こんにちは!川合亮平です。
この夏は6週間、英国に滞在してました。
その内の1週間は、スコットランドを取材する機会を頂き、彼の地を色々巡らせてもらっていたんですが、旅は旅程通りにはいかぬもの(それが醍醐味です)。
ある予定が天候によってキャンセルとなり、急遽、代わりに行った場所。誰も何も期待していない場所。
「あぁ、この空いた時間どうしようかね。聞くところによると、この辺りにLovely little fishing villageがあるらしいけど、そこに行って時間つぶそうか?」
そんな感じ。
それにしても、Lovely little…って、英語でよく使う自然な表現。「小さくて愛くるしい!」って感じを表現します。使ってみてね。
話を戻して、そんなハプニングでやってきたLovely Little Fishing Villageが、Crail(クレイル)。
スコットランド東海岸沿いの小さな漁村です。
あるカナダ人インスタグラマーの女性は「ここ・・・、住みたいわ」とこぼしていた程。
(ちなみに、僕は生まれて初めて“職業:インスタグラマー”という人に会って、とっても興味深かったのです。根掘り葉掘り色々質問しちゃった)
さて、百聞は一見にしかず。
ちょっと村を散策してみましょうか。
自然体、という言葉がぴったりくるCrail(クレイル)。飾らない美しさ、が確かにそこにありました。
もう殆どフィクションみたいなんですけど、Lovely little Villageにある、家族経営の素敵なLovely little Potteryが、これまたすごく良いのです。
“Crail Pottery”に行ってきました。
いやぁ、ホント、Lovely little Villageにいかにも存在しそうな、Lovely little Café/B&Bが実在するんですよね。
だから、本当なら、何をおいても、この“英国No.1”のフィッシュ&チップスを味わいたかったんですが、今回は諦めました。どなたか、僕の代わりに食べてきてください。ビネガーたっぷりかけてね。そこんとこだけ、よろしく。
あと、このAnstrutherからボートに乗って、Isle of Mayという小島に行けるらしいです。
初夏の季節は、Isle of Mayでパフィンの群が見られるらしいですよ。
タイムリーなことに、Crail訪問のほんの少し前に、村上春樹さんの紀行文集『ラオスにいったい何があるというんですか?』を読んでたんです。そこに、アイスランドのパフィンについての記述があって、パフィンという鳥が僕の頭の中をバタバタ(という音を立てるかは知らないけど)飛んでたところだったので。
どなたか、僕の代わりにパフィンも見てきてください。ビネガーはかけないで大丈夫です。そこんとこだけ、よろしく。
とまれ、今回偶然に出会うことができたLovely Little Fishing Village のCrail(クレイル)。
観光客らしい観光客をほとんど見かけなかったけど、僕がこれまで訪れた少なくない数の英国の場所(観光地)の中でも、強い印象を残す本当に素敵な場所でした。
では、またアナザー観光地でお会いしましょう。
川合亮平でした。
英国政府観光庁(Visit Britain)
Visit Scotland
Visit Fife
その1:Quirky(クワーキー)
意味:風変わりで、独特の個性がある(良い意味です)
使い方:人にも物にも使えます、また、見た目にも雰囲気にも使えます。例えばStrangeは、少しネガティブな意味合いも含みますが、Quirkyは概ねポジティブな意味として使います。
例:
●His café is really quirky, I love it! (このカフェ、変わってて大好きだわ)
●This restaurant is run by a quirky man. He opens the restaurant for only 2 hours a day.(このレストランのオーナー風変わりな人でさ、1日に2時間しかオープンしないんだよね)
この夏は6週間、英国に滞在してました。
その内の1週間は、スコットランドを取材する機会を頂き、彼の地を色々巡らせてもらっていたんですが、旅は旅程通りにはいかぬもの(それが醍醐味です)。
ある予定が天候によってキャンセルとなり、急遽、代わりに行った場所。誰も何も期待していない場所。
「あぁ、この空いた時間どうしようかね。聞くところによると、この辺りにLovely little fishing villageがあるらしいけど、そこに行って時間つぶそうか?」
そんな感じ。
それにしても、Lovely little…って、英語でよく使う自然な表現。「小さくて愛くるしい!」って感じを表現します。使ってみてね。
話を戻して、そんなハプニングでやってきたLovely Little Fishing Villageが、Crail(クレイル)。
スコットランド東海岸沿いの小さな漁村です。
何、この超素敵な漁村・・・
Crail(クレイル)に期待感ゼロでダラダラとバスから降り立って、村を5分も歩かないうちに、僕を含む(世界各国からやってきた)取材陣一行は、皆一様に、この素敵な村の魅力にFallen in Loveになっていたはず。あるカナダ人インスタグラマーの女性は「ここ・・・、住みたいわ」とこぼしていた程。
(ちなみに、僕は生まれて初めて“職業:インスタグラマー”という人に会って、とっても興味深かったのです。根掘り葉掘り色々質問しちゃった)
さて、百聞は一見にしかず。
ちょっと村を散策してみましょうか。
村を歩いてまず印象的なのは、チリ1つ落ちてないこと。そして、そこらじゅうに花が溢れてる。
野生の花、花壇に植えられた花、窓にある鉢植えの花、とにかく花だらけ。
家々がとにかく可愛らしい。
デザイン、色使いもとても素敵。
さりげない花ってとても気持ちを穏やかにしてくれますよね。
花を軒先に飾っておかないと、村人全員の前で尻文字書かされるとか、そういった何か特別な規則があるとは考えられないので、この花に溢れた状態が、Crail(クレイル)の素の姿なんだと想像します。なんて素敵な。 では、海を見に行ってみよう
海沿いは、“Coastal Path”という散歩道が整備されています。この素晴らしく雄大な景色を見ながら考え事でも、犬の散歩でも、リフレッシュでもなんでもお気に召すままどうぞ、という趣旨の道です。
こんな道がある暮らし、なんて豊かなんでしょうか。想像するだに豊かです、あぁ、豊かだ。近くにコンビニがなくても、ドラッグストアがなくても、駅が遠くても、こういう道が近所にある暮らしこそ、僕は豊かな暮らしだと思うのです。 右手に見えるのはCrail Castle
高台からハーバーを見下ろします
Lovely little villageになくてはならないものといえば・・・
なくてはならないもの、それは・・・・、Lovely little Pottery(陶器製造所)ですよね、誰がどう考えても。
だって、Lovely little Potteryがない、Lovely little Villageなんて、ちゃんこ鍋を出さない相撲部屋みたいなもんでしょ。もう殆どフィクションみたいなんですけど、Lovely little Villageにある、家族経営の素敵なLovely little Potteryが、これまたすごく良いのです。
“Crail Pottery”に行ってきました。
おじゃましまーす。
お庭を抜けて、店内に入ってみましょう
こちらの”Crail Pottery“、1965年にグリーヴ夫妻が開業し、今では、彼らの娘さん、息子さん、息子さんのお嫁さんによって運営されています。グリーヴ夫妻もまだまだ活躍中とのこと。まさに家族経営のアットホームなPottery。
商品は全て手作り。1つ1つに個性と温かみを感じます。ホント、既製の大量生産品とは、それぞれの陶器が放つ生命力というか個性が全然違う。食卓が一気に豊かになること請け合い。
いろんなテーマの焼き物シリーズがあるんですよ。こちらは、“East Neuk”。 East NeukというのはCrailが位置するエリアの地名です。
こちらは、“Green Floral”
そして“Hebrides” (スコットランド西岸のヘブリディーズ諸島)
“タータン”の陶器がやっぱり一番人気が高いそうです
手作りですごく魅力的な商品なのに、お値段がリーズナブルなんですよね。これは散財注意報です。
“Crail Pottery“、地元で人気なのは言わずもがな、Crailが位置するFifeというエリアの中でも有名な陶磁器屋さんなんですよ。このエリアで人気のレストランなんかも、皆こぞってこちらの陶器を使用してるくらいなんですよ。料理が1.5倍以上は映えますからね、こういう素敵な陶器を使うと、正味の話が。
Lovely little villageになくてはならないものといえば・・・
なくてはならないもの、それは・・・・、Lovely little Café/B&B ですよね、誰がどう考えてもね、もちろんね。
だって、Lovely little Café/B&Bがない、Lovely little Villageなんて、何の効能もない温泉みたいなものでしょ。いやぁ、ホント、Lovely little Villageにいかにも存在しそうな、Lovely little Café/B&Bが実在するんですよね。
The Honeypotさん。
カフェ・レストランとしても利用できるし、B&Bもめちゃくちゃ人気らしいですよ。だって僕が行った時、部屋を見せてもらおうとしたんだけど、全部屋宿泊中だったんですよね。
ご主人のグラハムさん、彼がまた素敵な方なんだ。素朴で明るくて親切で。
中庭で紅茶をいただいて、一通り時間を過ごして、この場所を後にしようとしたところ、グラハムさんが「あ!忘れてた!あなたたち、カニ食べた?」と唐突に。 Crailはカニも有名みたいです。今さっき港から揚がったカニがあるということ。ええ、ええ、もちろん頂きますよ。
超新鮮なカニをさっと出してくれる、B&Bの主人。如何にも最高じゃないですか。
そんなこんなでカニをいただき、The Honeypotを後にしました。いや、本当は後にしたくなかったんですけどね。紅茶のおかわりをして、なんだかんだ日が暮れるまで居座って、そして、気がついたらB&Bに宿泊してて、あれよあれよという間にCrailに居ついている。そんなジャパニーズ。というシナリオもそこはかとなく魅力的ではあることは確かなんです。なのですが、でもしかし、The Travel Must Go On! なのだな。
Crail(クレイル)の魅力はまだまだ・・・
Crail から海岸沿いの風光明媚なCoastal Pathを歩くこと1時間、バス、車なら10分、Anstrutherという別の漁村にたどり着きます。 いろんなお店が立ち並ぶAnstrutherの港に、”英国No.1”の称号を持つフィッシュ&チップスのお店があると聞き、やってきました。。
世界中から有名人もこぞって食べに来るとか・・・
実は、冒頭にも書いたように、今回のCrail訪問は、ハプニングから生じたものでして、滞在時間もかなり限られていたんですね。だから、本当なら、何をおいても、この“英国No.1”のフィッシュ&チップスを味わいたかったんですが、今回は諦めました。どなたか、僕の代わりに食べてきてください。ビネガーたっぷりかけてね。そこんとこだけ、よろしく。
あと、このAnstrutherからボートに乗って、Isle of Mayという小島に行けるらしいです。
初夏の季節は、Isle of Mayでパフィンの群が見られるらしいですよ。
Crail側から遠くに見えるIsle of May
パフィン、僕は見られなかったんですが、見たかったな〜。タイムリーなことに、Crail訪問のほんの少し前に、村上春樹さんの紀行文集『ラオスにいったい何があるというんですか?』を読んでたんです。そこに、アイスランドのパフィンについての記述があって、パフィンという鳥が僕の頭の中をバタバタ(という音を立てるかは知らないけど)飛んでたところだったので。
どなたか、僕の代わりにパフィンも見てきてください。ビネガーはかけないで大丈夫です。そこんとこだけ、よろしく。
とまれ、今回偶然に出会うことができたLovely Little Fishing Village のCrail(クレイル)。
観光客らしい観光客をほとんど見かけなかったけど、僕がこれまで訪れた少なくない数の英国の場所(観光地)の中でも、強い印象を残す本当に素敵な場所でした。
では、またアナザー観光地でお会いしましょう。
川合亮平でした。
Crailの街角(村角?)
取材協力:英国政府観光庁(Visit Britain)
Visit Scotland
Visit Fife
♦ 使える英会話!
英国にいるとよく聞いたり、よく使う機会があるけど、多分少なくない数の日本人には馴染みの薄い英単語その1:Quirky(クワーキー)
意味:風変わりで、独特の個性がある(良い意味です)
使い方:人にも物にも使えます、また、見た目にも雰囲気にも使えます。例えばStrangeは、少しネガティブな意味合いも含みますが、Quirkyは概ねポジティブな意味として使います。
例:
●His café is really quirky, I love it! (このカフェ、変わってて大好きだわ)
●This restaurant is run by a quirky man. He opens the restaurant for only 2 hours a day.(このレストランのオーナー風変わりな人でさ、1日に2時間しかオープンしないんだよね)
川合 亮平
(かわいりょうへい)
通訳者・東京在住
関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。
通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。