夏休みの間は日本に帰っていたのですが、またこちらに戻ってきました。心地よい秋風に吹かれながら新年度のスタートです。(*イギリスでは、大学によりますがだいたい10月頭から新年度が始まり、5月中頃に年間の授業が終わります。)
大学が始まって最初の週の金曜日、この週末はどこへ行こうかとしっかり天気予報をチェック。
土曜日は、晴れ。しかし残念ながら日曜日から来週いっぱいはずっと雨。
じゃあ天気のいいうちに撮影しに出かけよう!と急遽思い立ち、ロンドン行きの切符を買うことに。(イギリスに来てからというもの、フットワークの軽さにさらに磨きがかかりどこへ行くにもひょいっと身軽になりました。)
週末の優雅な過ごし方。Richmond Park散策
ここは、“野生の鹿を見ることができる”ロンドンの王立公園として知られていて、なんとニューヨークのセントラルパークの約三倍もの広さを誇るそうです。
今回はそこに行けば鹿たちに逢えるという情報だけを頼りに、なんの前置き情報もなくプチアドベンチャーに繰り出してみることに。片手にはもちろんカメラを、そしてもう片方の手にはWi-fiに繋げなければ一切使えないiPhoneを。(デジタルに頼らず、冒険感がより一層増すことを期待。)
小さな冒険のはじまりはじまり
さて先ほどもお伝えした通り、ガイドブックやGoogleで下調べせずにあちこち散策してみる計画なので、まずは現地でローカル情報を集めようと思います。最寄り駅のRichmond駅に降り立つと、早速目の前にインフォメーションセンターが。
見るからに人当たりの良さそうな、笑顔の素敵なおじいちゃんがお出迎え。
カウンターに並べられている冊子を見てみようと覗いていたところ、”Hello dear, how can I help you?(何かお困りかな?)”とマップを開いて指をさしながらバス停の番号や降りるところを教えてくれました。 パークに向かうであろう子供連れが多いバスの車内。
それからバスに揺られて10分ほどで、最寄りのバス停American Universityに到着。(アメリカンユニバーシティが何なのか気になるところですが、とりあえず下車。)
入口のゲートを見つけ一歩足を踏み入れて見ると、もうそこには見渡す限りの大草原が広がっています。美しい自然がしっかり守られているロンドン。まさかこの光景が世界的大都市で見れるなんて驚きです。日本で例えたら、東京23区内で軽井沢高原のような自然に気軽に触れられると言った感覚。
そして歩き始めて5分もたたないうちに、
いましたいました!このパークにいる鹿はみな野生なので、むやみに近づいたり触ったりはしないほうが良いですが、彼らも人間には慣れているようで思っていたより近くに寄れるようです。
初っ端からお目当ての鹿を見つけていまい、最高のスタートダッシュ。今日の撮影は天気にも運にも恵まれているなあとスキップしながら道を進んで行きます。(カメラが重くて実際には出来ませんが)
秋の風に吹かれながら、ただ夢中になって歩き回る。
とにかく敷地内を歩き回れば、数え切れないほどの鹿に遭遇できるのではないかと思っていたのですが、なかなか鹿の大群は見つからず。そして分かってはいたものの、この公園とんでもなく広い…。完全に迷子です。困った時のGoogle先生も使えないので、完全に感覚に頼りながらとにかく撮りたいと思った方向に進んで行くことに。 曇り空だと画がフラットになりがちですし、雨だと機材の心配でてんやわんやなので、今日は太陽の光を存分に楽しみながらリラックスして撮影できそうです。
探し求めていた鹿の群れに遭遇。足音でびっくりさせないように細心の注意を払いながら正面に回り込み、素早くレンズを変えてベストチャンスを待ちます。
白い斑点模様がちらりと草むらから現れました。子鹿かな?
いつもはロンドン中心部でフォトウォークをしていますが、こうして自然や動物の写真を撮るのもいいですよね。望遠レンズや三脚、また欲しい機材が増えてしまう一方…。
最後に、今週の疲れを忘れさせてくれるような鹿たちの癒しショットをおすそ分け。
きっと素敵な出逢いがあるかも。
フォトグラフィー作品はこちらのInstagramから。
写真を通してまるでイギリスに旅行しているかのような感覚をお届けしています。こちらのチェックもぜひ。
(ストーリーからはイギリス大学生の日常が垣間見れるかも?)
私のインスタグラムは常にオープンなので、置き手紙をぽんっと残すような感じでリクエストやちょっとした感想など気軽にメッセージを送ってもらえたらとっても嬉しいです。
それでは、次回もお楽しみに!Have a lovely weekend 😉
伴あかね
現役大学生、フォトグラファー。
日本の高校を卒業後、 19歳の時に単身渡英。カメラを片手に英国と日本を行き来し、ノマドフリーランスのフォトグラファーとして活動している。普段は英国大学で写真を専攻しながら、“ヨーロッパの空気を纏う瞬間”をテーマに日常のワンシーンを切り撮る日々。日本食、イギリス英語、ハリーポッターが大好き。
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