ブリティッシュメイド オリジナルウェアコレクションの原点といえるシャツに、今季新モデルが登場! リゾートテイストなプルオーバー、スポーティなドローコード、そしてドレッシーな素材と、さまざまなテイストをミックスした新規軸です。今回もディレクションを担当したのは、人気スタイリストの四方章敬さん。本作について、次のように説明します。
「ブリティッシュメイド オリジナルコレクションの第一弾として3型のシャツを制作し、おかげさまで好評をいただきました。今回はそのいずれとも違う、新しいシャツを作りたいと思っていたところ、頭に浮かんだのが“シャツブルゾン”という着想。夏にも着られる涼やかな着心地で、ブルゾンのように着映えするシャツ。近年一般的になっているオーバーシャツとはひと味違う、新鮮な顔つきのシャツ。そんなイメージを形にしました」
今までにない使い勝手のトップスは新鮮さ満点。この一枚で、夏の装いが変わること請け合いです!
「ブリティッシュメイド オリジナルコレクションの第一弾として3型のシャツを制作し、おかげさまで好評をいただきました。今回はそのいずれとも違う、新しいシャツを作りたいと思っていたところ、頭に浮かんだのが“シャツブルゾン”という着想。夏にも着られる涼やかな着心地で、ブルゾンのように着映えするシャツ。近年一般的になっているオーバーシャツとはひと味違う、新鮮な顔つきのシャツ。そんなイメージを形にしました」
今までにない使い勝手のトップスは新鮮さ満点。この一枚で、夏の装いが変わること請け合いです!
リゾートシャツとシャツブルゾンを融合させた新規軸
BRITISH MADE - プルオーバーシャツブルゾン「ワイト」 (コットン) *アルビニ
BRITISH MADE - プルオーバーシャツブルゾン「ワイト」 (コットンリネン) *テッシトゥーラ モンティ
BRITISH MADE - プルオーバーシャツブルゾン「ワイト」 (コットン) *テスタ
BRITISH MADE - プルオーバーシャツブルゾン「ワイト」 (コットンリネン) *テッシトゥーラ モンティ
BRITISH MADE - プルオーバーシャツブルゾン「ワイト」 (コットン) *テスタ
「ワイト」と名づけたこちらのシャツブルゾン。モデル名は、イギリス南部に浮かぶ「ワイト島」にあやかったものです。バカンスの名所としても知られる同地のイメージにふさわしく、リゾートムードなリラックス感が薫るたたずまい。ゆったりした身幅とプルオーバー型のデザインは、イタリアのカプリシャツにも通じるものがあります。
「リゾート発祥で夏のタウンウェアとしても浸透しているシャツといえば、イタリアのカプリシャツが定番ですが、そのイギリス版があったら面白そう……そんなアイデアが、『ワイト』の出発点でした。カプリシャツと同様のプルオーバーにし、身幅はこれまでのシャツよりもゆったりめに設計することで、リゾートムードなリラックス感を表現。ただし襟周りはイタリア的な開襟ではなく、レギュラーカラー&前立てつきのデザインにすることで、ブリティッシュな表情に仕上げています」(四方さん)
こうして製作がスタートした「ワイト」ですが、サンプルを作り込む段階でさらなるアイデアが。
「プロトタイプのサンプルが上がってきたときに、“もうひとヒネリあったほうがいいな”と感じたんです。思案するうちにたどり着いたのが、シャツブルゾンというアイデアでした。具体的には、裾にドローコードをつけて絞れるようにしたり、カフスの仕様を変えることでブルゾン感を表現しています。つまり『ワイト』には、“リゾートシャツ”、“シャツブルゾン”というふたつの要素がミックスされているということになりますね。言い方を変えれば、そのどちらにも振れるということ。素肌に一枚で着て、裾のドローコードを緩めればリゾートシャツとして着られますし、Tシャツをインしてドローコードを絞れば夏の新感覚アウターとして活用できます。服装がマンネリ化しやすいこれからの季節だからこそ、使い勝手のよさを実感していただけると思います」(四方さん)
イタリアの名門メーカーが手がけた“掘り出し物”な生地を採用
今回、「ワイト」を製作するそもそものきっかけになったのは、千載一遇ともいえるシャツ生地との出会いでした。
「ある日、いつもブリティッシュメイド オリジナルウェアコレクションの製作をサポートいただいている会社から『ちょっと特別な生地があります』との一報が。足を運んでチェックしてみると、服飾業界では知らない人がいないほどの名門インポート生地がずらりと並んでいたんです。聞けば、その会社がストックしていた生地とのことで、とてもリーズナブルな価格で卸していただけるとのことでした。これを活用しない手はないだろう!ということで、シャツの新型を企画する運びになったというわけです」(四方さん)
四方さんがチョイスしたのは写真の3種類。いずれもイタリアのシャツ生地メーカーが手がけたもので、左は「アルビニ」社製のファブリック。コットン100%で、繊細さとハリコシを両立した見事なクオリティです。中央は「テッシトゥーラ モンティ」社によるコットンリネンのシャンブレーで、サラリとした肌触りが夏に最適。右は「テスタ」社のコットンツイルで、珍しいグレーストライプ。糸を紡績する前の“わた”のような状態で染色を行った「トップ糸」を使用することで、奥行きのあるグレーの発色を叶えています。
襟周りはあくまでブリティッシュテイストに
前述のとおり、襟周りのデザインはブリティッシュを基調としています。
「1960年代のヴィンテージシャツを参考にデザインしました。襟羽根の外側をカーブさせ、体に沿わせる形にしていますが、これはブリティッシュメイドのドレスシャツ『ロンドン』にも共通する特徴ですね。やや小ぶりのレギュラーカラーに設定し、第1〜2ボタンを開けたときの美しさにもこだわりました。極力薄く柔らかい襟芯を採用することでリラックス感を高めているのも特徴です。またフロント部分は、これまでのシャツと同様に表前立て仕様にしてブリティッシュに。同じプルオーバーでも、ループ状のタブでボタンを留めるカプリシャツに比べて端正な顔つきになっています」(四方さん)
クラシック感をキープする共生地ドローコード
「ワイト」の大きな特徴である裾のドローコード。好みに絞ることでシルエットを調節できますが、よくあるゴム紐ではなくシャツと共生地にしているところがポイントです。
「デザイナーズ系のブランドで時折ドローコードつきのプルオーバーを見かけることがありますが、それらは大抵ゴム紐でカジュアル感強め。『ワイト』は大人のエレガンスを表現したかったので、共生地のドローコードを採用しました。スポーティだけれどクラシックなバランスに仕上がり、満足しています。ちなみに紐は内部でクロスさせていて、引っ張りやすさにも配慮しました」(四方さん)
カフスの仕立てはブルゾンテイストに
カフスはスクエアカットで、ここも英国らしさを意識。ただし、カフス上の“開き”部分に「ワイト」ならではのアレンジを施しています。
「よく見ると剣ボロがなく、生地を折り返してステッチで留める仕立てになっていることがわかるはず。これによってブルゾン感をアップさせています。それから“開き”の長さをシャツよりも短めにし、カフスの大きさもやや小ぶりにすることでロールアップしやすく設計しました」(四方さん)
エレガンスを醸し出すバックギャザー
ブルゾンテイストを取り入れてスポーティに仕上げる一方、エレガンスも重視。それを象徴するのが、バックヨークの下に走るギャザーです。
「こちらもヴィンテージシャツにインスピレーションを得て採用しました。ビスポークのドレスシャツにも用いられるデザインで、ギャザーが生み出すドレープが優美な後ろ姿を演出します。その魅力をさらに引き出すため、ヨークのラインをカーブさせて曲線美を強調しました。シャツが主役になる夏だからこそ、こういったところにもこだわりたかったんです」(四方さん)
夏アウターの新規軸として注目したいシャツブルゾン
ところで、“シャツブルゾン”というアイテムがいまいちピンとこないという方もいるのでは。四方さんいわく「次なるアウターシャツとして今、大注目しているアイテム」とのこと。
「シャツブルゾンとは読んで字のごとく、“シャツ生地を使ったブルゾン”のこと。普通のブルゾンはせいぜい初夏までしか着られませんが、シャツブルゾンはその軽さ・涼しさゆえ、袖をロールアップして真夏まで活用できるのが魅力です。アウターとして着るシャツといえばオーバーシャツが近年定番化していますが、シャツブルゾンはひと味違った顔つき。オーバーシャツに飽きた方には、とても新鮮に映るアイテムだと思います」(四方さん)
「さらに『ワイト』はリゾートテイストをミックスしたプルオーバー型のため、より鮮度を感じていただけるはず。Tシャツの上にサラリと羽織るだけで、洒脱な夏の装いが完成しますよ」(四方さん)
四方さんが実践! 「ワイト」のコーディネート実例
リラックス感と都会の洗練を同居させて
シャツ BRITISH MADE - プルオーバーシャツブルゾン「ワイト」 (コットン)
トラウザーズ BRITISH MADE - オフィサーパンツ「ポーツマス」 (ウール)
Tシャツ BRITISH MADE - マルチパックT
シューズ JOSEPH CHEANEY - ケンゴン Ⅱ R
モデル身長:178cm 着用サイズ:M
トラウザーズ BRITISH MADE - オフィサーパンツ「ポーツマス」 (ウール)
Tシャツ BRITISH MADE - マルチパックT
シューズ JOSEPH CHEANEY - ケンゴン Ⅱ R
モデル身長:178cm 着用サイズ:M
「3つの生地で製作した『ワイト』のなかでも、このグレーストライプは都会的なイメージが強い一着。それを活かすため、グレースラックスと合わせてスタイリッシュさを意識しました。足元も黒のレースアップシューズで大人っぽくまとめています。至極シンプルなコーディネートですが、ドローコードで絞った裾で新鮮な印象に見えますね」(四方さん)
気負わずきちんと見えるサマーカジュアル
シャツ BRITISH MADE - プルオーバーシャツブルゾン「ワイト」 (コットン)
トラウザーズ BRITISH MADE - オフィサーパンツ「ポーツマス」 (コットンドリル)
Tシャツ BRITISH MADE - マルチパックT
シューズ JOSEPH CHEANEY - ハワード R
モデル身長:178cm 着用サイズ:M
トラウザーズ BRITISH MADE - オフィサーパンツ「ポーツマス」 (コットンドリル)
Tシャツ BRITISH MADE - マルチパックT
シューズ JOSEPH CHEANEY - ハワード R
モデル身長:178cm 着用サイズ:M
「サックスブルーストライプの『ワイト』にオフィサーパンツを合わせたスタイリングは、夏のタウンカジュアルをイメージしたもの。ゆったりとしたシルエットのシャツブルゾンは風もよく通し、暑さが厳しい日でも快適に過ごせます。Tシャツ一枚よりもきちんと見えるので、レストランや美術館など大人っぽいロケーションにも映えますよ」(四方さん)
ドローコードを緩めてリゾートシャツ風に
シャツ BRITISH MADE - プルオーバーシャツブルゾン「ワイト」 (コットンリネン)
ショーツ BRITISH MADE - グルカショーツ「ホワイトホール」 (コットンドリル)
シューズ JOSEPH CHEANEY - ペンザンス Ⅱ
モデル身長:178cm 着用サイズ:M
ショーツ BRITISH MADE - グルカショーツ「ホワイトホール」 (コットンドリル)
シューズ JOSEPH CHEANEY - ペンザンス Ⅱ
モデル身長:178cm 着用サイズ:M
「こちらはリゾートシャツとして『ワイト』を活用してみました。カプリシャツ感覚で素肌に着ていますが、その際は裾のドローコードを絞らないのがおすすめです。当初は意図していなかったのですが、シャツブルゾンとリゾートシャツの2WAYで着られるところが『ワイト』ならではの魅力ですね。グルカショーツとグルカサンダルを合わせて、ブリティッシュリゾートな趣に」(四方さん)
カプリシャツをブリティッシュに解釈し、さらにスポーティなブルゾンの要素も盛り込んで完成した「ワイト」。こう聞くと、なんだか奇抜なアイテムに思えてしまうかもしれません。しかし四方さんは「あくまで大人のベーシックウェアとしての使い勝手にこだわりました」と強調します。
「今回の例をご覧いただければ一目瞭然かと思いますが、スタイリングに特別なテクニックは一切必要ありません。普通のシャツ、あるいはブリティッシュメイドの定番であるオフィサーシャツと同じ感覚で着ていただくだけで着こなしが成立します。それでいて、デザインの目新しさで装いを簡単にアップデートできます。我ながら、とても便利なアイテムができたなと思っています。ぜひ気軽にトライしてみてください」 (四方さん)
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