スタイリスト 四方章敬さん
「LEON」「MEN’S EX」「Men’s Precious」「THE RAKE JAPAN」など、ラグジュアリーメンズファッション誌で活躍中の四方章敬氏。イギリスの洋服に詳しいだけでなく、洋服が持つディテールとその背景を熟知し、現代のファッションにまで精通するスタイリストです。
四方さんよりマルチパックTシャツに関して
今回発売するマルチパックTシャツは、インナー用とアウター用がセットになっており、それぞれ単体でも、セットでも着られるところが特長。さらに、スタイリングの幅を広げてくれるコットンチーフも付属しています。
インナーTとアウターTをレイヤードした際にネックや裾から少しだけ白いインナーTが見えるバランスや、ネッカチーフやポケットチーフとして使えるコットンチーフを付ける等、スタイリストとしてのこだわりを反映し、「マルチに使えるパックT」をコンセプトに開発しました。今までの英国的なベーシックアイテムとも相性の良いバランスに仕上げられたと思います。
商品ラインアップ
インナーT
一枚できても透けにくくピッタリすぎない、絶妙なインナーT。丸胴やタコバインダー仕様により、縫い目が肌に当たらず、快適な着心地に。また、アウターTとセットで着用した際のネックバランスにもこだわりました。生地には20番手単糸の天竺編みで、肌触りの良いコットン素材を採用。
インナーとして快適に着られる素材、仕様を選び、様々なレイヤードを考慮したサイジングにしました。また、ネックの角度や幅、リブとボディの色のマッチングなど細部にまでこだわったことで、良いバランスに仕上がりました。
アウターT
程よいゆとりのあるサイズ感に、綺麗な発色のネイビー、そしてニットのような見え方にもなる裾リブ。ラグランスリーブやバインダーネック、袖口の2本針などアウターらしく見えるディティールにこだわりました。生地には40番手双糸で編み立てた天竺素材をチョイス。程よい厚みとハリがあり、アウターとして十分なボリューム感がありながら、繊細なコットンを双糸使いにすることで、きめが細かく快適な肌触りに。
一枚で様になる、子供っぽく見えない、スタイリングで応用がきくTシャツです。こだわりは沢山ありますが、特に悩んだのが袖ですね。最終的にサドルショルダーではなくラグランスリーブにすることでスポーティーさも軽減され、使いやすく好印象なデザインになりました。
コットンチーフ
肌触りの良いガーゼ生地のコットンチーフ。英国感溢れるタータンをベースに、イエローとレッドを差し色にしつつ、全体をくすみカラーでまとめました。52.5㎝×52.5㎝の正方形チーフなので、ネッカチーフのような使い方から、ライトアウターにポケットチーフとしても挿せるちょうど良いサイズ感です。
生地には40番手単糸のガーゼ生地を採用しました。ブロードに比べて薄く柔らかい素材感です。ネッカチーフとして巻いたときに肌触りもなめらかで良いし、ポケットチーフとして使った時にサイズはやや大きめですが、薄い分、かさ張りにくくなるというメリットがありますね。