The Oakley Court
今回はウィンザーに建つ、迫力満点のヴィクトリアン・ゴシック様式の建物「The Oakley Court(オークリー・コート)」をご紹介します。1859年に建てられたオークリー・コートは、元々は貴族の館です。サー・リチャード・ホール・セイが、フランスから嫁いだ妻のために故郷フランスのシャトー(貴族の館)を感じられるように建てたと言われています。(実際はフランスというよりも、とてもオリジナリティーあふれる内外になっています。)

到着時はすでに周囲はすっかり暗かったのですが、独特の外形はライトアップされて良く見えました。先の尖っているのが特徴のゴシック・アーチ型の窓から漏れる灯りや、豊かな形状装飾による陰影で、どの角度からも絵になっています。この貴族の館が、1981年にホテルとしてオープンしました。この外観から想像できる通り、「ドラキュラ」などホラー映画の撮影ロケ地としてもよく使われます。







白いモールディングと優しいクリームイエロー色の組合せが、なんとも上品で居心地の良い空間を演出しています。

さらにここには、ベンチシートが造られていて、外の広大な庭を背後に、ここに座れる特等席が出来ています。




イギリスの家庭のキッチンに招かれたかのようなラブリーな空間です。実際にキッチンキャビネットが使われており、すべての食べ物が、まるでディスプレイのように置かれています。セルフサービスで好きな物を取ってきたら、お薦めは暖炉前の席です。
厳めしい外観とは反対に、素朴で可愛らしいインテリアに囲まれて朝食をいただけるのも、このホテルの魅力だと思います。
ちなみに、ウィンザーはヒースロー空港から西へ約20kmと近めなので、日本からの到着後に直行するにも便利な立地です。
THE OAKLEY COURTPhoto & Text by Koichi Obi
住所: Windsor Road, Water Oakley, Windsor, Berkshire, SL4 5UR
URL:www.oakleycourt.co.uk


小尾 光一
工学院大学工学部建築学科卒業後、輸入住宅会社、リフォーム会社勤務を経て、「地面から生えたような」と形容されるイギリスの家に魅了されて渡英を繰り返し、デザイン・知識の習得とともにイギリス建材の開拓を重ね、2000年にコッツワールドを設立。イギリスであれば何処のエリアの建物も、そしてインテリアも実現するイギリス住宅専門の建築家として活動中。日英協会、イギリスを知る会所属。
著書「英国住宅に魅せられて」
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