
場所はテムズ川沿い。ランベス・ブリッジ橋の南側にある教会で、ビッグ・ベンのあるウエストミンスター駅から徒歩15分ほどです。


彼らは16~17世紀に活躍した庭師で、当時、ロシア、アメリカ、アフリカを含む世界各地で植物収集を行っていました。そして、ロンドンのランベス地区にあった自宅に「方舟(The Ark)」と呼ばれる博物館兼植物園を開設していたのだそうです。
没後、二人とも、自宅近くのセント・メアリー・アット・ランベス教会に埋葬されました。1970年代になって、教会が取り壊されそうになったとき、ローズマリー・ニコルソンという人物が、イギリスの庭園史に欠かせない人物たちを記念する場所を失くしてはならない、とトラディスカント財団を立ち上げ、この場所を守ったのです。
それを考えると、この教会が現在、庭園博物館としてイギリスの庭園史を伝える場所になっているというのは、とてもふさわしいことに思えます。

今回、博物館の中に入ると、クリーム色のトーンで彩られた壁と照明のおかげか、以前に比べてずいぶん明るい印象です。また、前にはなかった二階部分が増えているのが大きな変化。これらは常設展と特別展の両方が展示できるスペースになっています。
展示スペースは改修前の約3倍になったということで、以前が約140点程度だったのに対し、1000点以上もの物を展示することが可能になったそうです。

ひとつひとつ解説を読みながら見ていると、イギリス人のガーデニニグに対する熱意に感心せずにはいられません。たくさんの展示物を見た後では「イギリスは『ガーデナーの国』と呼ばれています。」という一文に思わずうなずいてしまうことでしょう。




また、館内の「The Ark Gallery」では、トラデスカント親子の収集品を特別展示していたり、今回あらたに教会のタワーに上ることができるようになったり、とリニューアル・オープンによって、さらに訪ねる楽しみが広がりました。

ガーデン・ミュージアム(Garden Museum)Photo&Text by Mami McGuinness
住所:Lambeth Palace Rd, London SE1 7LB
TEL:+44 (0) 20 7401 8865
http://www.gardenmuseum.org.uk/
開館時間:
10:30~17:00(日~金曜)、10:30~16:00(土曜)
休館日:第一月曜


マクギネス真美
英国在住22年のライフコーチ、ライター。オンラインのコーチングセッションで、人生の転換期にある方が「本当に生きたい人生」を生きることを日本語でサポート。イギリスの暮らし、文化、食べ物、人物などについて書籍、雑誌、ウェブマガジン等への寄稿、ラジオ番組への出演多数。ポッドキャスト"The Real You with Mamita"および音声メディアVoicy「英国からの手紙『本当の自分で生きる ~ 明日はもっとやさしく、あたたかく』」にてイギリス情報発信中。
ロンドンで発行の情報誌『ニュースダイジェスト』ではコラム「英国の愛しきギャップを求めて」を連載中。
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