こんにちは、ロンドンから川合亮平です。
先日、初めての街で数日過ごしてきました。
スコットランドのグラスゴーです。
素朴さとエッジと優しさが同居する雰囲気が個人的にはとても気に入りました。
行政が観光に力を入れだしたという事実もあり、
英国の中で、スコットランドの中で、これから要注目の街であることは間違いないと思います。
街を歩いていると、前に進む活気を確かに感じることができました。
さて、その場所に実際に足を運ぶことで初めて知れることというのは少なくありませんよね。
例えば、Tennent’s(テネンツ)ビールがスコットランドで一番歴史を持つ、シェアNo.1のラガービールといったこととか。
そもそも、Tennent’s(テネンツ)というビールブランドがあることも知らなかったし、僕は。
そんなわけで、2012年に体験したロンドンのFuller’sビール工場見学ツアー以来となるビール工場見学ツアーへ、レッツらゴーです。
入り口に続く道では、ファンキーな壁画が出迎えてくれました。
壁画の一つにはなぜか謎のカタカナが・・・
『I’ve got mine.:「これ、俺の」』
全く知らなかったのですが、テネンツビール、2007年に日本でCMを作成していたようなのです。
このカタカナ壁画はその時の名残とのことなんですが、2007年ってこんな感じでしたかね?
この動画を見る限り、80年代の匂いしかしないんですが、まあ、細かいことはビールで流してしまいましょう。
工場見学ツアーの前後には、カラフルなビジターセンターでTennent’s(テネンツ)の歴史を学んだり、グッズを購入したりできます。
あれ、ちょっと待ってくださいよ、これ、、、なんだろう・・・
なかでも僕の目を引いたのは1976年のシリーズ:
1日の中の様々な時間帯のペニーさんの写真がフィーチャーされた、Penny Series(ペニーシリーズ)。
朝から晩まで結構な薄着でグイグイ迫ってくるなぁ、ペニーさん。
輸出用として1976年に製造されたシリーズですが、売り上げはあまり伸びなかったとのこと・・・。
ペニーさんとの妄想が膨らみすぎてビールに集中できなかったのが売り上げ不振の要因、かどうかは知りませんが、とにかく、このTennent’s Girlsシリーズは、今ではかなりのコレクターズアイテムになってるようですよ。
半分くらいがアメリカ人観光客、あとの半分はグラスゴー地元の人たち。
そう、海外からの観光客にも人気のスポットなんですが、地元の人の参加率も高いみたいなんですよね。
僕が現地で出会ったあるグラスゴーの女性は
「今度、彼の誕生日プレゼントとしてTennent’sツアーに一緒に行くんだ。彼テネンツ・ビールが大好きだから」
とおっしゃっていました。
工場ツアーが始まって僕が真っ先に気づいたこと:
「英語が全然わからない!」
その理由は、
グラスゴーの英語に慣れていないこと、
そして、
工場なのでやっぱりある程度の工場音があること(言い訳?)、
「ガイドさん、何言ってるのか、さっぱりわからない!」
ロンドンの人のことをLondoner(ロンドナー)というように、グラスゴーの人のことをGlaswegian(グラスウィージャン)と言います。
そして、グラスゴー独特のアクセントがある英語のこともGlaswegian(グラスウィージャン)と言います。
「Glaswegian(グラスウィージャン)、相当手強い!」
これ、地元の参加者はもちろん分かるんだろうけど、アメリカ人たちは理解しているんだろうか?
ぼくは正直、まるでわからなかったですけどね。
ツアーの最中、ガイドさんが参加者に何かクイズを出す場面があったんですよ。
(何らかのクイズが出されたという事実はかろうじてわかりました)
質問されて、僕はわかったふりをしながら「Three Years(3年)」と答えたんです。
そしたら、正解は「225年」。
いや、どんだけ派手に間違うねん!っていう話ですよね。
まあ、“何年間”という大筋だけは合ってたのが唯一の救いですが。
だって、例えば「猫」と答えて、
正解が「225年」だったら、「こいつ全然分かってないな」というのが丸わかりですからね。
セーフでした(いや、アウトだけど)。
ちなみに、何が225年なのかは、今も謎のままです。
きっとこの先もずっと謎のままでしょう。
ツアー最後には(文字通り)出来立てホヤホヤのラガービール試飲が待っています。
どこで飲むよりも新鮮で、この工場でしか味わえない美味しさ、とのこと。
“試飲”、といってもしっかりパイント(約568ml)をいただけるので、満足度は高いのではないでしょうか。
僕、基本アルコールは飲まないのですが、約1時間弱 Glaswegian(グラスウィージャン)リスニング猛特訓をした後の1杯は格別でしたよ、ほんと。
ツアー中は結構ダラダラしてた他の参加者達もこの段に来てみんな急に活き活きしだしてました。
こんなスペシャルなパイントをいただけることを考慮すると、ツアー参加費£12.50(約1,600円)は結構値打ちがあると思います。
申し込みはwebsiteから↓↓↓
http://tennentstours.com/tennents-tour
さて、1週間スコットランドを旅して、すっかりスコットランドびいきになってます。
次回以降も様々な視点からスコットランドの魅力を伝える記事を更新していきますね。
どうぞお楽しみに。
川合亮平でした。
p.s.
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先日、初めての街で数日過ごしてきました。
スコットランドのグラスゴーです。
素朴さとエッジと優しさが同居する雰囲気が個人的にはとても気に入りました。
名所の1つ:ケルヴィングローブ美術館
地元の人によると、ここ4、5年で街はどんどん垢抜けてきており、行政が観光に力を入れだしたという事実もあり、
英国の中で、スコットランドの中で、これから要注目の街であることは間違いないと思います。
街を歩いていると、前に進む活気を確かに感じることができました。
さて、その場所に実際に足を運ぶことで初めて知れることというのは少なくありませんよね。
例えば、Tennent’s(テネンツ)ビールがスコットランドで一番歴史を持つ、シェアNo.1のラガービールといったこととか。
そもそも、Tennent’s(テネンツ)というビールブランドがあることも知らなかったし、僕は。
そんなわけで、2012年に体験したロンドンのFuller’sビール工場見学ツアー以来となるビール工場見学ツアーへ、レッツらゴーです。
スコットランドNo.1ビールブランドの工場見学ツアー
街の中心地から歩いて10分程度でテネンツの工場と併設のビジターセンターに到着します。入り口に続く道では、ファンキーな壁画が出迎えてくれました。
『I’ve got mine.:「これ、俺の」』
全く知らなかったのですが、テネンツビール、2007年に日本でCMを作成していたようなのです。
このカタカナ壁画はその時の名残とのことなんですが、2007年ってこんな感じでしたかね?
この動画を見る限り、80年代の匂いしかしないんですが、まあ、細かいことはビールで流してしまいましょう。
あれ、ちょっと待ってくださいよ、これ、、、なんだろう・・・
歴代のTennent’s(テネンツ)ビール缶なんですが、デザインがちょっと・・・・
オールドファッション感は否めませんがそれでも、魅力的な美女の写真が配されたおびただしい数のビール缶・・・。なかでも僕の目を引いたのは1976年のシリーズ:
朝から晩まで結構な薄着でグイグイ迫ってくるなぁ、ペニーさん。
輸出用として1976年に製造されたシリーズですが、売り上げはあまり伸びなかったとのこと・・・。
ペニーさんとの妄想が膨らみすぎてビールに集中できなかったのが売り上げ不振の要因、かどうかは知りませんが、とにかく、このTennent’s Girlsシリーズは、今ではかなりのコレクターズアイテムになってるようですよ。
英語が全然わからなかった話
ペニーさんに後ろ髪を引かれながら、工場見学ツアーがスタートします。
僕が参加した会の参加者は10名程度でした。半分くらいがアメリカ人観光客、あとの半分はグラスゴー地元の人たち。
そう、海外からの観光客にも人気のスポットなんですが、地元の人の参加率も高いみたいなんですよね。
僕が現地で出会ったあるグラスゴーの女性は
「今度、彼の誕生日プレゼントとしてTennent’sツアーに一緒に行くんだ。彼テネンツ・ビールが大好きだから」
とおっしゃっていました。
工場ツアーが始まって僕が真っ先に気づいたこと:
「英語が全然わからない!」
その理由は、
グラスゴーの英語に慣れていないこと、
そして、
工場なのでやっぱりある程度の工場音があること(言い訳?)、
「ガイドさん、何言ってるのか、さっぱりわからない!」
ロンドンの人のことをLondoner(ロンドナー)というように、グラスゴーの人のことをGlaswegian(グラスウィージャン)と言います。
そして、グラスゴー独特のアクセントがある英語のこともGlaswegian(グラスウィージャン)と言います。
「Glaswegian(グラスウィージャン)、相当手強い!」
これ、地元の参加者はもちろん分かるんだろうけど、アメリカ人たちは理解しているんだろうか?
ぼくは正直、まるでわからなかったですけどね。
ツアーの最中、ガイドさんが参加者に何かクイズを出す場面があったんですよ。
(何らかのクイズが出されたという事実はかろうじてわかりました)
質問されて、僕はわかったふりをしながら「Three Years(3年)」と答えたんです。
そしたら、正解は「225年」。
いや、どんだけ派手に間違うねん!っていう話ですよね。
まあ、“何年間”という大筋だけは合ってたのが唯一の救いですが。
だって、例えば「猫」と答えて、
正解が「225年」だったら、「こいつ全然分かってないな」というのが丸わかりですからね。
セーフでした(いや、アウトだけど)。
ちなみに、何が225年なのかは、今も謎のままです。
きっとこの先もずっと謎のままでしょう。
ツアー最後のお楽しみ
どこで飲むよりも新鮮で、この工場でしか味わえない美味しさ、とのこと。
ツアー中は結構ダラダラしてた他の参加者達もこの段に来てみんな急に活き活きしだしてました。
こんなスペシャルなパイントをいただけることを考慮すると、ツアー参加費£12.50(約1,600円)は結構値打ちがあると思います。
申し込みはwebsiteから↓↓↓
http://tennentstours.com/tennents-tour
さて、1週間スコットランドを旅して、すっかりスコットランドびいきになってます。
次回以降も様々な視点からスコットランドの魅力を伝える記事を更新していきますね。
どうぞお楽しみに。
川合亮平でした。
p.s.
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川合 亮平
(かわいりょうへい)
通訳者・東京在住
関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。
通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。