こんにちは、トーキョーから川合亮平です。
まず告白させてください。
最初、『ヨークを楽しむ49のヒント』という記事にしようかなと思いついたのですが、
いやぁ、さすがに49もヒントないよなぁ、という自分決議により、
ハードルを一氣に下げて、4+9(=13)とさせて頂きました。
多少言い訳がましくも僕は思うのですが、「自分で自分のハードルを一氣に下げる」というのは、ある種の場面においては、前に進んでいくための非常に有効な呪文であると感じています。
“一氣に”というのがポイントです。
49→13、みたいにね。
今年も行ってまいりました、ヨーク。
7年くらい前からほぼ毎年訪れているので、今年で7回目くらいです。
ヨークって僕の印象としては、海外観光客もイギリス人観光客も皆一様に
「ヨークって良いよね」という感想を持っている街なんですよ。
行政が観光に力を入れており、その政策がしっかり機能している結果だと思います。
そういう意味で、
日本人の方からの「ロンドン以外に訪れるべきイギリスの都市は?」
という質問に対して「ヨーク」は手堅い答えだと思いますし、
ヨーク以外に住むイギリス人に「ロンドン以外でどこが良かった?」
と聞かれた際は、「ヨーク」と言っておけば小さくない確率で「そうだよね、そうだよね」という同意を得られますよ。
ただし、ヨークに実際に行ったことがない人はこの手は使えないですよ、もちろん。
その後「具体的にヨークのどこが良かった?」と尋ねられたら、ヘラヘラするくらいしか術がなくなりますので。
ヨークに降り立って、プランがあんまり固まってない場合にまず訪れたい場所が、Visit York Information Centreです。観光案内所で、街の中心部にあり、駅からも徒歩10分でたどり着けます。
1泊2日以上ヨークでがっつり過ごす方におすすめなのが、ヨークパス。
Visit York Information Centreで購入可能です。
主要アトラクションが全てカヴァーされていて、それらをだいたい3つ以上訪れるならパスを持っていた方が断然お得になるからです。
だいたいプランを立てて、パス有とパス無、どちらがお得かな?とビジターセンターで皮算用してみてください。
イギリスの地方都市で、元々ローマ人が住んでいた場所には大体ローマの城壁が残っていることが少なくありません。
例えばチェスター、そしてヨークもそうなんです。
街の中心部を丸っと囲んでいる城壁は、その上を(無料で)歩くことができ、人気観光アクションとなっています。
ここを歩くと街の全貌がよくわかりますし、地面を歩くのとはまた違った美しさを堪能できるので、とってもお勧め。
全長3.4キロメートルです。
僕は今回1泊2日のヨーク滞在だったんですが、朝早く起きて城壁の上をジョグったら最高だろうなと目論んでだんです。 しかし、眠気が勝り叶いませんでした。
次回は眠気にリベンジするぜ。
ヨーク大聖堂はヨーク観光の定番中の定番だと思いますが、ここは行く価値ありますよ。
内部展示がかなり充実しているのでミュージアム的な楽しみ方ができます。
そしてこの場所の荘厳さはやっぱり中々味わえる感覚ではないと思いますし。
他の予定との兼ね合いだと思いますが、ここある程度時間をかけて見学するのがお勧めです。
あなたはイギリスの庶民的ツイーツと聞いて何を思い浮かべますか?
色々な答えがあると思いますが、まず間違いなく『ファッジ』は代表格だと思われます。
ファッジって何かと言うと、まあ簡単に書くと“砂糖の塊”です。
そんな英国伝統の庶民菓子ファッジを現代的にアレンジして人気を博しているお店が『Fudge Kitchen』。
日本人にはあまり馴染みがないかもしれないのですが、
ヨークといえばヴァイキング、でもあるんですよ。
ジョディを見たらカフェラッテ、的な。
そして、ヨークの街を代表する観光アトラクションの1つが、ヴァイキングの暮らしぶりを体感できるJORVIK Viking Centre。
エンターテイメント性抜群の施設で、
日本では中々知る機会がないヴァイキングの人々の生態について楽しみながら学ぶことができます。
ヨークに来たらここはMust Visitかなと思いますね、僕なんかは。
どんな五つ星ホテルでも、サービス、部屋の広さ・清潔さ、食事(朝食)、がある一定水準以上のレベルを超えていることは言わずもがななんですが、
The Grand Yorkに関する僕の感想は、スタッフの方の心遣いが素晴らしい!でした。
ネスレのキットカットが生まれたのが実はヨークなんですよ。
世界一強いビールが飲めます。70%!
飲みすぎると、まずヨーク朝、ちゃんと起きられないでしょうね。
2013年パブ・オブ・ザ・イヤーに輝いたお店。
「オレがヨーク行くパブさ。雰囲気満点で地元民しか知らない穴場なんだ。行ってみようよ」と友達に教えてもらったパブ。
House Of The Trembling Madness(名前がおどろおどろしい)
おすすめミュージアム:ヨーク・キャッスル・ミュージアム
体感型で、ある種テーマパーク的な面白さがあるミュージアムですよ。
楽しみながら歴史が学べます!
例えばロンドンからヨークに行く際、日帰りでも宿泊でもどちらでも全然大丈夫なんですが、注意点が1つ。
イギリスには、バンク・ホリデーという祝日があり、月曜日が休みになるケースが年に何度かあります。
その週末は(一般的には)3連休の人が多いわけで、ロンドン→ヨークのような北上する列車はめちゃ混みする傾向にあります。
だから、バンクホリデー・ウィークエンドはヨーク行きは避けた方が無難です。
どうしても避けられない場合は列車チケットは必ず座席指定で予約するようにしましょう。
指定できない場合は、ちょっときついかなと思います。
(文字通り)ぎゅーぎゅーの列車で立ちながら2時間過ごすのはなかなかの忍耐力を要します。
そのあたり、ヨーク考えてプラン立ててくださいね。
そうなんですよ。
ヨークって、The Most haunted city in Europeと言われています。
(誰が言っているのか知らないけど)
そんなわけで、数時間のウォーキングツアー『ゴーストウォークツアー』が人気アトラクションだったりします。
僕はまだ未体験で、そのうち参加したいなと思っているのですが。
ちなみに僕はこれまでヨークでお化けさんには出会ったことありません。
だって、ホテルで深夜に目を覚まして窓の外に目をやったときに、中世のドレスを着た女性が一人トボトボ歩いているのが見えたんですが、彼女は仮装行列から逸れた人ですし、
ヨークのある貴族屋敷のある部屋に入ってから廊下に戻ろうとしたら、普通に開いたはずの扉が一瞬全く開かなくてしばし閉じ込められたのは、100%立て付けの問題ですからね、
明らかに、ね。
さてさて、いかがでしょうか。
「ヨークどうですか?何かおすすめありますか?」
と問われて時に、僕が答えるであろう13のおすすめをざっとまとめてみました。
ご活用いただければ嬉しいです。
次回もBRITISH MADEなストーリーであなたのご機嫌を伺います。
川合亮平でした。
関連リンク
チョコと歴史の街、ヨークへ!
まず告白させてください。
最初、『ヨークを楽しむ49のヒント』という記事にしようかなと思いついたのですが、
いやぁ、さすがに49もヒントないよなぁ、という自分決議により、
ハードルを一氣に下げて、4+9(=13)とさせて頂きました。
多少言い訳がましくも僕は思うのですが、「自分で自分のハードルを一氣に下げる」というのは、ある種の場面においては、前に進んでいくための非常に有効な呪文であると感じています。
“一氣に”というのがポイントです。
49→13、みたいにね。
それにしてもよーく行きますよね
7年くらい前からほぼ毎年訪れているので、今年で7回目くらいです。
ヨークって僕の印象としては、海外観光客もイギリス人観光客も皆一様に
「ヨークって良いよね」という感想を持っている街なんですよ。
行政が観光に力を入れており、その政策がしっかり機能している結果だと思います。
そういう意味で、
日本人の方からの「ロンドン以外に訪れるべきイギリスの都市は?」
という質問に対して「ヨーク」は手堅い答えだと思いますし、
ヨーク以外に住むイギリス人に「ロンドン以外でどこが良かった?」
と聞かれた際は、「ヨーク」と言っておけば小さくない確率で「そうだよね、そうだよね」という同意を得られますよ。
ただし、ヨークに実際に行ったことがない人はこの手は使えないですよ、もちろん。
その後「具体的にヨークのどこが良かった?」と尋ねられたら、ヘラヘラするくらいしか術がなくなりますので。
ヨークを楽しむ4+9(=13)のヒント
その1:まずパスをゲットだぜ
1泊2日以上ヨークでがっつり過ごす方におすすめなのが、ヨークパス。
Visit York Information Centreで購入可能です。
主要アトラクションが全てカヴァーされていて、それらをだいたい3つ以上訪れるならパスを持っていた方が断然お得になるからです。
だいたいプランを立てて、パス有とパス無、どちらがお得かな?とビジターセンターで皮算用してみてください。
その2:街の全貌を把握するのだ
イギリスの地方都市で、元々ローマ人が住んでいた場所には大体ローマの城壁が残っていることが少なくありません。
例えばチェスター、そしてヨークもそうなんです。
街の中心部を丸っと囲んでいる城壁は、その上を(無料で)歩くことができ、人気観光アクションとなっています。
ここを歩くと街の全貌がよくわかりますし、地面を歩くのとはまた違った美しさを堪能できるので、とってもお勧め。
全長3.4キロメートルです。
僕は今回1泊2日のヨーク滞在だったんですが、朝早く起きて城壁の上をジョグったら最高だろうなと目論んでだんです。 しかし、眠気が勝り叶いませんでした。
次回は眠気にリベンジするぜ。
その3:大聖堂は外せない
内部展示がかなり充実しているのでミュージアム的な楽しみ方ができます。
そしてこの場所の荘厳さはやっぱり中々味わえる感覚ではないと思いますし。
他の予定との兼ね合いだと思いますが、ここある程度時間をかけて見学するのがお勧めです。
その4:イギリスのスイーツを堪能せよ
あなたはイギリスの庶民的ツイーツと聞いて何を思い浮かべますか?
色々な答えがあると思いますが、まず間違いなく『ファッジ』は代表格だと思われます。
ファッジって何かと言うと、まあ簡単に書くと“砂糖の塊”です。
そんな英国伝統の庶民菓子ファッジを現代的にアレンジして人気を博しているお店が『Fudge Kitchen』。
イギリス全土にいくつかお店があるんですが、ヨークのお店が第1号店なんですって。
いろーんな味があるのが特徴です。
お店に入ると定員さんが大抵試食ファッジを手渡してくれますよ。小粒でも涙がでるくらい甘い。
ヴィーガン仕様のファッジも。
ファッジづくりの実演も随時行われてますので、アトラクションとしても楽しめます。
その5:歴史に挨拶
ヨークといえばヴァイキング、でもあるんですよ。
ジョディを見たらカフェラッテ、的な。
そして、ヨークの街を代表する観光アトラクションの1つが、ヴァイキングの暮らしぶりを体感できるJORVIK Viking Centre。
エンターテイメント性抜群の施設で、
日本では中々知る機会がないヴァイキングの人々の生態について楽しみながら学ぶことができます。
ヨークに来たらここはMust Visitかなと思いますね、僕なんかは。
その6:ヨークといえばこのホテル:The Grand
ヨークの五つ星ホテルと言えばThe Grandと言うくらい有名なホテル。
駅から徒歩5分以内。街の中心部へも徒歩5分以内。
駅から徒歩5分以内。街の中心部へも徒歩5分以内。
今回ご縁があり、宿泊させていただきました。
ホテルの等級として五つ星が一番最高なわけですが、では、五つ星は何が特別なのか?どんな五つ星ホテルでも、サービス、部屋の広さ・清潔さ、食事(朝食)、がある一定水準以上のレベルを超えていることは言わずもがななんですが、
The Grand Yorkに関する僕の感想は、スタッフの方の心遣いが素晴らしい!でした。
そして、朝食も満足の充実度でしたよ。
その7:チョコレートの街なんですよ、ヨークって。
ヨークにおけるチョコの歴史と文化を体感できるYork’s Chocolate Story。僕は過去3回くらい参加したんですが、面白いです。
オリジナルチョコを作って持ち帰れます!
その8:地元民おすすめのレストラン・バー
地元民のみぞ知る裏通りの隠れ家的カフェ・レストラン・バー:Vjsです。
ヴェジタリアン・ラップ、美味しかった!
その9:小腹が空いたら英国式軽食を
ザ・イギリスの軽食、とも言えるパイなどを手軽に味わえるお店。Cornish Bakery
その10:穴場のパブでチャレンジする?
飲みすぎると、まずヨーク朝、ちゃんと起きられないでしょうね。
2013年パブ・オブ・ザ・イヤーに輝いたお店。
「オレがヨーク行くパブさ。雰囲気満点で地元民しか知らない穴場なんだ。行ってみようよ」と友達に教えてもらったパブ。
House Of The Trembling Madness(名前がおどろおどろしい)
その11:このミュージアムが面白いんです
おすすめミュージアム:ヨーク・キャッスル・ミュージアム
体感型で、ある種テーマパーク的な面白さがあるミュージアムですよ。
楽しみながら歴史が学べます!
その12:バンク・ホリデーには要注意!
例えばロンドンからヨークに行く際、日帰りでも宿泊でもどちらでも全然大丈夫なんですが、注意点が1つ。
イギリスには、バンク・ホリデーという祝日があり、月曜日が休みになるケースが年に何度かあります。
その週末は(一般的には)3連休の人が多いわけで、ロンドン→ヨークのような北上する列車はめちゃ混みする傾向にあります。
だから、バンクホリデー・ウィークエンドはヨーク行きは避けた方が無難です。
どうしても避けられない場合は列車チケットは必ず座席指定で予約するようにしましょう。
指定できない場合は、ちょっときついかなと思います。
(文字通り)ぎゅーぎゅーの列車で立ちながら2時間過ごすのはなかなかの忍耐力を要します。
そのあたり、ヨーク考えてプラン立ててくださいね。
その13:ヨーロッパ一お化けが出る街
そうなんですよ。
ヨークって、The Most haunted city in Europeと言われています。
(誰が言っているのか知らないけど)
そんなわけで、数時間のウォーキングツアー『ゴーストウォークツアー』が人気アトラクションだったりします。
僕はまだ未体験で、そのうち参加したいなと思っているのですが。
ちなみに僕はこれまでヨークでお化けさんには出会ったことありません。
だって、ホテルで深夜に目を覚まして窓の外に目をやったときに、中世のドレスを着た女性が一人トボトボ歩いているのが見えたんですが、彼女は仮装行列から逸れた人ですし、
ヨークのある貴族屋敷のある部屋に入ってから廊下に戻ろうとしたら、普通に開いたはずの扉が一瞬全く開かなくてしばし閉じ込められたのは、100%立て付けの問題ですからね、
明らかに、ね。
さてさて、いかがでしょうか。
「ヨークどうですか?何かおすすめありますか?」
と問われて時に、僕が答えるであろう13のおすすめをざっとまとめてみました。
ご活用いただければ嬉しいです。
次回もBRITISH MADEなストーリーであなたのご機嫌を伺います。
川合亮平でした。
関連リンク
チョコと歴史の街、ヨークへ!
川合 亮平
(かわいりょうへい)
通訳者・東京在住
関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の『なんでやねんを英語で言えますか?』(KADOKAWA)をはじめ、著書・翻訳書・関連書は10冊以上を数える。
通訳者としては直近で東京五輪関連のビジネス会議、アスリート通訳に携わる。その他、歌手のエド・シーラン、映画『ファンタビ』シリーズのエディ・レッドメイン、BBCドラマ『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、ヒットドラマ『ダウントン・アビー』の主要キャストなど、ミュージシャン、俳優への通訳・インタビューも多数手がけている。