがよい、少し解らない節があって其処は飛ばして読んでいってもドシドシと読書していくと終いには解るようになる”、と。」
「そして俺は言う、今から始めたら、40代に入って、“ペーパーバックを読む”という人生の楽しみが1つ増えるで、と。」
我ながら至極無責任なアドバイスではありますが、少なくとも全て真実ではあります。
さて、あれから1年経ちました。
果たして彼は今どうなっているでしょうか?
それは次回の“使える英会話!”のコーナーにて。
トーキョーはすっかり寒くなりましたね、特に朝晩。
毎年この季節になると、僕は冬眠願望が出てきます。
いや、冬中寝てる場合ちゃう、書かねば。
さて、僕は先日、ロンドンで一番歴史があるフード・マーケット、BOROUGH MARKET(バラ・マーケット)に行ってまいりました。
その歴史、なんと1000年!
一口に千年と言っても、千年間続いているモノ(コト)なんて、そうそう出会えるもんじゃありませんよね。
—出店者・売り手は、小規模の自営生産者であり、大手に属さない職人である
—規模が大きい生産者や業者は出店できない(大きくなったら出て行かなければならない)
小規模・自営生産者や、職人技を重宝し、
そういった事柄にことさらに価値を見いだすという発想、
いかにも“イギリス的”で僕はとっても好きです。
世界中の特産物も集まっています。
その対比は、5:5とのこと。
色彩と、匂いと、生産者の情熱が入り交じるごっちゃ煮感はまるで、
ロンドンというコスモポリタンの縮図のようでもあります。
ロンドナーの活気が味わえる場所。
じゃあ、ス“バラ”しい、マーケットに出かけましょう。
“バラ”エティーに富んだ品揃えで、“バラ”ンスのよい買い物ができます!
食べ歩く!ロンドン・バラ・マーケットおすすめショップ5店
おすすめ1:新鮮素材ジャム!
ヨークシャー州のカントリーサイドで育まれた新鮮な素材のみを使ったジャムや調味料。
家族経営の生産者です。店番をしているのは娘さん。
おすすめ2:肉屋の肉たっぷりサンドイッチ!
イギリス・カントリーサイドの家畜農家の肉屋さんです。
大切に育て、良い生活を送った、最高級の家畜を、全て手作業で食肉化する、調理する、というこだわり。
大切に育て、良い生活を送った、最高級の家畜を、全て手作業で食肉化する、調理する、というこだわり。
大人気の肉サンド。Salt Beef Sandwich
屋台食のわりには値段はそれなりにします。それはクオリティの証。
満腹なることうけあい。
屋台食のわりには値段はそれなりにします。それはクオリティの証。
満腹なることうけあい。
おすすめ3:手づかみ獲れたてホタテ!
ホタテは、その日に専門ダイバーが英国南岸に潜り、手で獲った獲れたて新鮮なものが店頭に並べられています。
美味しい!!しかも、手獲りの新鮮なホタテ焼きが3つで£5ってめっちゃ安い!
イギリス産の魚介類がたくさん
ウナギのゼリー漬け。これはイギリスならではのフード。僕はまだ食べたことないんですが、今度おもいきって食べてみよ!
おすすめ4:こだわりの英国産ハチミツ!
テイスティングもOK!
自然環境と蜜蜂に配慮し、丁寧にハチミツを生産している、英国カントリーサイドの小規模生産者のこだわりのハチミツが購入出来ます。
保存料は一切なしのRaw Honey(非加熱ハチミツ)。
それぞれの商品には、Benefits(健康的な効能)、Tasting notes and tips(味と食べ方のコツ)、Provenance(産地と生産者)の情報が詳しく明記されています。
おすすめ5:受賞多数の職人チーズ!
受賞歴多数を誇る。East Sussexの小規模チーズ生産者です。小規模だからこそのこだわりが感じられます。
イギリスはチーズが美味しいんですよ。知ってました?しかも、ハイクオリティ・ロープライス。日本に住むイギリス人のよくある愚痴の1つは「美味しいチーズがない!あっても高すぎる!」ですからね。
番外:納豆みたいなサイダー!
店名:New Forest Cider.
なかなか飲む機会がない、”オリジナル・サイダー”という飲み物が味わえます。
サイダーって、英国ではいわゆる“リンゴ酒”のことですが、
一般的なサイダーは甘いんですよね。飲みやすい。
しかし、“オリジナル・サイダー”は、甘くない!
製造過程が違いのかどうか詳しくはわかりませんが、
昔から伝わる本来のサイダーの作り方で、リンゴを発酵させて、ウィスキー樽の中で寝かすんだそうです。
100%リンゴ酒です。
イギリス産の新鮮なのを樽からそのまま注いでいただきます。
味は・・・、文字通り、かなりオリジナリティ溢れるものでした。
敢えて美味しいとは書きませんけど、試してみる価値ありです。
アルコール度はかなり高いよ!。(飲みながらマーケットうろうろしたらフラフラなったわ)
バラ・マーケット:楽しみ方のヒント
さて、いかがでしょうか?BOROUGH MARKET(バラ・マーケット)。
ロンドンの中で、かなりおすすめの観光スポットですよ。
半日くらい使ってゆっくり観て回りたい場所です。時に口動かしながら。
ここは、あのジェイミー・オリヴァーのお気に入りスポットでもあるのです。
月、火は限られたお店しかオープンしてないので、月、火の訪問は避けたほうが無難。
また、土曜日も超混雑するので、あまりおすすめできません。
日曜日はお休みです。
ですから、できれば、
水、木、金の午前10時〜午後5時に行かれてみてください!
そして、マーケット内の100以上あるお店を巡って楽しんでください〜。
それでは、次回もアナザー観光地でお会いしましょう。
川合亮平でした!
p.s. 今回、僕はフードライターで、バラ・マーケットのツアーも主催されている、Celia Brooks(セリア・ブルック)さんにマーケットを案内してもらいました。プロと一緒にマーケットを散策したい方は彼女のツアー、おすすめですよ。詳細や申し込みは彼女のウェブサイトで。
♦ 使える英会話!
ペーパーバックが読めるようになる為の1つの重要な事 前編ちょうど1年程前、友人から軽く相談されました。
「原書(ペーパーバック)はやっぱり翻訳とは違った味わいがあるんやろな。読めるようになりたいわ〜」と。
彼は無類の本好き(主に小説)で、暇があれば本を読んでいる男です。
そんな彼に僕はひとこと、
「英語を読めるようになる方法は1つしかないで。即ちそれ、英語を読む事」
禅問答のようですが、それは紛れもない真実なのです。
“泳げるようになるためには、泳ぐしかない”これと一緒。
それに対して彼は
「なるほど。どうせ日本語を読む時間が1日であるんやから、明日からその半分を英語の小説を読む事にあてててみるわ」と。
彼は高校を卒業してから20年間は英語とは無縁の生活を過ごしています。
客観的にみて、“英語はゼンゼン・マッタク”の状態。
そんな彼がいきなり英語を読むこと。
精神的ハードルが決して低くはなかったと想像します。
しかし、彼はそれをとにかく始めました。
僕のこんな言葉に背中を押されて、
「村上春樹も言ってるで、“英語のペーパーバックを一山いくらで買ってきて、意味がわかってもわからなくても、片端からがりがり乱暴に読んできた”、と。」
「夏目漱石も言ってるで、“英語を修むる青年はある程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山読むがよい、少し解らない節があって其処は飛ばして読んでいってもドシドシと読書していくと終いには解るようになる”、と。」
「そして俺は言う、今から始めたら、40代に入って、“ペーパーバックを読む”という人生の楽しみが1つ増えるで、と。」
我ながら至極無責任なアドバイスではありますが、少なくとも全て真実ではあります。
さて、あれから1年経ちました。
果たして彼は今どうなっているでしょうか?
それは次回の“使える英会話!”のコーナーにて。
川合亮平の新刊が11月24日にKADOKAWAから発売になります!
笑いあり、学びなし、いや、笑いながら学べる書になっています。
ご興味ある方は是非手に取ってみてください。
『「なんでやねん」を英語で言えますか? 知らんとヤバいめっちゃ使う50のフレーズ』』
http://amzn.to/2fMSd9a
川合 亮平
(かわいりょうへい)
通訳者・東京在住
関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。
通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。